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2005年08月31日
声の広場
声の広場 ホームページのリニューアルに当たり皆様の様々なご意見・ご感想などを取上げて行きたいと考え「声の広場」を設けました。外断熱について知りたいことや,外断熱推進会議の活動について,外断熱建物の体験報告などなど,お気軽にご質問・ご意見・ご感想をお寄せ下さい。
このコーナーでは,オープンに皆様のご意見等を取上げていきます。メールにてご意見をお寄せ下さい。
メールアドレス:info@sotodan-npo.org
投稿者 sotodan : 03:32
2005年08月23日
IT会員のお申込フォーム
IT会員のお申込フォームです。以下のフォームに必要事項を入力の上送信してください。
※は必須です。
投稿者 sotodan : 04:07
そもそも『外断熱』とは 廣口征男
2005年6月20日
NPO法人 外断熱推進会議理事・関西支部長
廣口征男
ユーザーからの問いかけ
とある一般のユーザーからの問いかけ、 「外断熱の家とか最近よく聞きますが外断熱って何なのですか?」 あなたならどう応えますか? おそらくその方のイメージには木造(または鉄骨造)の戸建モデルの展示場や折込みチラシに謳われた『外断熱』の3文字がベースにあることは会話のプロセスで容易に想定できた。「いやあれは「外断熱」じゃなくて「外張り断熱」なのですよ。あなたの認識は間違っていますよ」と水を掛けてしまいますか?
次に予測される反応が来たときの、私の答が充分には用意できていないための戸惑いがあった。
「じゃあ、あれは消費者を惑わす嘘の誇大広告になりますね・・・」
この素朴な疑問に、あなたならどうしますか?
一般の人の素朴な問いかけに専門家として単純に応えてあげることの難しさを味わった。
裏を返せば専門家が自ら組み立てた理屈を正しく社会に浸透させていくためには、しっかりとしたキャッチコピーを一般の人(ユーザー)向けに準備しておくことの重要さを改めて思い知らされた一幕でもあった。
「外断熱」の定義
現時点における「外断熱」のオーソライズされた定義は次の通りである。 日本建築学会の定義によれば JASS 24 断熱工事(建築工事標準仕様書・同解説)「外断熱工法」は外壁や屋根などの構造体の屋外側に断熱層を設ける工法で、構造体の熱容量や熱伝導率の大きい鉄筋コンクリート造・組積造建築での内断熱工法と区別して使用するとある。 また「外張り断熱工法」は在来木造・枠組み壁工法・鉄骨造等熱容量の小さい躯体の外側にボード状の断熱材を使って断熱層を設ける工法であり、同躯体の柱間に断熱材を充填する工法を「充填断熱工法」と称している。上記の定義を否定する訳ではないが、外断熱・内断熱・外張断熱・充填断熱工法などの呼び名は一般のユーザーには大変解り難いし、また室内住環境との関連性においても夫々の違いの実像が掴み難いことも事実であろう。
一方現状においては、『外断熱工法』が従来の方法に比べて大変優れた工法であるというイメージを伴って、躯体の如何を問わず普通名詞として使われてしまっているのが実情である。
いくつかの関係団体では学会の定義に忠実にその区別を、明確に打ち出して一般に理解してもらうための努力を続けておられる事もよく承知している。
にも拘らず、と言う事になるのだが、一般の認識と専門家の認識のズレをどうするのか、これは放置したままで過ごせる問題ではないと考えている。
危惧すること
私が一番危惧することは、しっかり計画された「外張り断熱」までもがいわゆる『外断熱』に比べてワンランク下というイメージで看做されてしまう・・・、あまり好ましくない状況にあるということである。あのハンス・エーク氏の無暖房住宅だって基本的には「木造外張り断熱+充填断熱+断熱補強」なのである。
現状の社会通念で『外断熱』が省エネ・健康・快適・高耐久住宅の代名詞的な意味合いで人口に膾炙されている現状を、是とするか否とするかは両論あると思われるが、私はここで敢えて「是」とする私見を述べたい。
現実的にはいわゆる「外断熱」も「外張り断熱」もしっかりした断熱層と防湿層を設けることによって省エネ性・快適性・高耐久性を実現できることに変わりはない。
仮説の提案
学会の定義とはいささか異なるが、視点を変えて水蒸気(熱を含む)を主役に置いた仮説を唱えてみたい。 一つの考え方として、外壁の構成要素の中で水蒸気が最も通り抜けにくいところ(コンクリート造ではRC壁、木・S造では室内側の防湿気密フィルム)の屋外側に一定の基準以上の断熱層を設ければ立派な『外断熱工法』である、と定義づけることが出来るのではないだろうか。(勿論開口部を閉じたときの気密性等は配慮すべき要件ではあるが)大切な構造体である躯体(RC造ではコンクリート、木・S造では柱・梁・壁)が外気温湿度に左右されず、室内温湿度に同調するシステムであれば『外断熱工法』であるという大枠の括りの方が、一般消費者に余計な誤解を与えないで済むのではないだろうか。
そして、次のステップとして、RC造と木造・S造の違いについてはRC造の方が躯体の蓄熱量が木や鉄に比べて遥かに大きいので、外断熱の効果がより高まるという論理的な整理をしてみては如何であろうか。
要するに、環境面においても快適性においても優れものである『外断熱』の住宅が、より広く早く国内に普及することが、地球にも国家にも住まい手にとっても大事なことであり急務であるとするならば、言葉の定義の問題では無いと思われるのだが・・・。
蛇足ではあるが、日本の住宅の大半は木造なのである。
EIPCの活動として、全ての構造体を対象にしたいわゆる『外断熱』の基準性能を取りまとめ、日本型『外断熱』の正常な定着をリードしていくことが、新たな役割として見えてくるのではないだろうか。
投稿者 sotodan : 02:44
理事就任にあたって 北島 謙
外断熱推進会議 理事 北島 謙
建築への道
「東京で死にたい」という生粋の江戸っ子の祖母に連れられて、宮城県の疎開先から東京渋谷の自宅に帰って間もなく、「東京大空襲」に遭いました。当時米軍の空襲が激しい時期で、空襲警報が鳴る度に、庭に掘った防空壕に逃げ込むのが日課になっておりましたが、その日は「大本営発表」により、所定の場所へ避難する様警告されました。当時近所にあった東京教育大学(現筑波大学)体育学部のコンクリート製体育用具倉庫が避難場所になっており、大勢の人が避難しました。倉庫の外では高射砲の音が鳴り響き、皆恐怖に震えておりました。突然祖母が私の耳元で「もう家は焼けているかもしれないよ。」とつぶやくのを聞き、私は悲しくなりました。
長い避難時間が過ぎ、空襲警報解除のサイレンが鳴り、我々は憔悴して家路をたどりました。家に帰ってみると驚いた事に、我が家は焼けずに毅然として建っているではありませんか。我が家の近所だけ辛うじて焼失を免れたのです。木造平屋建ての小さな家ですが、あの時ほど我が家をいとおしく思った事はありません。この感動が私を建築の道に導いたのかも知れません。
設計事務所
1年浪人して早稲田大学建築学科に入学、昭和38年に卒業後、約40年間設計業務に携わって参りました。その経験から感じる事は、日本人は建物を建てる時、設計事務所に相談する習慣が少ないと言う事です。住宅の場合は工務店又はハウスメーカーに、ビルの場合は建設会社に直接相談するケースが多いのです。これは日本人の国民性と、設計事務所の力不足に原因があると思います。我々に設計を依頼される方の中に、設計施工に物足りなさを感じた方と、過去に設計施工でトラブルを経験された方が多いのですが、設計と工事は分離する方が、安くて高品質のものが得られるという考えを最初からお持ちの方は少ないようです。本来、設計事務所と建設業者は良い建物を造ろうと協力する訳ですが、業者の体質によっては、必ずしもうまくいくとは限りません。良心的な会社、利益最優先の会社、技術力の乏しい会社等色々ですから。従って、設計監理という業務はいかに経験と能力と忍耐力が必要か御理解頂かなくてはなりません。
外断熱
外断熱を基本とした「省エネルギー化」は、地球規模から考えても必要な事であり、私もその方向を目指して設計活動を続けたいと思っております。特に住宅、共同住宅、病院、老人施設などについては、結露によるカビの影響が大きく、出来る限り設計に盛り込みたいと思います。しかしながら、既存建物の改修については慎重を要します。遠からず大規模地震発生の可能性がささやかれる今日、人命を守る観点から耐震補強が優先されるのは止むを得ません。設計上耐震補強が不要と思われる建物でも、工事記録を精査し、安全を確認した上で外断熱工事を行うべきでしょう。お金を無駄にする事になりますから。さて、最近私は会う人毎に外断熱の必要性を説明し、とりあえず「外断熱からはじまるマンション選び!」を読むように説得しております。又、可能性がありそうな物件も出てきておりますので、皆様に良い報告が出来る事を楽しみにしております。
以上
投稿者 sotodan : 02:40
副理事長の抱負 田中辰明
はじめに
2005年2月に京都議定書が発効した。温室効果ガスの排出削減の目標数値が先進国に義務付けられた。現在、温室効果ガスの一つである二酸化炭素が全世界で年間約230億トンも排出されているという背景がある。この状況が続くと、今世紀末には地球の平均気温が最大で5.8℃も上昇するという。
京都議定書では、2008年から2012年までに、先進国全体の排出量を1990年に比べて少なくとも5%削減(日本は6%)することを規定している。人口の集中した大都市では、建物の密集やアスファルト等の舗装面の拡大、消費エネルギーの増大によってヒートアイランド現象を初めとする熱環境の悪化が著しい。
こういう現象を抑止するには勿論、あらゆる面で省エネルギーは絶対に欠かせない事柄である。わが国で産業用に使用されるエネルギーは消費量が増大すれば製品コストにかかってくるので、コストの削減のために、自然に省エネルギー対策が進むが、民生用エネルギー消費は必ずしもそうではない。むしろ、わが国ではより快適な生活を求めて、またライフスタイルの変化に応じて昭和48年の石油危機の後から今日に至るまでエネルギー消費は増大を続けている。
二酸化炭素排出削減のために燃料電池が有効であるとして、経済産業省は平成17年度25億3000万円の補助を決めている。高効率機器の導入開発という点で期待はされるが、もっと単純でかつ効果の大きい省エネルギー方法、"建物の断熱化“にも力を入れて欲しいものである。
2.外断熱工法の特徴
コンクリート建築の外断熱工法には次のような長所がある。
- 断熱材が建物躯体の外側にあるので、建物が服を着たようになり外気温度や日射の変動から保護される。したがって建物躯体にひび割れが入りにくい。
- コンクリートの熱容量が室内側に入るので、暖房が切れても急激に室温が変化しない。同様に夏季は冷房が切れても急激に室温が上昇することは無い。すなわち快適性に富む。
- 室内から屋外にスムーズに水蒸気が抜け、壁体の内部に結露を起こすことがない。従って壁内結露を起こすこともなくカビが生えない。カビを餌として集まってくるダニの被害からも解放される。
- 既存の建物に断熱改修を行いやすい。居住したまま断熱工事が可能なため、内断熱の内装工事のように壁紙の接着剤や塗料から出る揮発性化学物質からも解放されるなど。
欧州では殆どの建物が外断熱工法で施工されるが、我国では外熱で施工される建物は極めて例外であった。
ここの(2)で述べた「建築の熱容量」と言う文言はわが国のような木造建築から発達してきた熱容量の少ない建築になじんだ人には理解しにくいことである。熱容量の大きい建築は外気の影響を受けにくく、室内温度分布が均一になりやすい。人間の熱的快適性は単に室温だけでなく、湿度、室内風速、平均放射温度の影響を受ける。これらは物理的に計測可能なものであるが、その他に人間の着衣量(被服の熱抵抗)、代謝量(活動量)の影響を受ける。わが国では軽視されがちな平均放射温度、これが人間の熱的快適性に大きな影響を与える。すなわち外壁の一面に大きな単層ガラスなどがあり、冬季に外気温度が低ければガラス内表面温度は低下し人体から放射で直接ガラス表面に熱が奪われるので、室内空気温度は満足されるものであっても、不快と感じるものである。このように建築外皮に熱的に弱いところが生じると室温は対流により上部は暖かく、足元は低くという現象が生じる。足元が冷えるというのは不快であるので、居住者はどうしても室温をさらに上げようとし、結局エネルギーを多消費するという省エネルギーに反することを行ってしまう。
3.外断熱の省エネルギー性
外壁の外側に断熱を施そうが、内側に断熱を施そうが熱の通りやすさ、熱貫流率は同じであるから省エネルギーの観点から見れば同じであるという事を唱える人もいる。しかし、外壁は熱だけでなく水蒸気も同時に移動していることを忘れてはいけない。わが国の住居は外国に比べ、室内での水蒸気発生量が多い。たとえば、毎日入浴する習慣がある、厨房での煮炊きが多い、育児期にある家庭では室内で洗濯物を干す習慣もある、熱帯魚や観葉植物がある、また、暖房設備が完全でなく、室内でガスや灯油を直燃焼するような暖房設備(開放型のストーブは蒸気発生量が極めて多い)が使用されている場合もある。一方省エネルギーの為にサッシ周りの気密性は向上した。
この様なことから湿圧の高い室内から湿圧の低い屋外へ向け外壁を通して水蒸気が抜けていく。この場合外壁内の温度分布との関係で水蒸気圧が飽和水蒸気圧を超えてしまうとそこで、結露が生じる。内部結露と称するもので、壁体内が湿潤になり、さらに熱を通しやすくなり結露を促進させる結果となる。
冬季の場合を考えると、湿圧の高い室内から水蒸気が外壁を通して外部へ向かう場合、外断熱であればコンクリートの外壁は室内側にあるので、水蒸気はこれを抜け、断熱材も温度が低下していないので、さらに外側へスムーズに抜けていく。しかし内断熱の場合はコンクリートの外壁が外気温度に依存する。従って冬季は冷えており、湿圧の高い室内側水蒸気が室内側の断熱材を抜けたあと冷えたコンクリート躯体にぶつかることになる。そこで水蒸気が水滴に戻る結露現象を起こすことになる。実際このような事から壁体内結露が発生し、さらにカビ発生を起こした住宅は多い。
わが国ではシックハウスというと専ら揮発性有機化合物(VOC化合物)を問題としているが、欧州ではむしろカビを怖がっている。これは旧約聖書のレビ記「家屋に生じるカビ」としてカビの害が記されているような事からも明らかである。ツタンカーメンの墓を発掘した人々が大勢亡くなった事件があり、当時は「ツタンカーメンのたたり」と考えられたが、これも墓に生息していたカビの害にあったと考えるのが正当であろう。
わが国でも「きのこ工場」の清掃に当たった人が中毒で亡くなった事件があったが、きのこもカビの一種であり、生息条件は良く合致していることから有毒なカビが生えておりその害にあったと考えるべきである。したがって住宅や一般建築、特に身体を病んだ人が生活をする病院などではカビが生息してはいけない。
4.筆者の自宅における経験
筆者は1971年から1973年ベルリン工科大学に研究員として滞在中に外断熱について研究調査を行い、帰国した。丁度帰国した年に第一次石油危機が起こった。政府は石油から自立してやっていけるようにとして「サンシャイン計画」という国家プロジェクトを立ち上げた。これは太陽熱で暖冷房、給湯が行える住宅の研究開発というもので、筆者もその研究に従事した。しかしこの研究はあくまで太陽熱利用の研究であったので、その実験研究が終了した3年後には解体されてしまった。したがって日本で初めての外断熱の耐久性などは実証されないまま研究は終了した。外断熱のように日本で知られない工法については日本の建築施工の専門家から多くの疑問が投げかけられた。
そこで、1981年に鉄筋コンクリートの自宅を新築した際に全面的に外断熱を採用した。その後何らの事故もなく24年間快適に過ごすことができた。外断熱工法には記述(1)から(4)のような長所があり、24年の生活からこれを実際に体験することもできた。ちなみにここで採用した工法も当時ドイツで一般に行われていた工法そのもので、「通気層のない外断熱工法」である。
近年、わが国でも外断熱工法を試みる気運も高まりつつあるが、価格的な問題や設計経験がない、施工経験がないといった問題から必ずしも普及が順調ではない。筆者は外断熱の住宅に住むことにより良い思いをしたが、是非、世間の方々にも外断熱のよさを経験していただきたいと願う。普及が思うように進まないのに一つは価格の問題があろう。ドイツでの施工価格は必ずしも高いものではない。
政府は燃料電池が現在高いので、普及しないとして補助金を出すそうであるが、筆者の経験でも太陽集熱器、太陽電池に対しても行われてきた。その結果の普及はどうであったろう。もっと単純でかつ確実に有効な省エネルギー策である「外断熱工法」に政府も理解を示していただけたら日本の住宅はよくなると考えるものである。
5.外断熱工法のISO化
欧州では多くの外断熱工法が欧州の規格“EN“になっている。これは欧州の規格委員会CENで討議され欧州規格として成立したものであるが、多くの欧州規格はこの討議で同時に国際規格ISOになるのが通常である。しかし今回はこれが国際規格になっていない。断熱規格に関する国際規格委員会ISOTC163は平成17年10月3〜7日東京の日本建築センターで開催される。筆者も出席するので、外断熱に関する諸欧州規格の国際規格化を訴えていきたい。こうすることで、より正しい外断熱工法の普及がわが国においても進展するであろうと信じるものである。
参考文献
1) 田中辰明「外断熱工法の現状と展望」建材フォーラム2004年11月号、工文社
2) 田中辰明 「外断熱工法と省エネルギー」月刊建築仕上技術2007年6月号、工文社
投稿者 sotodan : 02:32
2005年08月20日
(仮称)鶴田ビル

