田村浩一の言わせてもらいます VOL.6
入院雑感(2006.3.20)
突然ですがアルロイドG アルサミン液 トロビン液 オメプラール内服ってなんだかわかりますか。わかる人はかつて、あるいは現在消化器系統、特に胃の病の経験のある方です。これらは薬の名前で、2月末に5日間取手のT病院に胃のポリープ切除手術のため入院したときに服用した薬類です。いづれの薬も苦くないし喉にも抵抗のない薬でした。ポリープ切除の跡は人工的に潰瘍ができたためこれを治癒さすために飲む胃の内壁保護のための薬でした。
2年前の定期健康診断時のバリウム検査で「要精密検査」となり胃カメラ検査の結果Yシャツのボタン位のポリープが発見されグループⅢ(すぐガン細胞に移行する危険はないが看過できないレベル)と診断されました。ガン細胞への移行は今は心配ないが定期的なカメラ検査が必要と言われました。その後、6ケ月に一度の検査をし、進行がないことが確認されましたがこの2月に切除することが決まりました。スネアー(針金のようなもの)を胃カメラから出してポリープの茎の基を縛り電気を通して切除する治療です。(通常EMRと呼ばれるそうです)
この胃カメラのことですが管を通す前に喉に麻酔をかけるのですがむせて管がうまく入らないし苦しい。看護婦が肩の力を抜いて鼻で息をして、と言うのですがうまくできません。先生も「少し休もうか」と言われ、やっと内視が終わりました。苦しくて初めはモニターを見る余裕がありませんでした。(モニターで自分の胃の内部を直接に見ながら患部を特定できるがカメラの管を飲むのが私には辛かった。(苦しくない飲み方をどなたか教えて欲しいと思います。)胃カメラの管を数ミリに細くするとか観察は断層写真でやるとか、もっと患者の負担が少なくなるような方法がないものかと思います。(医療機器の開発に期待します)
切除当日はポリープの大きさや位置の特定、切除器具の固定など夢中の時間でしたが、付き添った家内の話では40分くらいかかったそうです。その間モニターで胃の内部を観察しながら、先生の「今取れた」、の瞬間に立ち会いました。ストレッチャーに乗せられてそのまま病室に運ばれました。左腕に点滴の針が固定され丸2日は経口食事はなしで点滴だけでした。3日目からやっと食事がでたのですが初めは重湯、3分粥、5分粥と進んで5日目に退院しました。入院中飲んだ薬が初めに書いた薬品です。
最近はインフォームドコンセントが進んで患者に与える薬の名前や役割はカラーコピーで渡されます。以前に比べて随分と改善されましたが入院当日の点滴の役割の説明はありませんでした。患者はもっと積極的に看護婦や医師と会話する勇気を持つ必要があるのではないかと感じました。6人部屋でしたが他の5人の方は何も説明されないままベッドに拘束されているのかもしれません。
どうしても患者は弱い立場になるのですが知る権利や治癒の意識はもっともっと強く持ってもいいのではないかと思います。健康管理は全て自己責任。入院して初めて健康の有り難さを実感します。なんでも病を得ると落ち込むのが普通です。でもなったものは仕方がない。腹を決めて強い意思で直すことに貪欲になる。難しいことですが退院した今、そんなふうに思います。
最後になりましたが私の正式病名は「内視鏡的胃粘膜の切除術(その他)」でした。
以 上
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投稿者 sotodan : 2006年03月22日 12:17
