バッキィーWatabe:essay vol.02

『日本のお風呂は世界一(?) 』の巻。

普段はシャワーでさっと体を流し、シャンプーするだけなのですが、年末には、久しぶりにたっぷりとお湯を張り、ゆったりと浸かりました。温泉の素などを入れて、温まっていると、「うー、極楽、極楽」と、年寄りくさい独り言をつぶやいてしまったりします。
そして「日本のお風呂は世界一」かぁ、あのCMのコピーライターさんは上手いねぇ、と、感心していました。

ところが。湯船から一歩出ると、洗い場のタイルが冷たい!脱衣場が寒い!「これは、もうちょっと年を取ったら、ヤバイぞ」と、本気で思いました。ま、僕が今住んでいるのは、築47年という“古民家”(もちろん、無断熱)なので、ちょっと極端なのかもしれません。でも、福岡で住んでいた”内断熱マンション“でも、程度の差こそあれ、「ヒートショック(温度差によるショック)」は、やっぱりありました。

正確なデータが手元に無いので、ハッキリとしたことが言えないのですが、以前TVか何かで、「高齢者の死因のトップクラスに、お風呂やトイレでのヒートショックがある」と、聞いたことがあります。
実際、僕の知り合いには、お祖父さんやお祖母さんが「お風呂で亡くなった」とか、「トイレで倒れ、亡くなった」という人が結構、数多くいます。
これでは「日本のお風呂は世界一あぶない」になりかねません。解決策はただひとつ。
家中の温度を一定に保ち、ヒートショックを防ぐこと。そのために“外断熱”が有効なことは、僕は身をもって体験済みです。

去年の真冬のある日、我が家から歩いていける外断熱マンションにお住まいのM御夫妻のお宅に(招かれたワケでもないのに、あつかましく)お邪魔したことがあります。
それまでモデルルームや竣工済物件しか体験したことが無かったため、「実際の住み心地を確かめたくて」お願いしました。突然の電話にもかかわらず、Mさんは快諾してくださいました。そして「前の日からパネルヒーターを切っておきますから、その状態で体験してみてください」とのご提案がありました。

当日は快晴、強風。歩いていて、耳がちぎれそうになる寒さでした。オートロックを開けてもらい、館内に入った瞬間、「あ、何だかこれまでのマンションとは違う」と感じました。エレベーターを降りた内廊下は、もうすでに“お部屋の中”のような快適さ。
ご夫妻は、この“押し掛けゲストを”温かく迎えてくれました。それと同じくらい、お部屋は暖かかったです(しかも、一切の暖房無しで!)。リビングはお日様が入って、まるで“陽だまり”。キッチンや他のお部屋も、変わらない快適さとのことでした。
お暇する前に、究極の無遠慮さで、(さすがに「お風呂見せて」とは言えず)トイレをお借りしました。本当に、まったくヒートショックはありませんでした。


しっかーし!何もかもが、良い事尽くめではない事もまた、実感しました。長っ尻をして、ヌクヌク状態になっていた僕の体は、エントランスを出たとたん、そのあまりの落差に悲鳴を上げたのです。
「こりゃあ、よっぽどお洋服選びに気をつけないと“エントランス・ショック”をおこすぞ」と思いました。そんな言葉は聞いたことが無いって?ハイ、僕が勝手に作った“新・外断熱用語”であります。
外断熱マンションにお住まいの皆様、エントランス・ショックには十分に気をつけて、元気にお過ごし下さい(そんなこと住民の方々は十分に承知ですね。はい、釈迦に説法でした。失礼)。

さて、次回は「ファラオの呪い(?)」の巻の予定です。


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投稿者 sotodan : 2006年02月01日 18:30