「より多くの人に健康で快適な生活を楽しんでもらいたい!」という強い気持ちが、外断熱蓄熱工法の賃貸マンションを誕生させました。 オーナーと設計と施工者が一丸となった力作です。

| 所在位置 | 〒615-8074 京都府 京都市 西京区 桂 南巽町 126番地 |
| 主要間取 | 居室 10.5帖ワンルーム ・バルコニー有(≒2帖) ・洗面、風呂はセパレート式 ・キッチン W1800 |
| 月額賃料帯 | (2005年5月31日完成予定) |
| 基礎及び土間断熱 | CH外断熱工法RC造 ・基礎、地中梁まわりは押出型ポリスチレンフォーム・土間スラブ下 すべて押出型ポリスチレンフォーム100mm |
| 屋根断熱 | ロックセラム撥水ボード100mm |
| 壁断熱 | ロックセラム撥水ボード100mm |
| 開口部 | 株式会社シャノン 高性能樹脂サッシュ 遮熱高断熱ペアガラス |
| 換気方法 | 基本24h換気システムに加え、天井裏、床組中(仕上床下)も24h換気 |
| 事業主体 | (株)Mac建築デザイン研究所 |
| 事業主体 | (株)洛北産業 (株)田中太工務店 JV |
投稿者 sotodan : 05:12
サンフル目黒青葉台プロセンチュリー

中目黒」など人気スポットが生活圏となる、単身者向け1Rタイプ40室で構成された外断熱工法による賃貸マンション。平成17年2月15日に竣工を迎えたが、建設中から注目され問合せも多く、完成前に満室と人気を博した。
明豊エンタープライズでは、「高井戸」「豊洲」に続く外断熱賃貸マンションの第3弾となり、外断熱の基本スペックは前出二物件と同様に「通気層型外断熱工法」を採用、専用部の仕様設備は分譲マンションのグレードとなっている。本件は、断熱性能UPに加えて、外部騒音対策として2重サッシを採用しているのが特長。

| 所在位置 | 〒153-0042 東京都目黒区青葉台3-21-9(住居表示) (東急新玉川線「池尻大橋」駅より徒歩9分) |
| 主要間取 | 1R |
| 月額賃料帯 | 85,000円〜122,000円 (管理費5,000円〜7,000円) |
| 基礎及び土間断熱 | 押出法ポリスチレンフォーム III種B厚100mm |
| 屋根断熱 | 湿式外断熱工法押出法ポリスチレンフォーム III種B厚100mm |
| 壁断熱 | 撥水性グラスウール厚100mm(24kg/m3)+厚25mm(32kg/m3) |
| 開口部 | 2重サッシ(アルミサッシ+樹脂サッシ)H-5、T-3確保 |
| 換気方法 | 24時間低風量換気システム |
| 事業主体 | (株)明豊エンタープライズ |
| 貸主 | 東京テナントセンター |
投稿者 sotodan : 05:06
クライネブルグ
三年程前、賃貸マンションの建設を考え始めた川端 二三男さんは、たまたま「史上最大のミステーク」と いう本に出会いました。
その本には「日本で一般に行われている内断熱で建 てられた建物は結露を起こし、カビ・ダニを繁殖させ て健康被害の原因になるほか、エネルギーを浪費し、 建物も短命になる」と書かれていました。 海外駐在員の経験もある川端さんには欧州と日本の 生活環境の大きな違いを思い出し、「知ってしまった 以上、もう内断熱では建てられない」の思いが県内初 の外断熱賃貸マンションに結実しました。 クライネブルクは小さなお城を意味するドイツ語、 来訪者と面談できる広いロビー、充実した設備が入居 者に快適な生活を約束してくれるでしょう。
| 所在位置 | 神奈川県川崎市麻生区南黒川2 (小田急多摩線黒川駅前) |
| 主要間取 | 1ルーム10戸、2LDK1戸 |
| 基礎及び土間断熱 | ポリスチレンフオームB類3種 外周部厚100 ・ピット内 厚50 |
| 屋根断熱 | 硬質ウレタンフオーム2種2号 厚100 |
| 壁断熱 | グラスウール@125mm(通気層工法) |
| 開口部 | YKK断熱サッシ エピソード(PVC |
投稿者 sotodan : 04:39
サンフル豊洲プロセンチュリー

「銀座」「お台場」が生活圏となり、開発が進む「豊洲」。 駅徒歩4分の好立地に、単身者・ディンクス向けの間取りを中心とした外断熱工法による大型賃貸マンション。 分譲仕様の専用部だけでなく、共用部にも「ペット向けグルーミングルーム」「トランクルーム」など充実した設備。 更に1階には「ファミリーマート」がオープン。 医療機関からもまとまった契約を得て、2月より入居開始。
| 所在位置 | 〒135-0061 東京都江東区豊洲3-8-8 (東京メトロ有楽町線「豊洲」駅より徒歩4分) |
| 主要間取 | 1R〜2LDK |
| 月額賃料帯 | 88,000円〜173,000円 (管理費7,000円〜12,000円) |
| 基礎及び土間断熱 | 押出法ポリスチレンフォーム III種B厚100mm |
| 屋根断熱 | 乾式通気層置屋工法 撥水性グラスウール厚150mm |
| 壁断熱 | 撥水性グラスウ‐ル厚100mm(24kg/m3)+厚25mm(32kg/m3) |
| 開口部 | 樹脂サッシ+Low-Eペアガラス等級H-5 |
| 換気方法 | 24時間低風量換気システム |
| 事業主体 | (株)明豊エンタープライズ |
| 貸主 | 東京テナントセンター |
| URL | http://www.s-toyosu.com |
投稿者 sotodan : 04:14
ファスタージュ六甲道サーモス

神戸・灘といえば全国的にも酒どころとして有名な由緒ある街です。また、六甲山が山手に広がり、海も近く、駅からフラットな徒歩圏内という恵まれた住環境です。都市へのアクセスも3線4駅利用可能。近接には大きな公園もあり緑あふれる環境に囲まれ、豊かな自然と都市機能が織り成す快適な生活をお届けします。 「我が子が100歳になるまで健やかに暮らせる住まいを作りたい。」をモットーに、暮らし心地が続く住まい作りを提案しています。ナチュラル素材にこだわり、フローリングは自然色であたたかい木の温もりを感じて頂ける天然木にこだわり、壁クロス等、仕様部分もあわせ、より総合的な環境に配慮した健やかな仕様を採り入れています。 今回も、モデルルームコーディネートには「北欧テイスト」を盛り込み、インテリアも楽しんで頂けます。

| 所在位置 | 〒657-0032 兵庫県神戸灘区中郷町4丁目1-17 (JR神戸線「六甲道」駅徒歩6分、阪急神戸線「六甲」駅徒歩16分、阪神本線「石屋川」駅徒歩7分、「新在家」駅徒歩10分) |
| 主要間取 | 2LDK〜4LDK |
| 販売価格帯 | 3,630万円〜5,330万円 |
| 基礎及び土間断熱 | 押出法ポリスチレンフォームIII種B |
| 屋根断熱 | 押出法ポリスチレンフォームIII種B 厚150mm |
| 壁断熱 | 透湿性EPS断熱材厚120mm |
| 開口部 | 樹脂サッシ+Low-Eペアガラス等級H-5 |
| 換気方法 | 24時間低風量換気システム第3種換気 |
| 事業主体 | 信和住宅販売(株) |
| URL | http://www.ft-rokko.com |
投稿者 sotodan : 04:07
サンフル池上シェルゼ

「池上本門寺」の門前町として700年余りの歴史を誇る、東急池上線「池上」駅より徒歩6分の閑静な住宅地に、5階建て・総戸数36戸の首都圏初外断熱工法×オール電化×スケルトン・インフィルによる先進技術シェルテクノロジー、「新・100年住宅」が誕生します。3方が道路に囲まれたほぼ整形な敷地の希少性を利用し、内廊下及び独立性・採光性に優れた角住戸中心のプランとなっており、仕様・設備の面でも、IHクッキングヒーター、エコキュート、自動温度調整機能付きの床暖房、録画機能付き監視カメラ、リモコン付きシャッターゲート、高速ブロードバンド・インターネット(TEPCOひかり)などを導入し、充実さを図っております。 通気層を設けた乾式外断熱工法で、窓は高断熱性樹脂サッシ+Low-Eペアガラスと、断熱性も大変優れています。

| 所在位置 | 東京都大田区池上6-22-5(地番) ( 東急池上線「池上」駅より徒歩6分) |
| 主要間取 | 2LDK〜4LDK |
| 販売価格帯 | 未定 |
| 基礎及び土間断熱 | 押出法ポリスチレンフォームII種 厚50mm |
| 屋根断熱 | 押出法ポリスチレンフォームIII種 厚85mm |
| 壁断熱 | 撥水性グラスウール厚100mm(24kg/m3)+厚25mm(32kg/m3) |
| 開口部 | 樹脂サッシ+Low-Eペアガラス等級H-5 |
| 換気方法 | 24時間低風量換気システム第3種換気 |
| 事業主体 | (株)明豊エンタープライズ |
| URL | http://www.s-ikegami.com |
投稿者 sotodan : 04:00
ファスタージュ垂水高丸サーモス

神戸の住宅街として穏やかな街並みが拡がる垂水区の中でも、閑静な住宅街として知られる高丸の地。駅へも徒歩圏内を実現。三宮の都心部までも電車で約20分という交通の便利な地域となります。 外断熱の本場、「北欧のライフスタイル」に学び、販売センターやコンセプトルームにおいても、北欧を意識したインテリアコーディネートも実現しています。 スタッフによるビジネスブログページもあります。

| 所在位置 | 〒655-0016 兵庫県神戸市垂水区高丸3丁目2245番3 (JR神戸線「垂水」駅徒歩13分、山陽電鉄「山陽垂水」駅徒歩12分) |
| 主要間取 | 2LDK+F〜4LDK |
| 販売価格帯 | 3,180万円〜4,790万円 |
| 基礎及び土間断熱 | 押出法ポリスチレンフォームIII種B |
| 屋根断熱 | 押出法ポリスチレンフォームIII種B 厚150mm |
| 壁断熱 | 透湿性EPS断熱材厚120mm |
| 開口部 | 樹脂サッシ+Low-Eペアガラス等級H-5 |
| 換気方法 | 24時間低風量換気システム第3種換気 |
| 事業主体 | 信和住宅販売(株) |
| URL | http://www.ft-tarumi.com |
投稿者 sotodan : 03:40
ファスタージュ西岡本サーモス

阪神間屈指の邸宅街、神戸市東灘区西岡本1丁目の地に誕生します。六甲山系を望む山手幹線沿いに位置する現地は、岡本エリアを散策圏内に誇り高き山手ライフを愉しめます。阪急1駅、JR2駅へフラットアクセスを実現し、三宮・大阪方面の都心部へ通勤・通学・ショッピングはもとより、利便性に優れています。

| 所在位置 | 〒655-0016 〒658‐0073 兵庫県神戸市東灘区西岡本1丁目77-1、78-1 (JR神戸線「摂津本山」駅徒歩11分、「住吉」駅徒歩13分、阪急神戸線「岡本」駅徒歩12分) |
| 主要間取 | 2LDK〜4LDK |
| 販売価格帯 | 3,390万円〜6,550万円 |
| 基礎及び土間断熱 | 押出法ポリスチレンフォームIII種B |
| 屋根断熱 | 押出法ポリスチレンフォームIII種B 厚150mm |
| 壁断熱 | 撥水性ロックウ‐ル厚100mm(40kg/m3)+厚25mm(80kg/m3) |
| 開口部 | 樹脂サッシ+Low-Eペアガラス等級H-5 |
| 換気方法 | 24時間低風量換気システム第3種換気 |
| 事業主体 | 信和住宅販売(株) |
| URL | http://www.shinwa-thermos.com/w_okamoto/ |
投稿者 sotodan : 03:30
ナイスシティアリーナ亀戸

