バッキィーWatabe:essay vol.03

「ファラオの呪い(?)」の巻。

わーい、このエッセイに反応がありました。Vol.1の内容に概ね賛同しつつも、「老害と納豆菌は関係ないと思います(笑)」との見事なツッコミ、Mさん本当に有難うございました。18歳まで関西で育ったもので、ボケをかましているのに誰もツッコンでくれないと、ヒジョーに寂しく感じてしまうのであります。どーか皆様、遠慮なく、どんどんとツッコミを入れてやってください。お願いいたします。

さて、今回の本題ですが、子供の頃「おっかねー」と思ったお話のひとつに“ファラオの呪い”がありました。少年雑誌独特のオドロオドロしいイラストに、恐怖をあおる文体。文章の最後は大抵、「まだ、世界には科学では解明できないナゾが、無数に存在するのだ。」という感じで結ばれる・・・。

“ファラオの呪い”とは、ツタンカーメンのピラミッドの発掘調査に参加した学者たちが、次々とナゾの病気に罹り、苦しみながら死んでゆく、というもの。
なーんて、覚えていたように書いているけれど、実は、山岡さんの本を読んで「あった、あった、そんなハナシ」と、思い出したんでありますが。これ、とっくに“科学で解明”されていたんですね。
“呪い”の正体は、カビ。それも何千年も乾燥しきった空間で息を潜めていて、探検隊の呼吸などで水分を得ると、いきなりブワッと繁殖を始めるという、エイリアンのように強烈なヤツ。
「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」という感じですが、カビの恐ろしさを物語るエピソードでもあります。もちろん、カビにも鰹節やチーズづくりに役立つ善玉から、上の話にある超悪玉までイロイロありますが、家の中に生えるカビは、ダニのえさとなって繁殖を助長してしまうという意味で、悪玉です。

結露がカビを生み、ダニが繁殖し・・・というメカニズムの話は専門家にゆずるとして、僕はその恐ろしさを「内断熱マンション」で実感したことがあります。以前、とある知り合いのお家にお邪魔したときのこと。おチビちゃん2人がひどいアトピーと聞いて、「へー、大変ですね」なんて話しているうちに、こちらが何だかムズムズとし始めたのです。実は僕も嫁も、やや敏感肌。特に嫁の方は、少し刺激のある化粧品を使うと、思いっ切りかぶれたりします。
床に腰をかけていたのですが、手を置いている絨毯の毛足の間を見ると、びっしりとホコリのようなモノがつまっている・・・。早々に退散して帰り、速攻でシャワーを浴びたのですが、なかなか肌のムズムズ感と、のどのイガイガ感は治りませんでした。
慣れている“大人”には大丈夫でも、抵抗力の弱いおチビちゃんたちにはキツい室内環境だなと、思いました。

この話には後日談があります。「アレルギーを防止する効果がある」とうたっている外国製のクリーナーのパンフレットを送ったところ、「内政干渉です!」という感じで、先方の奥様を怒らせてしまい、ちょっとの間、口もきいてもらえませんでした。
僕の“善意のつもり”は、時々、こうして的を外した“ただの余計なお世話”になるようです。気をつけますです、はい。さて、次回は「求む、大富豪!」の予定です。


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投稿者 sotodan : 2006年02月16日 09:06