2008年5月21日、5月23日に国際講演「ドイツWDVS協会を迎えて」が開催されました。

国際講演 ドイツWDVS協会を迎えて「外断熱による地球温暖化防止と長期耐用住宅」が開催されました。

  • 2008年5月21日国際講演 ドイツWDVS協会を迎えてin 名古屋
  • 2008年5月23日国際講演 ドイツWDVS協会を迎えてin 東京
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Program

講演1「地球環境への大いなる貢献-WDVS50年の軌跡-」
ドイツWDVS協会専務理事Dr. Wolfgang Setzler氏
講演2「日本に於ける湿式外断熱」
お茶の水女子大学名誉教授 田中辰明氏
講演3「暖房設備のいらない介護サービス施設」
タカネヒューマンサポート専務取締役
介護サービス施設「桜ハウス玉川」事業所長 田代 育夫氏
講演4「ヒートブリッジ対策の重要性」
Schock社 Maecesl Louis Besoc氏

5月21日国際講演 ドイツWDVS協会を迎えてin名古屋は 外断熱推進会議宮坂専務理事の司会で始まりました。

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宮坂専務理事

冒頭、主催者を代表して挨拶をした、外断熱推進会議事務局長の堀内は、 「7月7日から始まる洞爺湖G8サミットにむけて、京都議定書を制定した国、日本 においてこのようなセミナーを開催することは大変意義のあることと思います。 今年より京都議定書で決まられた温暖化効果ガス削減の約束年がスタートしました。 温暖化効果ガスの発生を1990年比で6%削減する義務を負っています。しかしな がら、温暖化効果ガスの発生は増え続けております。

政府は、室温の上げ下げによる国民の我慢や排出権取引などにより急場をしのごうと していますが、効果的な解決策には程遠い現状であります。・・・・・・

昨年ドイツで開催された、「ハイリゲンダムG8サミット」では、地球温暖化防止に 向けて“各国が建物の断熱を強化する”ことが宣言として承認されています。 本日の講演会は、7月7日から始まる環境サミット~「洞爺湖G8サミット」にむけ て、建築が出来ること、外断熱の必要性について、ドイツにおける取り組みを知る良 い機会かと思います。」と開会にあたって挨拶をしました。

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名古屋会場

セミナーは、ドイツWDVS協会(湿式外断熱協会)のゼッツラー専務理事の基調講演 「地球環境への大いなる貢献-WDVS50年の軌跡-」で始まりました。

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ゼッツラー博士

ゼッツラー博士の講演で、2020年より無暖房住宅(パッシブハウス)がドイツの省エ ネ基準(最低要求基準)になるという衝撃的な発言があった。

ドイツの省エネ基準(義務化)

1977年実施200 kWh/m2・a
1984年実施150 kWh/m2・a
1995年実施100 kWh/m2・a
2002年実施70 kWh/m2・a(現在の省エネ基準)
2009年予定50 kWh/m2・a
2012年予定35 kWh/m2・a
2020年予定15 kWh/m2・a(パッシブハウス)
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『省エネ法が建築の基本を変える』

また、環境に貢献しながら自分にも利益を!として『省エネ収入という考え方』を披 露されました。

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『省エネ収入という考え方』

次に、お茶の水女子大学名誉教授(外断熱推進会議 副理事長)より『日本における 湿式外断熱』と題した講演が行われました。

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田中辰明博士

昨年の6月14日、15日の両日ベルリンで開催されたドイツの湿式外断熱協会の創 立50周年記念大会には、田中辰明先生も招かれ日本の現状を報告しておりますが、ド イツ国土交通省の事務局長、環境省の事務局長、ベルリン市都市計画局の局長が出席 し発言しています。

ドイツ国土交通省のカスパリック事務局長は「外断熱を今こそやらなければいつやる のだ!」と檄を飛ばし、環境省のクルーク事務局長は、ドイツのハイリゲンダムで行 なわれたサミットの宣言を引き合いに出し、「地球温暖化防止の為に外断熱が絶対に 必要である、今すぐに行動に」と述べ、ベルリン市都市計画局のレーパー局長は、新 築はもとより改築も外断熱はベルリン市の美化に役立つ、省エネルギーのためにも外 断熱を前進させよう!」

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湿式外断熱協会の創立50周年記念大会

この発言は、我が国でも当然語られなければならない重要な内容です。 昨年ドイツで開催された、「ハイリゲンダムG8サミット」においては、地球温暖化 防止に向けて“各国が建物の断熱を強化する”ことが宣言として承認されています。 また、田中先生は外断熱規格の必要性や非定常熱湿気同時移動解析プログラムを紹介 し、内断熱の問題点を紹介しました。

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外断熱規格の必要性 田中辰明博士
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非定常熱湿気同時移動解析プログラム 田中辰明博士
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田中先生が作った回転式空調実験室
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同時期にドイツのフラウンホーファー建築物理研究所で作られた実験装置

次に、講演したタカネヒューマンサポート専務取締役・ 介護サービス施設「桜ハウス玉川」事業所長 田代育夫氏から、 「暖房設備のいらない介護サービス施設」について、 詳細な説明がありました。

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講演する田代所長
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「桜ハウス玉川」の施設概要)

講演の中で、外断熱(無暖房)化によるコストアップが、1,500万円。外断熱 (無暖房)化による冷暖房費の削減が、年間250万円。1,500万円/250万円=6。 すなわち、無暖房住宅にかかった費用は6年間で回収できて、その後は収益 に変わるとの紹介がありました。

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無暖房住宅の収支計算

次に、ドイツから来日した断熱バルコニー用金物メーカーSchock(ショック) 社のMarceasl Louis Begoc(マルセル ルイ ベゴック)さんから、 バルコニーのヒートブリッジ(熱橋)対策の重要性と具体的な製品紹介が行われ ました。

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Schock社のMarceasl Louis Begocさん
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Schock社の施工状況を示すイラスト
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Schock社のヒートブリッジ(熱橋)対策 の部材
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ヒートブリッジ(熱橋)対策の事例

5月23日(金)に会場を名古屋から、当法人の事務局がある東京都港区芝公園の 機械振興会館に移し、地下2階の大ホールにおいて 「国際講演 ドイツWDVS協会を迎えてin東京」が開催されました。

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受付風景

会場は、定員250名でしたが定員を超える申込があり、 予備席を用意する盛況でした。

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会場風景

また、休憩時間には会場ホールに設置した外断熱の模型を見て外断熱工法について質 問が集中しました。

セミナーは、最後に当法人理事長 竹川忠芳の挨拶で終わりました。

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閉会の挨拶をする竹川

セミナー終了後、Schock社のMarceasl Louis Begocさんと ゼッツラー博士が、事務局によりました。

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Schock社のMarceasl Louis Begocさん
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ゼッツラー博士との記念写真 左から田村北陸支部長、事務局長堀内、ゼッツラー博士

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投稿者 sotodan : 2008年05月29日 18:36