首都圏を中心に住宅分譲事業を展開する、国内最大 級の住宅資材専門商社・ナイス(株)、「人と環境に優 しい住まい」をコンセプトに外断熱分譲マンション第 一弾をJR総武線「亀戸」駅徒歩5分に建設中です。 交通アクセスや生活施設に恵まれた立地に、地上 11階建て全38戸で誕生します。南向きや角住戸中心 で全戸ポーチ付。 綜合警備保障のセキュリティーシステムの他、生ゴ ミ処理に便利なディスポーザーや上質水供給装置も採 用。改正建築基準法にも対応し、全戸分の敷地内駐車 場も設置しています。

| 所在位置 | 東京都江東区亀戸6丁目40番6 |
| 主要間取 | 1DK〜5LDK |
| 販売価格帯 | 2,120万円〜6.680万円 |
| 基礎及び土間断熱 | 押出法ポリエチレンフォーム3種B:100?o |
| 屋根断熱 | 硬質ウレタンフォーム:50mm +硬質ロックウール板:50mm |
| 壁断熱 | ロックウール:100?o |
| 開口部 | 樹脂サッシ(ノハラプラスト:イゾレ ア)JIS断熱等級H−5 |
| 換気方法 | 24時時間全熱交換計画換気 |
| 事業主体 | ナイス株式会社 |
| URL | http://www.e-sotodan.com |
投稿者 sotodan : 01:00
2005年08月19日
外断熱推進会議 所在地のご案内
特定非営利活動法人 外断熱推進会議
〒105-0011
東京都港区芝公園3-5-8
機械振興会館407号メカトロ団体内
TEL 03-3436-4755 FAX 03-3436-0678
e-mail info@sotodan-npo.org
10時から17時 土日祝日はお休みです
・営団地下鉄日比谷線神谷町駅下車 徒歩8分
・都営地下鉄三田線御成門駅下車 徒歩8分
・都営地下鉄大江戸線赤羽橋駅下車 徒歩10分
投稿者 sotodan : 02:55
2005年08月16日
旧 外断熱建築推奨基準(暫定)→基準(2008)に改正されました
外断熱建築推奨基準(暫定)しかしながら、断熱性能や開口部性能(窓・ドア)が一定の水準を持ち、熱橋(ヒートブリッジ)対策がとられ、熱交換換気がしっかりと行われている外断熱工法はまだ少ないのが現実です。名目は外断熱でもこれでは本当の外断熱の素晴らしさを実感することはできません。 EiPC外断熱推進会議では、省エネルギー性と高耐久性を保ち、住民が健康で快適な暮らしを実現できるための外断熱建築の指針として、当面最低限必要と考える次の基準を推奨して参ります。
この基準は、現在私たちが最低限必要と考えているものを文章化した暫定基準です。
当NPO法人が推奨する新築の外断熱建築推奨基準(2005年暫定基準)
| 基礎及び 土間断熱 | 基礎・土間の断熱材は発泡ポリスチレン50mm以上とする。 |
| 壁断熱 |
1.断熱材が躯体に密着し、K値がおおむね0.40W/m2・K(ロックウール・グラスウール100mm相当)以下である。 2.水蒸気が透過しやすい外装材を用い、または通気層が設けられるなど壁内結露防止の措置が取られたものである。 3.断熱材で連続しておおわれ、熱橋を最小限に抑える措置がなされている。 |
| 屋根断熱 |
1.壁と同等以上の断熱性能を持ち、結露防止の措置が取られている。 2.屋上を歩行仕上げとするときは適切な脱気措置が行われている。 |
| サッシ | JIS4706、JIS4702の規定によるH-5等級(熱貫流抵抗0.430m2・K/W以上)を満たす。 ただし当面はH-4等級(熱貫流抵抗0.344m2・K/W以上)のものも推奨する。 |
| 換気 | 2時間に1回の換気が確保される熱交換型換気装置(第一種換気設備)を備えている。 ただし当面は2時間に1回の換気が確保される集中排気型換気装置(第三種換気設備)を備えているものも推奨する。 |
外断熱マンション情報 募集中
1. 外断熱マンション分譲情報
2.外断熱マンション分譲計画情報
3.外断熱賃貸マンション分譲情報
4.その他
■登録フォームに記載の上、パンフレット又は内容が分かる資料を外断熱推進会議事務局宛にご郵送下さい。
尚、掲載にあたっては次世代省エネ基準をクリアしているRC外断熱物件を対象とします。
登録フォーム(PDFファイル 31KB)
〒105-0011
東京都港区芝公園3-5-8機械振興会館407号メカトロ団体内
特定非営利活動法人 外断熱推進会議
「外断熱工法紹介」係
投稿者 sotodan : 18:15
活動事業内容

活動事業
(定款より)- 会員の経験、特技、能力を活かした外断熱工法の教育・普及活動および、外断熱工法による住宅・ビル・病院等の建設を支援する事業
- 外断熱工法による住宅建設における品質の維持、確保のための「認証」基準の設定、認証人の資格付与および認証の発行などの事業
- 建築における健康被害の実態調査と対策の研究および教育の実施
- 国内および海外の建築に関する調査活動および大学・研究機関との共同研究の実施
- 会報および映像、出版物などによる情報提供
- 環境の保全に繋がる各種技術の紹介と普及事業
- その他建物の省エネルギー化、健康・快適化、高耐久化または建物運営コストの削減に資する調査研究、社会教育、消費者支援、情報提供
具体的には
上記の内容に基づき以下の活動を行います
- 徹底した情報開示
外断熱=省エネ・健康・高耐久に関わる技術をユーザーや建築関係者に紹介します。
ユーザー及び建築関係者を対象とした外断熱セミナーや講演会を開催します。
工法・技術のデータ収集〜データベースの作成を行います。
- 市民・企業・大学・行政との外断熱ネットワーク推進
- 行政への働きかけを行うと共に、外断熱=持続可能な建築にかかわる企業との情報交換や連携を深めてまいります。 大学との共同研究や次世代を担う学生にも外断熱推進会議への参加を呼びかけます。
- 外断熱マンションをつくる会
既に外断熱マンションで暮らしている人も増えてきました。
また、外断熱の住宅や外断熱賃貸マンションなども続々と建てられています。
多くの国民に外断熱の素晴らしさを知っていただくために「外断熱マンションをつくる会」は全国のユーザーを対象に以下の活動を実施します。
・外断熱の情報提供
・外断熱の勉強会
・外断熱施工現場の見学会
・外断熱生活者との交流会 - 国内、海外の外断熱調査視察研修
過去、3回の「スウェーデン・ドイツ外断熱調査ツアー」は多くの成果をあげ、外断熱マンションの建設や省エネにかかわる資材の開発や輸入につながっています。今年も、海外の大学や研究所との交流を行います。 - インターネット、会報及び映像、出版物による情報提供
- メルマガの発行、海外の外断熱関係文献の翻訳・紹介、外断熱に関する報告集や情報誌の発行
投稿者 sotodan : 17:51
2005年08月15日
入会のご案内
外断熱推進会議のメンバーとして、様々な活動に参加してみませんか。
外断熱推進会議では、会員を募集しています。
会員の種別は5種類です。
| (1) | 正会員 | この法人の目的に賛同し、これを推進するために必要と認められる知識と経験を有して入会した個人 |
| (2) | 賛助会員 | この法人の目的に相応しい事業及び活動を行い、この法人の事業及び活動を賛助するために入会した個人または団体 ※規模などによってA、B、Cの分類があります。 |
| (3) | 特別会員 | 次に掲げるこの法人の目的と事業を推進するために必要と認められる高度な知識、見識または経験を有するもので、この法人の事業を賛助するために入会した個人または団体 1.研究者、学識経験者 2.自治体首長 3.国または地方自治体の議員 4.その他理事会若しくは五役会が前3号に準じると認めた個人または団体 |
| (4) | IT会員 | インターネットにより外断熱工法に関する情報を学ぶ意欲ある個人で、インターネットにより情報を共有し、この事業を賛助するために入会した個人 |
| (5) | 寄付会員 | この法人の主旨に賛同し援助を行うことを主目的として、前4項の会員区分の会費を超える資金援助を行おうとする個人または団体 |
入会金及び会費
| 会員種別 | 入会金 | 会費 | 申込方法 | |
| (1) | 正会員 | 10,000円 | 12,000円 (月額1,000円) |
事務局までお問合せください。 |
| (2) | 賛助会員 A (個人のみ) |
1,000円 | 6,000円 (月額500円) |
1.申込用紙に必要事項を記入ください。 2. 申込用紙を郵送及びFAX願います。 申込用紙 PDF(68KB) |
| 賛助会員 B (個人又は設計事務所など) |
10,000円 | 12,000円 (月額1,000円) |
||
| 賛助会員C (企業・団体など) |
100,000円 | 120,000円 (月額10,000円) |
||
| (3) | 特別会員 (研究者、行政関係者、 国会議員、 地方議員・首長など) |
なし | なし | 事務局までお問合せください。 |
| (4) | IT会員 | なし | なし | フォームよりお申込ください。 |
| (5) | 寄付会員 (企業・団体・個人) |
50,000円(1口)以上 | 事務局までお問合せください。 | |
投稿者 sotodan : 00:30
2005年08月12日
活動拠点
関東
- 特定非営利活動法人 外断熱推進会議 事務局
- 住所:〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館407
- TEL: 03-3436-4755
- FAX:03-3436-0678
- URL: http://www.sotodan-npo.org
- E-mail: info@sotodan-npo.org
関西
- 特定非営利活動法人 外断熱推進会議 関西支部
-
- 代表:廣口 征男
- 〒540-0005 大阪市中央区上町1丁目1番28号 事務局 松井 俊裕
- TEL: 06-6762-2100
- FAX: 06-6762-4910
- E-mail: matui@toho-leo.co.jp
九州
- 特定非営利活動法人 外断熱推進会議 九州支部
- 代表代理:坂口 剛彦
- 住所:福岡県福岡市中央区平尾二丁目17番14
- 支部長:坂口 剛彦
- TEL: 092-522-0500
- FAX: 092-522-0665
- E-mail: sakaguchi@d-a-h.com
北陸
- 特定非営利活動法人 外断熱推進会議 北陸支部
- 代表:田村 優樹(まさき)
- 住所:〒920-0831 石川県金沢市東山3-3-34 株式会社 田村 内
- TEL: 076-252-2281
- FAX: 076-252-2363
- E-mail: sotodan@tamura-trm.com
甲信越
- 特定非営利活動法人 外断熱推進会議 甲信越支部
- 住所:長野県長野市若里4-5-6
- 支部長:山下 恭弘
北海道
- 特定非営利活動法人 外断熱推進会議 北海道支部
- 支部長:藤本 哲哉
- 事務局長:今川 祐二
- 住所:北海道小樽市緑3-9-10
- E-mail: info@sotodan-npo.org
投稿者 sotodan : 12:19
オピニオン第6回 ハンス・エーク日本セミナーを終えて 宮坂 幸伸
ハンス・エーク日本セミナーが終えた。2月23日の長野市を皮切りに東京、京都、札幌と回ったが、いずれの地でも会場を埋め尽くす参加者が最後まで真剣に参加していたことが強い印象となって残っている。

司会宮坂
私は今回のセミナーの各会場での冒頭、「今回のセミナーを通して断熱の必要性、その持つ意味をしっかり感じて欲しい。その集大成がハンス氏の無暖房住宅」といったことを述べた。セミナーを終えると同時に次々と問い合わせが殺到している状況を見ると、大方の参加者の皆さん方には濃淡はあろうが、今回のセミナーの趣旨はご理解をいただけたのではないかと思う。

長野会場
ハンス・エーク氏の無暖房住宅は木造建築であるが、断熱材の厚さに対する日本の建築関係者の関心が薄い中で、建築物理に裏打ちされた断熱材の厚さによる断熱性能の高さが木造住宅であっても無暖房住宅とすることを(高気密、高性能サッシ、熱交換換気をともなって)可能としたというハンス氏の実証に裏打ちされた話しは、断熱材の厚さの意味を再確認させたことだろう。断熱材はその機能を十分に発揮出来て初めて「断熱材」であるということである。
問題は木造建築の場合、断熱材の厚さ、ヒートブリッジの問題、開口部の問題など、RC躯体に対する処理と工法との共通の問題、認識すべき点は多く、また環境、省エネの視点など共通の思想に立つものであることは間違いないが、気温、湿度、日照時間など地域差による建築にあたっての工法の多様性がある
ことである。この点は同じ高断熱による建築の普及を目指すものとして留意しておく必要があるだろう。

東京会場
私たちが推進している外断熱工法は、基本的にはRC躯体に対するものである。外気温を躯体の外側に貼った断熱材によって遮断することによって、RC躯体の持つ蓄熱性が室内温度に同調することで一度設定された快適な室内温環境は、その蓄熱性故に特段の冷・暖房エネルギーを付加することなく保持され、更に室内温と躯体温の同調は結露の発生を抑制することに着目した工法であることは既に皆様がご承知の通りである。建物の高耐久性などその特質は多々あるがここでは割愛する。
ヨーロッパで外断熱工法が新築、改修を問わず主流であるのは、元々が石造り、レンガ造りの建物が多くあったからである。外側に貼られるレンガには断熱性もあった。そうした歴史の上に立って、北欧、ドイツでこの工法が先行したのは環境・省エネへの関心の高さからである。
わが国は元々木造造りの文化であった。夏の高温多湿な気候風土に対応することが先ず主眼であった。萱葺き屋根や蔵造りなどの断熱効果のあるものも部分的であった。冬は一部屋に家族が集い暖をとるのが一般的であった。それはそれで良いのである。ヒートショックの問題など多くの欠点はあるが、それは日本の伝統的建築文化であったのだ。

京都会場

京都町屋
問題はRC躯体の建築が主体となってきた中でその建築に最も相応しい工法が採られなかったことである。何度も繰り返し言ってきたことだが、知ってしまった者の責任があるにも拘わらず果たされていないのである。殆どの集合住宅で結露が問題になっているのはその典型である。ハンス・エーク氏は「(建物の)歴史を切ってはいけない」と言われた。京都の町家を訪ねた時のことである。それは日本の伝統的家屋についてのことである。しかし現在我々は、RC躯体の断熱効果が求められ、気密性の高い建物という、伝統に照らせば新しい工法の中にいるのだ。ハンス・エーク氏の無暖房住宅から改めて何を学ぶべきか、再認識すべきかが問われている。

札幌会場
ともあれ今回のセミナーは、建築工法という垣根を超えて環境問題の視点から各界の指導者が、無暖房住宅という極限の住宅を切り口として、外断熱工法の必要性について影響力を発揮していく燭光が見えたという意味でも大変有意義であったと思う。セミナーの開催にあたって、多くの方々、企業からご支援を頂いたことに感謝を申し上げる。
宮坂 幸伸
NPO外断熱推進会議 専務理事
投稿者 sotodan : 04:41
オピニオン第5回 フローからストックへ 何故「外断熱工法」を推進するのか 宮坂 幸伸
今年は2月に地球温暖化防止のための京都議定書が発効し、また3月から9月の7ヶ月間、環境をテーマにした愛知万博が開かれます。いわば環境問題に明け暮れる年となります。私ども外断熱推進会議は、外断熱工法こそが環境を守り、省エネを進め、更には健康で快適な住まいを実現する道と考え、諸活動を進めて参りました。今日は、この外断熱工法が時代の要請である、ということについてのその背景、また何故NPOが制度・政策の転換を求めるのかについてお話をさせていただきたいと思います。別に目新しいことをお話しする訳ではありません。外断熱工法と環境について改めて考えることに多少なりとも役立てば幸いです。少し話しを地球規模のところからさせていただきます。
書店で歴史書のコーナーを見ると様々な歴史全集がありますが、例外なくその第一巻は古代オリエントであることに気が付きます。岩波の世界歴史年表ではBC300万年前から始まっています。アフリカに猿人が出現した頃です。現在の人類の先祖というべきホモサピエンス、クロマニョン人がユーラシアに広がったのが約4万年前です。インダス文明が展開されたのはBC2300?1700年、ギリシャでミケーネ時代が始まったのがBC1600年ごろです。地球が出来て46億年、40億年前に海の中で最初の命がバクテリアの様にして生まれました。この長さに比べて如何に人類、文明の歴史は短いことでしょうか。
そしてその僅かな期間しか地球のお世話になっていない人間の手に、地球の将来が委ねられているといっても過言ではないのです。
NHKで人類の歴史を探る連続番組「地球大進化」が放映されていました。22時前に帰宅することなど殆ど無いのですが、それが幸いしてか再放送だと思うのですが、何度か見る機会がありました。山崎務さんがナビゲーターをしている番組です。人類の発生から進化の過程がとても良くわかって面白いのですが、一面大変怖いことが示されているのです。それは進化の歴史で隆盛を誇った生物は必ず滅びている、ということです。確かに人間には遺伝子進化より進化を早める発端となった「言葉」から始まった知識、文明があり、一概にそれまでの例えば恐竜の様な生物と同一視することは出来ないかも知れませんが、それ故にということもあるのではないでしょうか。ハンス・エイク氏は友人の「人間の住む地球は薄いリンゴの皮のようなものであり、そこに人間の命や営みがある」という言葉に触発されて環境問題への取り組みを始めたことは皆さんご存知のことと思います。人が科学・技術によって豊かさを追求し、その結果環境破壊を招いている現実は、大は“パンとサーカス”のローマ帝国の崩壊から小とは申しませんが、私自身が関係した国鉄の消滅のプロセスに至るまで共通して見られたAをAたらしめてきたものが、ある転換期といいますか、時間の経過を経るとその衰亡の要因となってしまうという教訓を思い出させます。国鉄の場合は例えば全国一律運賃制度による内部補助の問題等がこれにあたりました。戦後の復興期には利用客の多い大都市圏で稼いだお金を地方へ回し経営を維持しながらその地方の人々の足を守ってきました。しかし地方においてもモータリゼーションが進み、都市においては私鉄などの競争輸送機関が遥かに安価な運賃で競争する時代にはこうしたシステムは機能しないのです。今日までの豊かさをもたらした大量生産大量消費が環境負荷をどれ程高め、転換を求められているかは今日の先進国の共通する問題であり、そしてこうしたシステム転換が求められる典型と言えると思います。
こう言ったからといって私は悲観的ではありません。それは後にも触れますが、知識・科学技術の使い方、もっと具体的に言えばあらゆる分野の構造改革を如何に進めるか、そのための意識改革、システムをどの様に進めるかで、巨大隕石の地球衝突といった人智では避けられないような自然の要因はともかくも、少なくとも人が自らの営みによって地球上に住めなくなるようなことは無いだろうと確信しているからです。前口上が長くなりましたが、今日のテーマである「これからの時代、フローからストックへ」はこうした観点からの問題提起と考えていただければ幸いです。
システム転換が必要ということ、そこで先ず「政策選択」の在り方について少し触れます。
義務と権利、効率性と人間性、公共性と企業性といった双方とも必要だが対立する概念があります。物事の二面性といって良いかも知れません。どちらも大切なものであり、状況に応じてどちらかを優先する、どちらかに少しシフトするという場合が必ずあります。どちらかを優先するかの判断にあたっての基準は「公正性」です。例えば公共企業体の経営の在り方を巡る議論などの際にこうしたことが当てはまりました。公共企業なのだから公共性を優先せよ、という主張がありましたが、競争相手の出現や構造変化の前に赤字を垂れ流していては、事業そのものが立ち行かなくなります。結局は利用しない人も含め税金で賄われることになってしまいます。この場合、公共性より企業性にシフトする必要があります。公共性に胡坐をかく結果となっては事業の存続は出来なくなってしまいます。国鉄の民営化を主張した背景は、公共事業体では余りに法律の制約が多く、この企業性へのシフトが不可能と考えたからでした。そのシフトの度合いは公正性の範囲で判断するということです。
一方そうではなく、「この様にしなくてはならない」という選択があります。先に触れました「無限で劣化しない地球」を前提にした大量生産から大量廃棄に至る一方通行型社会システムが、地球の限界が明らかになる中で破綻を招くことが明らかになっています。こうした場合の選択は、こうした一方通行型社会に代わる資源循環型で環境負荷の少ない社会へと変えていくものでなければなりません。最初に述べた二面性を巡る選択は一企業なり一産業、一地方、一国家の存続を前提にしていますが、この地球を守る場合の選択は全く違うものであることはお分かりだと思います。私たちの生存の基盤を賭けた選択、現在の人間が誕生して以来の価値観を変える選択が求められているといって良いのです(先進国、途上国といった状況の違いはありますが)。
ではこうした価値観の転換を図るための現状についてどのような認識をもつことが必要でしょうか。言うまでもなく人は生活の満足度を高めることを求めてきました。それは数値では一人当たりのGDPで示されます。一方このGDPを高めるためには自然を利用してきました。狩猟時代、農耕時代から現在の工業社会に至る間、自然を切り開き、資源を利用することで生活の満足度を高めてきたのです。一方通行型のシステムはこうした生活満足度充足のためには最も効率的ものでした。しかし自然の利用度が高まれば高まるほど生活の満足度が高まる訳ではないのです。公害問題に典型的に見られたように、或いは身の回りから自然景観が失われた際に感じる喪失感のように、結果として生活の満足感が低下してしまうのです。現在の私たちはこの生活の満足度と自然の利用度のバランスから見ると、環境許容限度(生活満足と自然利用の均衡点)を遥かに超えたところに位置しているのです。その結果地球温暖化、生態系破壊などの極めて深刻な問題に直面しているのです。
そうした中での私たちの選択肢は何でしょうか。既にバランス・均衡点を超えている以上、自然の回復、復元を図る道があります。しかしこれは大変な困難さを伴い、何千年単位ならいざ知らず100年単位では不可能なことと思われます。発展途上国の工業化の進展、人口の増大を考えて見ればすぐにわかります。となれば残された道は、従来型の経済社会システムとは異なったシステムを作ることしかありません。これ以上の自然の破壊をしない、省資源を進める、自然界に無い化学物質を作らないといった環境保全型のシステムの構築による、資源循環型社会を作っていかねばならないのです。つまり一方通行型のシステムを転換するということです。
このことは産業構造を、モノを次から次へと作るフローの構造から、既存のモノをうまく使いこなすストックの構造へ転換することを意味しています。そして現在の日本の産業構造がモノをどんどん作るフローの時代から、既存品をうまく使いこなすストック活用の時代へと大きくシフトしていることは皆様ご存知の通りです。ストックの構造の社会は、次々と生産する代わりに、様々な多くのサービスを提供することで質の高い生活をもたらす社会です。脱物質社会とも言うべきこうしたサービス経済に重きを置いた社会は、資源の生産性が高く、環境負荷が軽減された経済構造によって成り立つ社会といえます。直近の礼ではIBMの例があります。
「フローからストックへ」というこの課題でいうストックとは何でしょうか。それは(1)既存のものを大切に使う、(2)ストックになり得るものを作る、という二つの側面を持つということです。ストックを重視する社会では新品の比率は下がり、既存品の比率が高まり、それをどのように使っていくかなどのサービス分野での産業が発展します。また新品については長く使用できる性能が求められるということです。使い捨てでなく、省エネ、省資源型の長寿命製品がつくられるのです。
1995年の製造物責任法(PL法)、2001年の循環型社会形成促進法、拡大生産者責任法の施行、地球温暖化対策推進大綱の2004年の抜本的見直し、省エネ法改正はこうした時代を行政が後押しするものといえます。リデュース、リユース、リサイクルの3Rも定着してきています。
数字で見る限り日本は有数のストック社会です。しかしその実感は薄く、それを活用しきれないと感じるのは何故でしょうか。江戸末期から明治初期に日本を訪れた欧米人はその自然、街並みの美しさに感嘆し、桃源郷であるとすら書き残しています。勿論、今から江戸の時代へ帰ることなど出来ませんが、そこに流れている建物を大切に使う発想が現在の日本にどれ程残っているでしょうか。建築の分野で考えてみても最も身近で、最も長い時間を過ごす住まいを消費するものと考えているところに、ストック社会が反映された充実感を感じることが出来るでしょうか。
快適でしかも原則として何世代も(本当の物的資産として売却する可能性も含めて)引き継がれるものが住宅の場合のストックといえるのではないでしょうか。既存品を使いこなすには一方で市場がなければなりません。しかし、米国88.2%、英国76.1%、日本11.8%という数字がありますが、これは平成15年度の国交白書の「住宅取引数のうち中古が占める割合」です。如何に住宅が自動車やテレビのような消費財と同様に考えられているかを示している数字ともいえるのです。
30年で建替えている現状、これを100年もつようにすれば資源の使用量は3分の1以下で済み、セメント、鋼材等の建材の生産過程を含め広く資源の節約になります。これに省エネ性能を付加すれば、室内環境を保持するための化石燃料の消費も抑制されます。
ここで建築分野に於けるストックに絞ってみます。ストックに足る建築物ということです。長寿命の建築物は資源を節約することで環境負荷を軽減することは前提ですが、時代の要請は化石燃料をクリーンエネルギーに置き換えれば済むといった段階ではありません。エネルギーそのものを使わない建築物がこれからの長寿命建築物には必要です。さらに快適な室内環境も不可欠となります。これまでの「室内環境はそこを利用する者の責任」では済まされなくなるでしょう。こうした条件を満たして初めてストックに足る建築物といえるのです。
話しを冒頭の歴史の世界へ少し戻しますが、今日の科学技術の発展は西欧の「自然を征服、支配し、人間の利便性を高めるように自然をつくり変えることが進歩である」という信念に支えられてきました。18世紀後半からの産業革命以降、自然は大きく変えられ、資源は無限にあるかのように使われてきました。科学技術は人間の利便性を高めるためのツールでしかないように思われていた観もあります。そこから科学技術の進歩を否定的に捉えそれを悪いとする考えもありますがこれは間違いです。本来技術は中立なものです。それを使う人間、使い方によって環境破壊つながることもあれば、環境保全に資するものでもあります。ですからより環境の保全に資する技術があることがわかっていながらこれを使わない、利用しないということは無作為、未必の故意にも相当する「罪」ということも出来るのです。人間の持続可能性は自然によって支えられていることを考えれば「犯罪」ともいうべき怠慢なのです。
長い間に培われた工法が最も容易であり、当面はそれで済むといった状況の中で、新しい、或いは経験が少ない工法へ転換することは抵抗もあり、更にそれを拒む数々の要素もあります。言い訳は幾らでも出来るということでもあります。しかし、環境保全のための法律や制度の強化は、それに果敢に挑戦することで大きなビジネスチャンスとなるのです。日本の自動車産業では70年代の排ガス規制(マスキー法)を如何にクリアするかで大変な対応を余儀なくされましたが、それが80年代からの飛躍的な発展につながったことはまだ記憶に新しい所です。環境省の試算では2000年に約30兆円の環境ビジネスは2020年には100兆円になるといいます。
ストック構造への転換、とりわけ住宅建築分野にあっては日本ではようやく緒についた段階かもしれませんが、現在の科学技術が到達した最善の建築工法である「外断熱工法」は、このフローからストックへの時代を具現化するものであり、その普及のために更に頑張りたいと申し上げて、今日のお話しを終えさせていただきます。
※2005年1月14日 EIPC主催 新春特別講座の内容に、講演者が加筆、訂正したもの。
宮坂 幸伸
NPO外断熱推進会議 専務理事
投稿者 sotodan : 04:40
オピニオン第4回 「最初に良い家を建てることの重要性」堀内 正純
1998年8月にフィンランド・スウェーデン・ドイツを訪ね、外断熱の実際とその理論的な背景である建 築物理を学び、以降1999年2月、2000年6月、2002年9月に大学、研究所、行政機関を訪ね理論 と実際について調査研究を重ねてきました。
2003年1月23日より2月4日まで、NPO外断熱推進会議の企画により北海道から九州までのメンバ ーと第二回スウェーデン・ドイツ外断熱調査を実施しました (ツアーの詳細にについては、ホームページやセミナーにて紹介いたします)。
数度にわたり、スウェーデンやドイツなどの国々を訪問し、大学や研究機関、実践家、建設関係者との会話 を通じてたどり着いた答えは、 これからは「長く使える良い建物を建てること」が重要であり、 建築関係者は、良い材料を選び、しっかりした施工を行うこと、 消費者は、最初の投資費用が増えても孫や次の世代に引き継ぐ建物を建てることを求めることでした。
これまで行政が言い続けてきた、「外断熱は内断熱に較べコストが1割から2割高い、選択するのは 消費者の判断」ではなく、「情報の開示と国民の将来を考えたストック型<外断熱>建築の実現」が求 められ、外断熱工法の採用を含めた、持続可能な社会を実現するには「消費者に正しい情報を提供し、賢 い判断を仰ぐ」ことが必要となります。(外断熱が全てではありません。建築物理による建築のチェック体 制が確立されることにより、国民が安心して居住できる性能と環境が保証されます。) NPO外断熱推進会議には、「外断熱工法」の実現を通して目指すべき社会のあり方を、マスメディア、セ ミナー、出版等を通じて国民に知らせる役割が求められています。
コンクリート建築における内断熱工法から外断熱工法への転換は、断熱工法の内から外への転換に止まるこ となく、高性能な開口部(窓・ドア)、高性能な換気システム・冷暖房システムの一般化、さらに居住床面 積・容積の拡充に繋がります。その結果、新築・建替え需要のほかに、既存建築の改修需要、コンバージョン 需要をつくり、経済の活性化と雇用の創出に結びつきます。
国民の健康と幸福な社会つくりに貢献しようとする<環境断熱関係>企業はその役割をさらに強めます。
NPO外断熱推進会議の任務は、
国民には「正しい情報を提供し」、
行政には「新築RCの外断熱への転換を求め、既存RCの外断熱改修の推進を」、
銀行には「正しい高性能な外断熱建築に対する融資期間を50年とすることを求める」 ことです。
NPO外断熱推進会議が「認証」する正しい外断熱建築は、建築後50年を経過してもその価値を失うことな く、これまでの宅地に近い恒久的な評価を得て「いつまでも資産として使用・賃貸・売買できる価値をもち続 けます。
以上の内容を整理すると
1. 100年以上の長期間に渡る耐久性と使用可能性を持つ外断熱工法によるコンクリート建築は、10〜 20%の初期コスト上昇があっても購入者=国民や社会にとってはプラスになる。(よい商品がその価値 を評価される。)
2. 初期コストは高くても「最初に良い建物を建てる」と、30年〜40年後の資産内容では、消費者は その差額を取り戻し、結果は得をすることになります。
外断熱工法の採用による断熱工事のコスト上昇分は5〜6%程度ですが、外装材の選択、開口部の性 能向上、高性能な換気・冷暖房システム、コンクリート強度、階高(容積)のアップなど必要な対策を 講じると10〜20%の初期コスト上昇になります。
「日本では30〜35年で返済しなければならない住宅ローン制度が、耐久性があり経済的・合理的な建 て方を阻害している」と言っても過言ではありません。
※売却価格はその後のメンテナンスとコンクリート強度や階高(容積)により決定されます。
3. 行政及び銀行が「正しい高性能な外断熱建築に対しての融資期間を50年とする」と決断すれば、 初期コスト上昇分」があっても外断熱工法は全国に普及します。
外断熱工法が「国民の健康と幸福な社会つくりに貢献し、経済の活性化と雇用の創出に繋がる」とい う国民のコンセンサスを盛り上げましょう。
4.「内断熱と同じ金額で、外断熱を!」と考えると、「低廉で間違った<とりあえず外断熱>」に繋が り、内断熱建築と同様スウェーデンの100万戸計画や旧東ドイツで画一的に建てられた「<外断熱> 建築」のように大規模な改修を必要とします。
「最初に良い家を建てること」の意味は、「消費者が建物に必要な性能を勉強し、材料と工法を吟味 し、良い設計者=業者を選択し、必要十分な費用をかけて建築する」ことです。
100年耐える建物は、30年で解体される建物と異なり材料や工法など初期費用が重要になりま す。建物の性能と費用について消費者への情報開示が無ければ、消費者は価格と宣伝だけで建物を購入 してしまいます。
欧州に遅れること30年、大量消費とスクラップ&ビルドで来たわが国が、1億数千万人の国民の生命と生 活を保障するためには、省エネ(コストがかからない)でストック型社会=持続可能な社会への転換を図るこ とが早急に求められており、市場においては環境と社会に貢献する商品がその価値を認められ流通することが 必要です。
いま、「長く使える良い建物を建てること」は、間もなく到来する高齢化社会において身体的、経済的に弱 者の立場を強いられる国民にとっては救済の手段となり、行政にとっては増え続けるエネルギー消費に歯止め をかけ、国際的な公約であるCO2削減に繋がるものです。
産業界においては、外断熱工法への取り組みは新築建築の実現だけでなく、99%の内断熱で建てられ廃棄 されるのを待つコンクリート建築の外断熱改修という新しい産業を生み出し、需要と雇用の創出につながり、 経済的な効果をもたらすことでしょう。
いますぐ、内断熱から外断熱へ転換することが求められています。
投稿者 sotodan : 04:39
オピニオン第3回 「憲法と外断熱」 竹川 忠芳
外断熱に興味をお持ちの皆さん、外断熱の良さに薄々気がついてこのホームページに見入っている皆さん、 皆さんにお話ししたいことがあります。このような皆さんにとってこそ、"外断熱"問題とは、まさに憲法問題 であることを知っていただきたいのです。
まず、外断熱の良さを確認しておきましょう。 1つ目は、耐久性の点です。鉄筋コンクリートの建物を外断熱にしたとき、内断熱に比して建物の耐久性が 格段に増大します。なぜなら、建物外部からの熱さを鉄筋コンクリートがまともに受けず、外側にある断熱材 がこれを遮断してくれるため、朝昼の、そして夏冬の温度変化を鉄筋コンクリートがまともに受けなくなるか らです。そして、建物の耐久性が増せば、当然に建物の資産価値が増えます。
2つ目は、結露が発生しにくい点です。建築物理の観点からすると、内断熱の場合にはほとんど結露します が、外断熱の場合は結露しにくいとされています。そして、結露は、カビ・ダニの繁殖する原因となり、アレ ルギー疾患をおこすことが知られています。まさに、シックハウスとなるわけです。これを防止できるのは外 断熱しかありません。
3つ目は、省エネ効果としての有効性において、外断熱の方が内断熱に比して格段に優れている点です。外 断熱ではコンクリートの蓄熱性能を活用できるからで、室内の快適温度を持続することが可能です。 外断熱のこれら3つの利点については、建築の専門家あるいは建築物理の研究者の間で議論がされており、 このホームページでも紹介されると思いますので、詳しくはそちらに譲ります。
ところで、これ程に利点を有する外断熱の建物が普及しないのは何故でしょうか。また、知りたいと思って このホームページを開いた皆様ユーザーの方々が、外断熱の建物を手に入れたいと思っても難しいのは何故で しょうか。それは、外断熱にするか内断熱で施工するかを決めているのが皆様方ユーザーではなく、建築施工 業者であったり、行政であったりするからです。しかし、建物を所有したり、建物を利用したりして、長期に わたってこの"建物"と関わるのは皆様ユーザーの方々であって、建築施工業者は建築工事期間中のわずかな期 間しか関わりません。また、行政とて同様です。にもかかわらず、建築施工業者や行政の側の事情から、現在 の鉄筋コンクリの建物のほとんどは内断熱の方法で建てられてしまうのはおかしくないでしょうか。いわゆる ユーザーの立場からみて、欠点の多い内断熱よりも利点の多い外断熱による建物を所有し住みたいと希望して も、現実にはこれに応えてくれる体制となっていないのはおかしくないでしょうか。
結局、今の日本社会では、建築物を一方的に供給する建築会社と、一方的に与えられる消費者(施主)側と に大きく二分され、消費者(施主)側が望んでも、建築会社側がこれを作らなければ、世の中にそのような外 断熱の建物は出現してこないという大きな構図が出来上がっているのです。 この状況をそのまま認めてよいのでしょうか。これだけ利点のある外断熱を消極的なやり方にせよ、国や施 工会社側が妨害していることになるのではないでしょうか。このような現状を打破するために、消費者(施 主)の側にも外断熱の建物を施工するように求める何らかの"権利"があると言えるべきではないでしょうか。 これが、外断熱を憲法問題とする契機です。
こう考えたとき、実は日本国憲法には、いくつもの規定が用意されていることが分かります。
1つには、憲法25条の規定です。この規定は、生存権に関する規定と言われております。しかし、条文を 読む限りここには"生存"と記載されているわけではなく、もっと広く「・・・健康で文化的な最低限度の生活 を営む権利を有する」と記されております。そして「生活」という概念は、「生存する」ための経済的「生 活」だけを意味するのではなく、人間のあらゆる営みの場を意味する言葉であり、生活環境をも含む広い概念 です。従って、環境権なども憲法25条を根拠にして主張されております。だとしたら、建物の外の「環境」 だけでなく、建物の中の「居住の快適性」も含むはずで、外断熱による建物を建てるよう求める権利があると 言ってもおかしくないと思います。特に、内断熱は結露を生じ、カビ・ダニの温床となり、ぜん息やアレルギ ー疾患をおこしやすいが、外断熱にすれば結露が生ぜず、このようなカビ・ダニによるアレルギー疾患がおこ りにくいということになれば、このような快適な「生活」を求める権利が憲法25条により保障されていると 言ってよいのではないでしょうか。
2つ目には、憲法13条後段です。ここには「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公 共の福祉に反しない限り、立法その他の国政のうえで最大の尊重を必要とする」と定められております。一般 にこの規定は、幸福追求権と総称され、新しい人権の根拠規定とされるもので、プライバシーの権利や環境権 の根拠とされる規定です。だとすれば、このような「快適な居住空間」を求めるため、外断熱で建築するよう 求める権利が幸福追求権の一つとして存在するとしておかしくないのではないでしょうか。
3つ目は憲法98条Ⅱ項です。ここには「日本国が締結した条約及び確立された国際法規はこれを誠実に遵 守することを必要とする」と定められております。ご記憶のとおり、1997年12月に、京都で地球温暖化 防止のための国際会議が開催され、温室効果ガスの排出を削減する旨の京都議定書が調印されました。日本 は、2008年〜2012年にかけて、1990年比で6%の削減を約束しておりますが、現実にはその対応 策が遅々として進んでいないのが現実です。しかし、外断熱の利点の3つ目として述べたように、外断熱にす れば、この点でも効果は大であり、即刻、これを実行して、外断熱の建物がほとんどであるという日本にしな ければならないと言えます。 以上、外断熱の建物を求めたいと考える皆様の要求は、単なる個人的な欲求のレベルを越えて、憲法上の権 利であることを、あえて指摘した次第であります。
そして、このような憲法上の権利と言える外断熱工法を正しく普及すべく、我々はNPO外断熱推進会議を 設立いたしました。 是非とも、皆様の多数の方々の参加をお待ちしております。
※この「オピニオン」は2002年12月19日の外断熱推進会議発足準備会の記念講演「憲法と外断熱」をもとに、講演者 本人が改めて書いたものです。
竹川忠芳
弁護士、NPO外断熱推進会議代表
平成8年度第一東京弁護士会監事、その他、消費者委員会、業務妨害対策委 員会、倒産法部会に所属し、建築紛争研究班の班長などを行なっている。
弁護士業務としては、一般民事、刑事などの全ての事件を取り扱うが、何年か前から欠陥住宅訴訟に取り組んで今日に至る。
投稿者 sotodan : 04:39
オッピニオン第2回 「よい建物を長く使う」建築文化へ—若き建築家と石積みの家 山岡淳一郎
【特別寄稿】
知り合いの編集者の紹介で、大学院を卒業したばかりの駆け出し建築家・R君と飲む機会があった。彼は、拙著『外断熱は日本のマンションをどこまで変えるか』の読者だった。
凛と張った声でR君は語る。 「建築界は、閉じています。もっと開かなくてはいけないと思う。僕は、住む人の心や身 体、環境、その土地の来歴などを考えた建物をつくりたいけれど、周囲の若い建築家は、判で押したように『ビッグ・プロジェクトをやりたい』と言います。
みんな、大学院の卒業制作は大きな大きなプロジェクトのちっちゃい『模型』をつくり ます。でも、卒業して、建築事務所に入ったら、陰で不平を漏らしながら、集合住宅なんかを嫌々、設計している。なんだか、違うよなと思います。
僕は、卒業制作でも、ほんものの建物をつくりたかったので、二〇坪足らずの土地に母 と姉と三人で生活する自宅を建てました。五歳のとき父が亡くなって、ずっと暮してきた古い家を壊し、建て替えました。いろんな思い出がつまっていて、愛着のある家を壊すのは辛かった。でも、母と姉を説得して、挑戦しました。
卒業制作でそこまでやるのはバカじゃないか、と周りに笑われたけれど……。 職人さんと一緒になって、壁を塗り、柱を立て、現場で寝起きをしました。そのとき思った。僕は建築現場での技術や知識、ボキャブラリーが全然、足りない。住む人のことも知らない。だから、頭でっかちの設計事務所に入るのはやめよう。徹底的にお客さんとディスカッションをして丁寧に家を建てることで知られる建築家に、弟子入りしました」 「すばらしい選択をしたね」と私は応えた。 ヨシッ、ふんばれよ、と内心、声をかけたくなった。 久しぶりにまなざしが「上」でも「下」でもなく、まっすぐ「前」を向いている青年と 出会った。R君は、朝鮮籍の在日三世である。
ノンフィクションの書き手にとって「出会い」は、「生」そのものだ。熟した果実が、 風に吹かれて、地面にポトンと落ちる。そんな日々の問題意識の延長上の出会いもあれば、 まったく予期していなかった出会いもある。だが、「出会い」と感じた瞬間、それは偶然 ではなく、必然となる。必然化する作業こそが、「書く」ことにつながる。
私が初めて外断熱を知ったのは、あるベテラン編集者を介してだった。拙著のあとがき でも書いたが「なに、ソレ」が、第一印象だった。しかし、取材を通して、さまざまな人 と会ううちに日本という国が、いかに目先の「移ろいやすい」もの(その象徴がおカネ)し か見てこなかったかをしみじみと感じた。
日本人は、あげ底の「豊かさ」に馴らされ、気がつけば、世界経済の源流にばんきょす る欧米の大財閥とその手先の国際金融シンジケートの投機屋たちによって、バブル経済に トドメを指され、不況と財政赤字の二重苦である。
胸に手を当て、もう一度「豊かさってなんだろう」と問うてみたい。 経済指標は低くとも日本人よりよほど豊かに暮している人たちは、世界じゅうにたくさ んいる。
たとえば、南イタリアの田舎町・アルベロベッロの「トゥルッロ」と呼ばれる石積みの 家でエアコンいらずの生活を送っているおばあさん。
昨夏、取材で彼の地を訪れたとき、不意にミヤコ喋々をバタ臭くした感じのおばあちゃ んから「家のなか、見ておいきよ」と声をかけられ、通訳、カメラマンともども図々しく、入り込んだ。
50センチ四方の平たい石灰石を積み上げて漆喰で固めたドングリみたいな形の家であ る。屋内は、同心円状のドーム型。雪のカマクラをドーンとスケールアップした感じだ。 広さは二〇畳、いや、もっとあるだろうか。
この建て方は、15〜16世紀に始まったといわれ、一帯はユネスコの世界文化遺産に 指定されている。おばあさんは、わずかな年金と家族の援助で、観光客も足を踏み入れな い、坂のきつい旧市街の外れの石積みの家にひとりで暮していた。
われわれを迎え入れた彼女は、 「子どもたちの部屋は、ほら、あそこだったのよ」とロフトを指差す。 戸外の焼けつくような日差しが、ここには届かない。ひんやり、涼しく、心地よい。 室内側には、もうひとつ石の壁があり、二重壁になっている。熱容量の大きな二重の石 壁で築かれているので、断熱性能が高いのはいうまでもない。
石の建築文化の「芯」に触れたような気がした。おばあさんは言う。 「寂しくなんてないわ。毎日、必ず、息子や娘、孫が訪ねてきてくれるし、しょっちゅう、 家族で食事をしてるのよ。あの子たちは、街のコンクリートのアパートに住んでるけど、 あたしはゴメンだね。少し不便でも、住み慣れたここが、いい」 「健康の不安はありませんか?」 「ぐあいが悪くなれば、ベッドに寝るだけよ。ここでね。誰かが看病してくれるわ。もう 歳だから、あとは神様のお召しを待つばかりだわねぇ」
私はよけいなことを訊いてしまったようだ。自家製の甘いレモンのリキュールを一杯、 ごちそうになって、石積みの家を辞した。
ふたたび、南イタリアの太陽にカンカン照りつけられながら、豊かさについて考えた。 生存に関する根本的な経済的条件は整っているとして、行き着いたのが、次の「豊かさ三 条件」である。
・いい人と出会え、いい人と支え合っていると思える人間関係(家族関係を含む)
・ずっとここにいたいなぁと感じられる環境(自然環境を含む)
・なるほど、ここにはこんな物語があったのかと実感できる歴史 (自分史を含む)
つまり、人間関係、環境、時間の流れが、分断されることなく、連関を保ちつつ形成され ている社会に私は「豊かさ」を感じるようだ。 改めて身のまわりを眺めてみた。暴力的とも言える景観が、眼前に迫ってくる。 「よい建物を長く使う」建築文化への転換が急務であることをひしひしと感じる。 「公」という言葉は、日本では、もはや死語になってしまったのだろうか……。
R君との対話は楽しかった。久しぶりに終電まで飲み、別れ際、私は彼に言った。 「よい建物を長く使う建築文化への転換は、その物理的効用だけではなく、社会のあり方 を変革していく、大きな可能性を秘めている。きみらの番がもうすぐ回ってくるよ」 若き建築家への精一杯の激励をこめて……。
山岡淳一郎
ノンフィクション作家
1959年、愛媛県松山市生まれ。
さまざまなメディアで人物ドキュメント、企業ルポ、スポーツ・ノンフィクション、 海外紀行などを執筆。週刊朝日における連載をもとに『外断熱は日本のマンションを どこまで変えるか』(日本実業出版)を出版。『マリオネット プロサッカー・アウト ロー物語』(文藝春秋)、『ボクサー回流』(文藝春秋)、『風と土のカルテ—色平哲郎 の軌跡』(まどか出版)、『昭和ひとけた外伝』(ランドガレージ)他、著書多数。
山岡淳一郎ホームページ http://www.landgarage.co.jp/yamaoka-page.htm へ
投稿者 sotodan : 04:37
オピニオン第1回 「わが国の行政と外断熱」宮坂 幸伸
消費者にとって安心できる良いものが売れ、それに伴って経済も活性化する、これは自由経済を標榜する国 にとっては自明のことである。だから行政も、それが社会の秩序の崩壊につながらない限り、競争の後押しを することはあっても阻害したり制限したりすることはない。あくまでも判断は消費者に委ね、客観的に国の政 策の方向に合致するとなれば積極的に支援する、これが常識である。
ところがこの国ではこうした自由経済の常識が通じない。全てが、と言うと言い過ぎかもしれぬが、実に多 くのことが行政の恣意的な判断で決められ、一方の企業もあたかも「護送船団」の様にこうした判断に従い、 そして守られてきた。だから「まるで社会主義国家のようだ」と揶揄されても明快な反論が出来ない独特な資 本主義国家と見られてきた。
明治の開国以来だ、いや戦前の国家総動員体制からだ、或いは戦後の復興期だと識者によって様々な時期の 設定はあるが、国家が「坂の上の雲」を目指して一丸となって社会的インフラの整備や、重厚長大型産業の振 興を図り、輸出立国を目指すことが時代の要請であった時には、こうして行政が民間企業を束ね、政策誘導を 行うとともに様々な助成措置を伴って支援していくことは大変に効率的であり、わが国の場合、こうした政策 に加えて他に例を見ないような明治の開国以前からの国民の教育水準の高さ、治安の安定、勤勉性などがあい まって、一気に欧米の経済基準に追いつくという奇跡を成し遂げることが出来た。
しかし今日、こうした過去に類を見ないような輝かしい成功がこの国の活力を失わせているのだ。かつての 国鉄もそうだが、過去の成功をもたらした制度や手法は必ずその役割を終え、いずれ阻害要因へと転化するこ とに気がつかぬと転落は速いのである。バブル崩壊以来の不況の連続を失われた十年と言っているが、その象 徴のような大手の金融機関やゼネコンの経営が一向に改善されずに行き詰まっているのも、バブル期の融資・ 投資の見通しの誤りもあるが、同様の成功例への執着がその主たる原因であったといってよい。しかも、如何 にもこの国らしく、この成功例に最も執着しているのが行政であったのだ。
この九月にスウェーデン、ドイツに外断熱の研究事情と実際の施工工場等視察に行って来た。外断熱という 建設工法に出会って三年、この間実際に外断熱のマンションを何度も訪れ、理論だけでなく、実感としてその 優れた特性を感じてきた。しかし残念ながらわが国で外断熱の建物に出会うことは、今まではほとんど皆無で あった。今回の視察は文字通り目から鱗、であった。凡そ目に付く新築の建物は全て外断熱のものであり、古 い建物の外断熱改修も進んでいた。外断熱工法については色々な切り口がある。地球温暖化への対応としての 省エネルギー問題、結露によるカビの発生に由来する健康問題、建築廃材の問題に見られる省資源、環境問題 等々今日の課題に対処するための様々な利点を持っているのだ。二カ国の視察ではあったが、建築物理という 研究分野の充実と、こうした課題に対する国の方針の明確さを見て、わが国との余りの違いに改めて愕然とし たのである。
平成十一年八月に「マンションの外断熱に関する質問趣意書」が衆議院議員の佐藤謙一郎氏から政府に提出 された。多分「外断熱」という言葉が我が国の政治の世界に始めて登場したのはこの時だと思う。この趣意書 への政府の答弁書、及びその後の一連の建設省(当時)とのやりとりを通じて判ることは、かいつまんで言え ば外断熱の特性については建設省も一定の理解をもっていたこと、北欧へ調査の為に建設省から人を派遣して いたということである。
しかし、その後国会の審議で取り上げられ、関係者の数々の取り組みがなされたにもかかわらず、行政側に この外断熱を推進しようという動きは全く見られなかった。その理由は幾つも挙げられる。一貫して内断熱の マンション建設を進めてきた故の行政と建設業界の責任問題を避けるため、というのがその大きな理由の一つ であろう。外断熱と謳いながら建設物理学に裏打ちされないまま建設されたまがいものの建物が外断熱のイメ ージを損ねたことも挙げられよう。しかし何よりも糾弾されるべきものは過去の成功事例にとらわれて政策の 変更を避けようとする行政の姿勢なのである。明らかに消費者の指向が快適な住環境へ向いているのに、従来 からのともかく家を持たせればとばかりに、国益や消費者の利益よりも省益を優先する体質がこれである。
行政が動かず、したがって業界の多くも動かない。衣食が有り余るほど足りて、住も数だけは一応足りたか も知れぬが、時代の要請はその品質を問うものとなっている。今までは良いのである。しかし、何がより良い のかを知り、他方住を取り巻く環境が変わり、消費者ニーズが変わったのにこれに応えないのは不作為の罪で ある。
NPO法人「外断熱推進会議」の構想は、こうした事態を突破する為には消費者の側に立ち、建設、資源、 環境、厚生といった縦割りの行政の限界をインテグレートしていくしか方法はないとの認識を背景に進められ た。幸い、多くの識者、各分野の方々からの賛同をいただき、また先鋭的に新たな挑戦に挑もうとする建設会 社の皆様の参加もいただいてスタート台に立つことが出来た。全てはこれからである。健康で安心して暮らせ る、省エネルギーを進め地球温暖化を止める、建築廃材を出来る限り出さず限りある資源を守る、その為の行 政、学会、業界そして消費者の意識の転換を目指し、正規な外断熱建築が当たり前となるような日本の実現に 全力を尽くしていきたい。
宮坂幸伸
NPO外断熱推進会議 設立発起人メンバー
昭和59年 社会経済国民会議 国鉄問題担当
昭和63年 民社党機関紙「週刊民社」編集長
平成 8年 衆議院議員 岩国哲人 政策担当秘書
平成12年 同 佐藤謙一郎 政策担当秘書
投稿者 sotodan : 04:35
渡部政一の言わせてもらいます Vol.7
『0.1%であることの特権』の巻
この7月、ようやくH事務局長の著書が発売されました(確か、チラシに「5月発売予定」とあったような気もするのですが・・・)。ともかく、おめでとうございます。と言いつつ、モノ書きの端くれとしては、文章面でいろいろと注文を付けたいところもあるんだけれど(あ、また「バッキャモン」の声が聞こえてきそう・・・)。
で、この本の中でも度々述べられていますが、「日本のコンクリート建築の99.9%は内断熱(または無断熱)」という事実、現状があります。
さて、この数字をどう受け止めるかが、今回のテーマです。「まだまだ、所詮、日本では・・・」と、嘆く向きもあるかもしれませんが、僕は、逆に「これって“希少価値”をウリに出来る、絶好のチャンスじゃん!」と、前向きに捉えたく思います。
ほとんどが従来型の内断熱というマンション市場の中で、ごくごく小さな確率である「本物の外断熱マンション」に出会うことができた。そんなあなたは、とてもラッキーなんですよ、とアピールすることは、決して嘘でも誇大広告でもないと思います。
「本物で質が良い希少品、いわば“マンションの中のブランド物”は、少々お値段が張ります。でも、住むほどに、そのクオリティが実感できます」。0.1%の存在である今こそが、こんなセールストークを有効に使えるビジネスチャンスなのになぁ、と思うのですが、いかがでしょう?異論、反論、オブジェクション、お待ちしています。
さて、次回は「異分子と本流の分岐点」というお題にて、の予定です。
投稿者 sotodan : 00:15
渡部政一の言わせてもらいます Vol.6
『外断熱ブランド化のすすめ』の巻
“ブランド化”といっても、「なんだかオッシャレーな雰囲気」で売ろうというイメージ戦略の話では、ありません。また、銀座や表参道にブティックを構える“超高級品”のようになろう、というハナシでもありません。
僕がご提案したいのは、普段使いながら“ちょっと贅沢、本物志向”の『知る人ぞ知る』レベルのブランドに、という信頼感づくりです。
例えば、カバンで言うと、東京の「Y田かばん」や、京都の「I澤帆布」など。確かに近所のスーパーで売っているモノよりは高いけれど、使い込めば、時が経つほどにその良さが実感できる。つまり、値段の違いを納得させるだけの価値がある。
これって、外断熱マンションの特長と似ていると思いませんか?最初、購入時は、従来型の内断熱マンションよりも少々お高い。でも、住むほどに快適さが実感できる。そして何よりも”造りのいい本物“は長く使えて、結局はおトク。ことわざに「安物買いの銭失い」というのもありますしね。
で、“SOTODAN”という単語そのものがブランドになってくれれば理想的なんだけれど、そうは問屋が卸さない。断熱材の厚さやサッシ、換気、施工のレベルなど『本物とは呼べないシロモノ』までが外断熱を名乗り始めると、ミソもクソも一緒くたにされてしまう恐れがある(お下品な表現でゴメンなさい。でも、これが一番ぴったりという感じがするもので・・・)。
専門家の方々に「ウールマークみたいに、認定証を発行できませんか?」と聞くと、皆さん口を揃えて「ガイドライン作りが難しい」とおっしゃいます。実際、EiPCのホームページにある推奨基準には“暫定”の文字があり、なんだか奥歯にものが詰まったような感じがします。
素人の勝手な願望なのですが、そこをなんとか。“外断熱推進会議”に関わる専門家・有識者の皆さんが集まり、「会議に会議をかさねて」はっきりとした認定基準を示していただけないものでしょうか。それこそが「外断熱ブランド化への第一歩」という気がする今日この頃であります。
そして“第二歩”というか、具体的な戦略としては、「希少価値」をフルに活用しませんか、という
わけで、次回は「0.1%であることの特権」の巻、の予定です。
投稿者 sotodan : 00:14
渡部政一の言わせてもらいます Vol.5
『正しい謝りかた』について
前回「いろんな意見があっていいのでは」と書いておきながら矛盾するようですが、これに関しては譲れませんので、あしからず。
まず、最低最悪の悪い例。今回のJR西日本の社長がやらかした「ペーパー棒読み、一応頭だけは下げておく」ような態度。あれで謝罪、誠意が伝わるわけがありません。
いきなり私事で恐縮ですが、僕には大阪のラジオ局に勤めている5歳下の従兄弟がいます。育った家も近く、末っ子の僕にとって弟代わりの存在です。彼があの路線を使って通勤していることは聞いていました。夕方、電話がつながったときには、ほっとすると同時にゾッとしました。朝、彼はあの快速電車に乗る予定で家を出た後、忘れ物をしたことに気付いて一端家に戻り、再び駅に向かったところJRが不通。理由も分からないまま阪急電鉄で会社に向かうと「オマエ生きていたのか!」と、大変な騒ぎだったそうです。まさに、紙一重。もしも・・・を想像するとき、被害者の方や遺族の方の声があまりにもリアルで、ティッシュペーパーを手放すことが出来ない日々が続きました。
その後ボロボロと出てくる嘘やごまかしの数々には、怒りを通り越して、絶句のひとことです。
一方、「正しい謝りかた」の例をひとつ。あの日、僕は仕事でドタキャンを食らい、ちょっとムッとしていました。相手のK氏は、最近いわゆるヘッドハンティングで新しい会社に移ったばかり。その新会社での”第一号仕事“を獲得するためのプレゼンに貢献した(つもり)とゆう自負があったからです。
翌日「このワタベとの打合せをドタキャンしなきゃいけないほどの用事って何だったんですか?」と、皮肉たっぷりに聞きました(我ながらヤな奴ですね)。するとK氏はまず「渡部君すまん。こっちが全面的に悪かった。謝る。」と詫びた後、こう続けました。「実はね、以前ウチのスタッフが納入した作品に大チョンボが見つかってさ。全ての予定をキャンセルして謝りに飛んで行ってたんだ。」「えっ、それってKさんの責任じゃないんじゃ・・・」と、僕。「責任あるさ。今、彼らは俺の部下なんだよ。
クライアントにとって俺が入社する前か後かなんて関係無いだろ。ともかく“全面的に当方のミスです。申し訳ありませんでした。”と、ひたすら謝り続けたね。先方が何かひとこと言うたびに、また“全面的に当方のミスです。申し訳ありません”を繰り返す。これを一時間ぐらい続けるうちに、あまりのしつこさに先方が笑い出しちゃってさ。“もうわかりました。今後は気をつけて下さいね。”と言って下さったんだ。助かったよ。」と、K氏。
これぞ、『正しい謝り方』。怒っていた相手を、最後には笑わせてしまうほどの誠意。僕だったら「だって知らなかったんだもん」と言い訳してしまいそうなシチュエーションを、全面的に引き受ける、潔さ。感心してそう言うと、K氏は「だってさ、そのチョンボの内容、俺知らないんだぜ。“全面的にごめんなさい”としか謝りようがないだろう?」との回答。これには吹き出してしまいました。さっきまで“ムッとしていた”はずの僕もまた、いつのまにか笑っていたのです。
さて、ここでEIPCのコラムらしいオチを。もし、健康障害との因果関係が証明された場合。その時、“内断熱擁護派”の皆さんは、どんな謝りかたをするつもりなんでしょうか。今から、楽しみです。
次回は「外断熱ブランド化のすすめ」の巻、の予定です。
投稿者 sotodan : 00:14
渡部政一の言わせてもらいます Vol.4
「機関車トーマスはエライ?」の、巻
今回の結論は、「いろんな意見があっていいのでは」であります。話はアチコチと寄り道すると思いますが、ここに戻る予定です。ちなみに、タイトルにある“機関車トーマス”とは、僕が勝手に付けたH事務局長のあだ名であります。このEiPCの活動をガッシュガッシュとパワフルに牽引している姿は、まさに“機関車”と呼ぶのがふさわしい。ただ単に機関車だけだと味気がないので“トーマス”を付けてみたんですが……。
このあだ名は、決して揶揄している訳ではなく、一種の尊敬語であります。そう、あのパワフルさ、バイタリティは誰にもマネ出来ないレベル。この意味では、文句なしにエライと思っています。と、持ち上げておいて、“?”マークをつけた理由。それは、時折「これが正しいんだ!」という思い込みのもと、暴走しかねない性格を持っているからであります。
そんな時、「どぅどぅどぅ」とブレーキを掛ける“名車掌役”が、宮様ことM専務理事。まったく、よく出来たコンビだなぁと、見ていて感心してしまいます。
ここでちょっと寄り道しますが、前回書いた「外断熱失業」って、よく考えてみると、このお2人こそが元祖、大先輩であります。本来ならば、かなりの地位・収入が約束されていただろうに、それを投げうって、この活動に専念されている(しかも、ときには私財を投げ打ってまで。この前のセミナーでは、予定通りに協賛金が集まらず「また自腹かなぁ」と真っ青になっていて、気の毒なくらいでした。結果 は、ぎりぎりセーフだったようですが……)。僕のように自営業のかたわら時々“押し掛けボランティア”に来る程度のヤツがエラソーに意見など出来る存在ではないのであります。本来は。
と、持ち上げておいて、話を戻します。「これが正しいんだ!」という思い込みモードのもと"正論“を延々と述べる人達が、僕は苦手です。少しでも異論を挟むと、「私が正しいことを言っているのに、わからないのか!」と、逆上するタイプが多いからです。特に、歴史観・イデオロギー方面の話をするときの“団塊の世代”に、この傾向が強い気がします。M専務理事から「何でもかんでも”世代論”にしてしまうのは、いかがなものか」と言われてしまいましたが、だって多いんだもん、「正論の人」が。僕はただ、『いろんな意見があっていいのでは』と、言いたいだけなんだけれど。
ここまで書いたところで、JR西日本の大惨事のニュースに接しました。突然、表現が時節柄ふさわしくない文章になってしまったわけですが、あえてアップします。心の底からの怒りと悲しみと、哀悼の意をこめて、次回、僕の“正論”を書きます。タイトルは『正しい謝りかた』について、です。
投稿者 sotodan : 00:13
渡部政一の言わせてもらいます Vol.3
「“外断熱失業”とは、これいかに」の、巻
前回「H事務局長を逆上させるのが、僕の役目」みたいな話を書いて、言葉足らずだったかなと思うので、補足をさせてください。
結論から言うと、「少しでも外断熱推進会議のお役に立ちたい」と考えているからです(あーっ、歯が浮く、と思われた方には、ゴメンなさい)。ともかく、本気でお役に立とうとすると、H事務局長にとって耳に痛い「直言、進言」を、せざるを得ない場合もあるわけであります。
例えば、「何故、HPに“外断熱に関するイロハのコーナー”がないのか」であり、「使用しているイラストのタッチがバラバラで、センスがない」などなど……。結果、毎度おなじみのフレーズ「バッキャモン!ワタベ、このバッキャモンめが!」を叫ぶ“逆上モード”に入るわけです。
この逆上モードを超えた“ア然モード”とゆうのも、ありました。ハンス・エーク講演のパンフの打合せをしていた時のこと。H氏が「ドーンと“無暖房住宅”の文字を大きく」と言い始めたので、言下に「却下。ダサいです」と否定したところ、目と口を大きく開いたまま“固まってしまった”のです。思い切りア然としている顔は、ちょっとした見モノでした。
さて、バッキャモンと呼ばれようと、押し掛けボランティアに来て「本気で(意地になって?)役に立とうとする」、その理由について少しお話しをいたします。
三年前、福岡のマンション・デベロッパーのお仕事を手伝いに行く事になりました。その時点では「マンションの断熱には"内“と”外”がある」なんて、全く知らない”一般ピープル“そのものでした。広告の仕事だと思っていたら、商品開発にも関わりなさいという事で、社長から頂いた課題が「子育て支援と、健康マンション」。このキーワードに沿って色々と調べるうちに、知ってしまった、のであります。「外断熱」について。
関連の本やHPを読み込むうちに、どんどんと『薄利多売の内断熱マンションを売ること』への忸怩たる思いが募りました。社内提案書を作る。「時期尚早」だと却下される。その繰り返しでした。
結局、去年の夏に東京へと舞い戻ってきた次第です。正直なところ、嫁が言うように「やっと安定した生活ができると思ったら、また不安定な自営業に逆戻り」という、不安はありました(今もありますが……)。
H事務局長にいたっては「辞めるのを止めなさい。今の会社で頑張って5年、10年後に外断熱を実現させる事をめざしなさい」の一点張り。まるで「来るな来るな」と言わんばかりの態度。(勿論、当方の生活を心配して下さってのことですが。これで意地になって“押し掛けて来た”という説も一部にありますが……)それでも、僕のなかの“優先順位”として「安定を求めて、内断熱マンションを売る」よりも「不安定な自営業に戻ってでも、外断熱推進会議を手伝いたい」という気持ちの方が勝ってしまい、辞表を出しました(ちょっと“自己陶酔ぎみ”かしら?)。
九州でN支部長に、東京でH事務局長に報告をしたところ、全く同じセリフが返ってきたのには、苦笑いをしてしまいました。2人とも「知ってしまったばっかりにねぇ、これじゃあ“外断熱失業”だね。」と、口調までそっくりに仰ったのでした。外断熱失業……ヘンな言葉が発明されたものであります。
ともかく、本人は失業ではなく、“第二の開業”と称して、フリーのコピーライターとして、活動中です。お仕事、お待ちしております。あ、つい、営業しちゃいました。失礼。
さて、次回は『機関車トーマスはエライ?』の巻の予定です。
投稿者 sotodan : 00:13 | コメント (0)
渡部政一の言わせてもらいます Vol.2
「なぜ“バッキャモン”というあだ名?」の巻
去年の夏から“押し掛けボランティア”をしています。まだ大して役に立ってもいないし、「事務局の仕事を手伝った時間と、飲み会に参加した時間、どっちが多い?」と聞かれるってえと、「うーむ……」と言葉に詰まらざるを得ないのが、現状であります。
しかし。「あ、これは僕にしか出来ない役目だな」と、自負していることがあります。それは、「酒の席でH事務局長を逆上させる」という、他の誰もがビビッてやりたがらない行為であります。
なにしろ相手は、あの熊のような体格と、馬鹿でかい声の持ち主。腕力では勝ち目は0%に違いありません。でも、「屁理屈合戦」という当方得意の土俵に引きずり込むと、若干の勝ち目は出てきます。
んでもって、言い負かされそうになると必ず出るワンパターン・フレーズが、これ。「バッキャモン! ワタベ、このバッキャモンめが!」
おかげで、事務局に顔を出すと、M専務理事から「明日、バッキャモンは何時に来るんだっけ?」などと言われるように、半ばニックネーム化している次第なのであります。
ま、この「バッキャモン」に関しては、口喧嘩して負けた子どもが「お前の母さん、デーベーソ!」と意味不明のフレーズを叫ぶのと似たようなものと余裕をかましておりました。
ところが。本当の逆襲は、意外なところからやって来たのです。
今年のスタートを飾る新年の互礼会を案内するメルマガを見ると「講師:コピーライター渡部氏」と出ているではありませんか。何と、ご来賓のお歴々を前に、約30分間喋れというお達し。これって、事務局長の職権乱用によるイジメ、バツゲームだと思いません? あ、ご同情、ありがとうございます。
ともかく、冷や汗タラタラの“講演もどき”をやらかしたのですが、舞上がっちゃって、言いたい事の半分も表現できずじまい。舌足らず、尻切れトンボだった部分を、次回以降少しずつ補足してみたいな、と思っております。
乞う、ご期待。
さて、次回は「外断熱失業とは、これいかに?」の巻の予定です。
投稿者 sotodan : 00:12
渡部政一の言わせてもらいます Vol.1
「プライオリティ=優先順位」についての巻。
僕は今、モーレツに怒っております。それはNテレの野球中継の‘心構え‘についてであります。先日、日本のプロ野球は“歴史的瞬間”を迎えようとしていました。半世紀ぶりに誕生した新球団“楽天イーグルス”が、エース岩隈の力投により、まさに、歴史に残る初勝利を挙げようとしている、9回…と、突然ニュースになり、米国ライスだかご飯だかいう国務長官があー言ったのこー言ったのという話が続き、数分後に、画面はやっとスタジアムに戻りました。「よっしやー!」と思って画面を見ていると、何だかヘン。両チームのユニフォームが違うのであります。Nテレ系列の「G軍」と横浜「B軍」のオープン戦(つまり、練習試合。しかも、録画放送)に切り替わっていた……。“プロ野球の歴史に残る試合の最終回“と”自社系列球団の練習試合、しかも録画“と、「どっちが優先順位が高いんじゃい!!」ハァ、ハァハァ…。
…失礼しました。翌日、今度は26対ゼロとゆう、”歴史的な大敗ぶり“を見ているうちに、少々レーセーにはなってきたところなのですが、やっぱ大声で言いたい。「モノゴトには、プライオリティ=優先順位というものがあるんじゃないのか?!」と。
んでもって、ここからが、今回の本論なのですが(前置きが長くってスミマセン。)住まいを選ぶに際して、立地や価格の次に、「デザイン=(カッコよさ)」とか「設備・付帯施設=(ゴージャス感?)」を優先的に考える人が、まだまだ多いとゆう気がするのであります。
その傾向を煽るような広告コピーを(何も知らなかったとはいえ)多々書きなぐってきたという、反省をこめて申し上げたい。肝心なのは、まずは“躯体”であり、「断熱性能」や「換気のクォリティ」なんですよ、と。
この“優先順位”をキーワードに、時々、エッセイもどきの雑文を書かせていただければ、と、思っております。お堅い話が多いEiPCのページの中の“箸休め”的な存在になれれば、うれしいです。
さて、次回は「なぜ、“バッキャモン”というあだ名?」の予定です。
【渡部政一(コピーライター)さんの経歴紹介】

木曜会における渡部さん(左)と太田(事務局)
1958年 神戸市葺合生まれ。
武蔵野美術短期大学視覚伝達デザイン科卒。
在学中より、コピーライター/作詞家の松本一起氏に師事。当時の代表作にリクルート「とらばーゆ」が隔週から週刊化された際のTV-CM「口紅を変えてみた、木曜日」がある。卒業後、博報堂の100%資本子会社(株)アートプロモーションにコピーライターとして入社。’81年「宣伝会議賞」、’82年「毎日広告デザイン賞」
受賞。翌年からフリーとして活動。
’02年〜’04年に福岡でデベロッパー勤務を経験、そこで“外断熱”と出会い、’04年7月より再び東京へ。
フリーライターとして活動しつつ、NPO法人外断熱推進会議をサポート中。
投稿者 sotodan : 00:09
田村浩一の言わせてもらいます Vol.4
再び「道」について
初回の私の投稿は「遠い道」であった。ここで、「道」と付くのは茶道、柔道、剣道、空手道など多くあるがいづれも単なる技術の向上やレベルを競うだけでない、何か精神的な目標や柱がある、と書いた。
最近、兄弟が争い弟が兄を殺したとか、15歳の少年が両親を殺害したとか殺伐とした悲しい事件が多い。人間にはその年齢に応じた通るべき「道」があるのでないか。
どうしてこの最悪の事態になるまで放置していたか、誰も矯正する手段がなかったのか、誰もが少し「道」が外れているぞ、と前兆に気がつかなかったのか、まったく悲しくなる。
少年時代は私の場合、約50年前になる。この時代は父の転勤の関係で宮城県仙台市の中学校に通学していた頃だ。それまでは名古屋の小学校に通っていた。狭く小さな社宅であったが今は楽しい思い出ばかりが頭に残っている。仲間は多くおりメンコやこま回しやトンボつりを思い出す。弟とタモで小川へフナを取りに行ったり、夏には蝉を取りに行って5匹くらい羽を手で挟んで家に持って帰り(家に着く頃にはトリモチで羽がつぶれ蝉は死んでいた)母にかわいそうにと怒られたことがある。
家の前にはおばあちゃんが家族と一緒に住んでおり、いたずらして怪我をするとこのおばあちゃんのところに連れて行かれて話を聞いた後、尊い水を少し飲まされ、シワクチャの指先で痛いところをかざしてくれる。そうすると不思議なことに痛みが消える。いまでもその原理はわからない。でも痛みが癒えた記憶は消えない。
やさしいお兄ちゃんもいた。彼は私たちに作法、たとえば「ありがとう」をいうタイミングを教えてもらった。人前でおならをしたら「失礼」。を教えてくれた。私の仲間はみな腕白でいつもケンカばかりしていて親を泣かせていた。新しいメンコが欲しくていくらかお金を家から持ち出したのを母に見つかり、母は私を前に座らせワンワン泣きながら諭されたのを昨日のように思い出す。
考えてみると私の今日あるは(1)両親の躾と愛情(2)友達関係(3)近所の人たちとの関係(4)兄弟関係(5)学校にいる間の先生や友達との関係の5つの、いわゆる人間関係の中で通るべき「道」をそれなりに通り、年齢に応じた礼儀や常識や知識を学んだ結果と感ずる。
今の少年達を思うとき私が経験したような環境があるのかないのか、時代が変わっても人間が成長するスピードは昔と変わらない。変わったのは社会、たとえば豊かな物質社会、IT社会、車社会、情報氾濫社会等等、どんな社会であっても上述した(1)から(5)までの関係の中で己がもまれ、その年齢に応じた「道」を通って成長して行けば昨今のような少年が絡む不幸な事件は起こらないのではないか。特に少年には輝く未来があるはず。少年の場合は特に(1)の親子関係に最大の問題があると思う。普通に生活していればどんな子供でも親の背中を肌で感じるはず、それが年に5回も6回も引越して家を変わろうとも親子の関係が、普通の会話をしていれば防げたのではないか。事件の背景にはもっと複雑な要因があるに違いないと思うがひとつの原因が(1)にあるのは間違いない。
40年前と比較すると世の中の変貌速度は数倍であろう。でも、人間の成長の速度は昔と変わらない。どうすれば不幸な少年事件がなくなるのか。とりまく大人に責任がないとは言えない。お互いによく考えたいと思う。
田村浩一(外断熱推進会議事務局)
投稿者 sotodan : 00:08
田村浩一の言わせてもらいます Vol.3
ある先輩の生活キーワードから
私は昭和38年に板硝子の製造メーカーに入社し、爾来、本社、工場、出向、転籍、嘱託など約40年間をサラリーマンとして過ごしてきた。現在は縁があって外断熱推進会議というNPOにお世話になっています。
同期入社の人間もリタイア組が多くなり、会社や世間との繋がりが薄くなってきた。もう、俺には日経新聞も株式新聞も縁がなくなったと購読を止めた人間もいる。
世界でも高齢化社会へのスピードが最も早いといわれる日本、中でもサラリーマンは、専業主婦や自由業や芸術家と違って定年というかリタイア後の生活について最も不安を持っている層ではないかと思う。
私の友人で趣味もボランテアもなく毎日ボーっと暮らしている男がいる。自分の人生だからどう設計しようと自由だがもっとアクテイブに生きられないかと思う。先日ベテランシニアの二人の冒険家がヨットで無寄港世界一周をした。なんと素晴らしいエネルギーと気力と思う。先の友人も最近では地域の問題(環境や公害問題など)のオンブズマンとして行政に立ち入りながら発言しているらしい。
サラリーマンの最大の利点は今まで培って来た経験(会社で得た専門知識以外に人生経験も含めて)が豊富なことである。これを生かさない手はない。私個人の考えではこの経験が少しでいいからお迎えが来るまで世の役に立つこと。そのために努力は惜しまないこと。先日先輩から戴いた手紙の中に生活キーワードとして記されていた言葉にコレダ!と納得した記述があったのでご紹介したい。
◆一つ目は「学ぶ」ということ。
これは人生一生勉強といわれるように安きに流れるのではなく、己に課した課題、それは何でもいいのだろう、大事なことはあせることなく一%8
投稿者 sotodan : 00:06
田村浩一の言わせてもらいます Vol.2
小さな国際交流
私は昭和57年から約10年間、茨城県土浦市にある硝子繊維製造工場(現在の(株)マグ)に勤務した。赴任当時は土浦の駅舎も木造で周囲は田圃や蓮の池でローカールな景色を見せていた。つくば科学万博EXPO85(昭和60年)の開催を機に万博中央駅が新設されたり、つくばからJR土浦駅までの道路が整備されたり町は急速な変化をとげた。
つくば科学万博の跡の広大な地域には企業の研究所や工場、官庁の施設や大学などその町並みは外国の町と思うほどである。この地域はそれ以後「研究学園都市」と呼ばれることになる。話は飛躍するが平成17年8月には秋葉原からつくばまでの高速鉄道が開通する(つくばエクスプレスといいたった45分で走るそうです)ことになり、ますます都会と近くなり郊外とはいえなくなるであろう。 話をもどす。そんな訳でここには外国からの研究者や学生が住み、JICA(国際事業協力機構)の施設や学校なども作られ、つくばは国際的な色合いを毎年濃くしていくのである。その頃、土浦市にボランテイアグループとしてCOSMO ECHO(コスモエコー)が誕生した。これはつくば学園都市に在住または勤務する外国人を対象に日本の文化、たとえば着物や茶道や弓道や邦楽や七夕などを紹介して日本を理解してもらうと同時に外国の文化も知ろうという、国際ボランテアであると家内から聞いた。というのはこのグループ企画も運営もすべて女性が主体で男性は入会できない仕組みのようで、家内はメンバーとしてお世話していた関係で、私は間接的のその存在を知った次第である。
昭和65年頃か、家内より一度参加しないかとの誘いがあり、見学したことがある。その後、ある年の春、土浦の文化センターで今回は日本の文化、特に着物、生け花、邦楽(琴 尺八 三味線)を紹介するので応援してほしいとの要請が家内からあった。すこし迷ったがあまり難しい曲より日本の民謡やわらべ歌、春の海位ならと承知した。演奏後参加者に体験してもらうコーナーもあるので尺八も複数用意した。
聞くのも、見るのも、触るのも、初めてという方もおり、特に体験コーナーでは尺八を吹くと「頭がクラクラする」といってギブアップする人や音が出て感激する人など愉快な雰囲気であった。尺八の歴史を質問する方もおり、こちらも恥をかかないように勉強しなければならない。こんな経験を数年繰り返すうちにこちらもすこしずつ慣れ、あまり慌てなくなった。毎年同じ曲を演奏しても聞く方は初めての方が多く気が抜けないイベントではある。
ある年、折り紙のイベントでアルバニアの青年と知り合いになった。彼は国の研修生として国費で留学しており専門は地震学という。日本語と英語が堪能で意思疎通には問題なく、以後毎年会うことになる。ある夏には私の住んでいる近くの手賀沼の花火大会に招待したこともある。しばらくして彼は結婚した。その後もお付き合いは続き当時彼が住んでいたつくばの家に招待されたことも今は懐かしい思い出である。奥様が作られたお国の料理をご馳走になり、今思うとレシピを聞いておけばよかったと思う。数年後、女の子が誕生しアニサと名づけられた。彼女は日本語と英語とアルバニア語を同時に覚えていくらしく、小さい子の吸収力には感心した。4年ほど前カナダへの転勤が決まりお別れすることになった。カナダへ移住後男の子が誕生し4人家族で楽しくお暮らしのようである。
今は電子メールで近況や写真を交信している。先日はアニサの成長振りに驚かされた。私の尺八の趣味が彼を知る機会になったことの偶然の面白さを感ずる。正月やクリスマス、誕生日などには国際電話で声を聞く。アニサはすっかり日本語を忘れたようだ。
彼の住むONTARIOには行ったことがないが一度訪問したいと思う。彼も彼女も尺八の音を覚えているだろうか。お互いの国や個人を理解し、なかよく交流していく、それを国際交流というなら小さい交流ではあるが今後も大事にしていきたい。
アルバニアには竹の楽器があるのかないのかそれを聞くのをずっと忘れていた。いつかはアルバニア一の美しい湖(スプタリ湖)で尺八を吹いてみたい。
田村浩一(外断熱推進会議事務局)
投稿者 sotodan : 00:05
田村浩一の言わせてもらいます Vol.1
「遠 い 道」
私は今、外断熱による〈省エネ・健康・高耐久〉都市つくり 特定非営利活動法人 外断熱推進会議に所属していますが、この道は決して平坦ではありません。山あり海あり、坂あり谷あり、の遠い道ですが、目標に向かってしつこく挑戦する覚悟を決めています。この外断熱への道に加え、私には人生のテーマがもう一つあります。
【夫れ尺八道は竹の如き心もて仁義禮智信五孔を堅く握り締め誠心を以って吹き貫くを謂う也】
これは、私が所属している上田流尺八道の流祖上田芳憧(家元は大阪府豊中市)が昭和22年に発表した“真髄文”と呼ばれるものです。流祖上田芳憧師(1892年〜1974年)は尺八道を提唱するからには、それに対する哲学が必要との考えから作成されたようです。
日本の尺八の流派は琴古流、都山流と上田流が三大流派と言われていますが「道」と付くのは上田流だけです。極めて哲学的な真髄文ですが世に茶道、華道、柔道、剣道、空手道と「道」がつくものは、単なる技術の向上や技能のレベルを極めるだけでない、何か精神的な柱があるようです。この真髄文は要約すると「尺八道は虚心無我の心になって仁義禮智信の五孔の道を実践すべき」(尺八には直径約10mmの孔が五個あいており、唄口より息を吹き込み、この孔の開閉で音を出す)となりますが、いいかえれば尺八道は音を通して己を磨き人格を高めることで単なる尺八音楽ではあってはならない。ということでしょう。
尺八を手にして約40年になりますが、とても真髄文の思想からはほど遠い感じがします。特に、現代では西洋楽器とも共存し、尺八は音の出る単なる楽器、といった感もあります。尺八は、それのみで吹奏する「本曲」。筝、三味線、尺八と合奏する「三曲」などがありますが、特に「本曲」は吹き手の技量のみならず心がよく現れ、「本曲」にこそ尺八の真髄があるといわれます。それは尺八が単純な構造の楽器ながら無限の音を奏で、吹き手の心が外に現れるからでしょう。たとえば「五月雨」「落葉」「恋慕流し」(いずれも流祖芳憧作曲)はその代表作です。
「三曲」にしろ「本曲」にしろ演奏会で気持ちよく吹けた、きっと聞いているお客さんも満足したに違いない、と言えるのはほとんど皆無でそれだけ技巧的にも感情移入も難しく、奥が深いと言えます。先の見えない、突き当りのない「遠い道」に迷い込んだとも言えますが、それだからこそ挑戦する意味があるのかもしれません。
余談ですが文部科学省の方針により、平成14年に「小・中新学習指導要領」の中に邦楽が必須科目として位置づけられ、子供たちは日本古来の音楽を聞いたり楽器に触れたりして今までの西洋音楽から転換することとなり私には大変嬉しい教育方針と大歓迎です。「千鳥の曲」、「春の海」、「鹿の遠音」などの素晴らしい曲は愛好者のみの財産ではありません。尺八道を共に歩いていける仲間が増えることを希望して止みません。年に数回の演奏会や尺八研究会などがありますが、その都度自分なりに目標を決めて練習しています。自己に目標を課してやっとその気になるのですから技量の上達も、まして真髄文の思想にはほど遠いことになります。それでも、この魅力ある道に入った以上、手が動かなくなるまで、譜面が読めなくなるまで、私の生涯の趣味としてしつこく歩いていこうと考えています。
田村浩一(外断熱推進会議事務局)
投稿者 sotodan : 00:04
2005年08月11日
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外断熱マンション入居者
外断熱マンション建設実況
投稿者 sotodan : 02:30
個人情報保護について
特定非営利活動法人 外断熱推進会議では、平成17年4月1日より施行された「個人情報の保護に関する法律」に基づき、個人情報の適切な保護と利用に関して以下のように取り組んでいます。
個人情報の保護に関する取り組みについて
特定非営利活動法人 外断熱推進会議(以下「外断熱推進会議」という)では、個人のプライバシーを尊重し,個人情報を保護するために細心の注意を払っています。
1. 外断熱推進会議では、個人に関する情報(以下「個人情報」という)について外断熱推進会議事務局内に管理責任者を置き、その管理責任者が適切な管理を行います。(管理責任者は事務局長)
3. 外断熱推進会議は、会員および各種セミナーや講演会で登録された方(以下「登録された方」という)の個人情報を適切に管理し、第三者に提供、開示等は一切いたしません。
3. 外断熱推進会議は、登録された方に、各種セミナーや講演会、見学会など、有益と思われる情報サービスを、電子メール、FAXまたは郵便等で会員にお送りする場合があります。
4. 登録された方は事務局に通知することにより、このような情報の提供を中止させることができます。また登録された方ご本人が、ご本人の個人情報の照会、修正等を希望される場合には、事務局までご連絡いただければ合理的な範囲ですみやかに対応いたします。
5. 外断熱推進会議は、外断熱推進会議が保有する個人情報に関して適用される法令、規範を遵守するとともに、上記各項における取り組みを適宜見直し、改善、向上に努めてまいります。
本件に関するお問い合わせ先:
特定非営利活動法人 外断熱推進会議 事務局
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館407
Tel:03-3436-4775 Fax:03-3436-0678
Mail:info@sotodan-npo.org
投稿者 sotodan : 02:26
スペシャル 小澤徳太郎
日本は廃棄物が蓄積されていく超輸入大国 閉じた空間の中で破滅しない社会に転換を
【この原稿は、(株)時局社ならびに小澤徳太郎様のご好意により、雑誌「時局」の2002年12月号から転載させていただいたもの です。】
| 環境問題は人間が引き起こしたもの。解決しようとすれば、人間の行動を どうすべきかを考えるほかない。資源やエネルギー消費の視点から経済活動 をとらえれば、日本は超輸入大国。このままいけば二〇一〇年には混乱が起 こり、二〇五〇年には大混乱が待っていると、環境問題スペシャリストの小 澤氏は警告する。 | ![]() |
小澤さんは長らくスウェーデン大使館で環境保護オブザーバーの仕事をしてこられましたが、それ以 前から環境問題を専門に?
- 小澤
いいえ、私がスウェーデン大使館で環境問題の仕事を担当したのは73年で、環境についての学問は まだどの大学にもなかった時代でした。しかし30年前というと公害の問題がありましたから、このまま行く と日本は大変なことになるんじゃないかと思い、外国になら学ぶところがあるかなと思って調べてみたけれ ど、なかった。
そうしたときに、スウェーデンが環境についての日本人スタッフを求めていて、現場に飛び込むのが一番い いと判断したのです。
なぜスウェーデンはそうした人材を求めたのですか。
- 小澤
72年に国連環境会議というものがストックホルムで初めて開かれ、その時、日本から大勢の公害患 者が「日本は公害で大変だ」と訴えに行ったんです。ほかの国では公害病というのはほとんどなかったものだ から、それを見てスウェーデンの人は大変驚きました。「環境問題が高じると、こういう人体被害が起きるの か」と初めて目の当たりにし、「もしこれがわが国で起きると大変なことになる」と。
というのも、既にスウェーデンは福祉国家となっていましたから、公害患者が出てくると、その補償をしな ければならず、予算がいくらあっても足りない。そこで日本とアメリカの大使館に環境問題の専門家を置こう と決めたわけです。
スウェーデンには環境保護庁という役所が既にあり、またスウェーデン人は基本的に英語がしゃべれますか ら、アメリカにはそこの担当官を直接派遣すればいい。しかし日本は非常に遠い国で、事情がよくわからない し、言葉もだめ。これは日本人を置かないとだめだろう、ということになり、たまたま私が選ばれたのです。
しかし、95年にその仕事を辞められます。
- 小澤
「こういうことをやろうと思っている。日本政府もきっと同じようなことを考えているだろうから、 その考え方を知りたい」というスウェーデンからの質問に対して、「こういっていますが、どうですか」と聞 きに行き、答えを返すという仕事をしていたのですが、90年代に入ると、次々に来る新しい質問に対して、 答えられない状態になったのです。
どういうことかというと、向こうは「このままエネルギーや資源を使っていったら大変なことになる。方向 を変えなければ」と、学者を動員していろんなことを考え始めていたわけですが、日本からの回答はいつも同 じ。そんな状況に、ちょっと嫌気が差したということもありましたし、「日本は大変な状況なんじゃないか」 という危機感が募り、それをちゃんと日本の人たちに伝えなければ、ますますひどい方に向かうんじゃないか と、独立する決心をしました。
スウェーデンという外からの視点で見ていたから、日本の現状がよく見えたと。
- 小澤
ええ。日本の物差しで見ると現状がよくわからないから、皆、何か不安がっているけれど、何もしな いわけです。けれど、外からの物差しで見ると、とんでもない状態。
80年代までは、日本の動きは非常に活発で、アメリカ、ヨーロッパを追い越そうとやってきて、追い抜い たと思った。ところが今はまた「日本は何をしているの?」という状態。 特に僕はたまたまスウェーデンから見ていたから、非常によく見えた。環境への取り組みでは、スウェーデ ンはまさに世界の最先端をいっていますから、一番上から日本を見ると、よくわかるんです。
日本社会の何が一番問題だと?
- 小澤
経済学という分野はすべてをお金に換算して考えますが、経済を支えているのはエネルギーと資源で す。それがあって初めて企業が、経済が動く。しかし日本の経済学者や経営者には、そのことに十分な理解が ない。そのため、将来の日本をどうしなくちゃいけないかが描けないということに、根本的な問題がありま す。
日本は、経済学者にいわせると輸出大国だという。確かに輸出額から輸入額を引くとかなりの黒字になりま すから、お金の流れで見ると、そうなります。でも、それではモノは正しく見えません。エネルギーから見る と、日本は超輸入大国です。
金額ではなく、物質の量で見る必要があると。
- 小澤
日本は外国から一年間にエネルギーと資源を含めて7億トンくらい輸入しています。そして、加工して 外国に出すのが約1億トン。 7億トンの輸入金額と1億トンの輸出金額を差し引きしても黒字になるような製品を作っているので、金額でみ れば黒字なのですが、物の流れでいくと、6億トンが必ず日本に残るという形になっている。それは廃棄物で残 る場合ばかりでなく、構造物になっていることもあるけれど、100年もたてば廃棄物になるかもしれない。
つまり、毎年6億トンもの余分なものが日本国内に蓄積されていく構造なんですね。
- 小澤
スウェーデンをはじめヨーロッパの国々は既にそのことがはっきりわかっているから、GDPは上げても、資源やエネルギーはできるだけ減らそうという動きをしています。
経済成長と、省資源・エネルギーの両立は可能だと?
- 小澤
経済成長にははっきりした定義があります。その国のGDPが前年に比べて上がれば成長。環境問題 を考えるとき、GDPの成長を止めろという議論がありますけれど、GDPは金の比率ですから、それは上が ってもいいんです。
二十世紀型の経済システムというのは、金額が上がるということは、すなわちエネルギーの消費量も増え、 資源の量も増えることでした。しかし二十一世紀はそうじゃなくて、GDPの数字は上げても、資源とエネル ギーの量は逆に、少なくしていこうとしているのです。
そして、ヨーロッパの国々は、実際にそれに取り組み始めたのですね。
- 小澤
ええ。ところが日本政府は、そういうことをやっていない。経済を発展させるには、エネルギーを増 やさなければいけないと、いまだに考えている。原子力、化石燃料エネルギーの上に、さらに自然エネルギーも増やそうとしているんです。
日本人も、個人レベルではわかっている人も多いと思うのですが、政策レベルでの動きが鈍いのはな ぜでしょう。
- 小澤
日本はこれまで、ずっとアメリカを手本にしてきましたから、二十一世紀を考えるときにもアメリカ を見てしまう傾向があります。ところがアメリカは広大な国土を持ち、資源もあって、人口も増えている。だ から、エネルギーと資源の問題に気が付きにくい。そうではない日本が、そうした国を手本として見ているこ とに大きな矛盾があります。 それでもアメリカがまだ救われるのは、いろんな意見の人がしっかりいて、ちゃんとわかる人がトップにな れば変わるというところ。ところが日本はそうじゃない。考え方が均一になっているために、だれがトップになっても変わらない。これは最悪の悲劇です。
経済学者が未来を描けないとするなら、何を指針に?
- 小澤
常識の範囲で考えれば、自然科学者は先が読める可能性がある。なぜなら自然の法則を見付けだして きた歴史があるからです。
私たち人間が、地球という金魚鉢のように閉じられた空間の中で諸々の活動をやっているのは間違いない。 資源やエネルギーはその星の中にあるのであり、遠い将来は宇宙空間に飛び出して行くかもしれないけれど、 少なくともこの50年くらいの間には、そんなことは考えられない。そうならば、どこかの国の人口が増える ということは、金魚鉢の金魚が増えるだけの話です。
自然科学者は、そういうたくさんのものを観察して、法則を導き出し、今起きつつあることを推測し、今後についても大ざっぱな方向性ははわかる。そうすると、次に重要なのは人間の行動をどうするかということ。 なぜなら、環境問題は基本的には人間だけが起こしたものだからです。そこで政治家がでてきて、自然科学者が提示した問題を解決するルールを作る。
72年のスウェーデンの国連環境会議も科学者が問題を提示したことに対しての政治家の集まりだったわけですし、92年のリオデジャネイロの会議も、今年8月のヨハネスブルクのもそう。
スウェーデンなどでは、そういう国際会議にでている学者たちがちゃんと国民に向かって、「いまこういう状況で、こういう問題がある。だから早く政治を動かさなくちゃ」と発言し、それで社会が動くわけです。それが日本ではない。
なぜでしょう。
- 小澤
国民性だとか、哲学がないからだとか、そういうことを言う評論家や学者もいますが、そういうこと を持ち出されると、そこで話がとまってしまう。だから、私はそうは思いたくない。
常に目の前の問題にとらわれて、そこから物事を広く見るのではなく、どんどん狭く見ていくことが問題。 そして「どうにもならない」思考停止に陥ってしまうのが、今の日本。でも、きちんと条件を設定すれば、日本だってやれるはずですよ。
一層のご活躍を期待しています。
小澤徳太郎
環境問題スペシャリスト
1973年2月〜95年6月までスウェーデン大使館科学技術部 環境保護オブザーバー(環境問題、エネルギー問題、労働環境問題 担当)として勤務、その後環境問題スペシャリストとして独立し、 三重大学、東京工業大学、静岡県立大学、日本女子大学などで教鞭を執りつつ、講演、執筆活動を行う。
主な著書に『二十一世紀も人間は動物である/持続可能な社会へ の挑戦 日本 スウェーデン』『文系のための環境論・入門』などがある。
投稿者 sotodan : 02:20
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投稿者 sotodan : 01:38
2005年08月05日
第2回 「神戸−外断熱の暮らしセミナー」_終了しました
平成17年1月23日
神戸市で外断熱マンションを分譲している、信和住宅販売(株)の協賛により、 「神戸−外断熱の暮らしセミナー」を、平成17年1月23日(日)に神戸市で開催します。
平成16年9月12日(日)に神戸市コープこうべ生活文化センター第三会議室において、ノンフィクション作家の山岡淳一郎さんを招いて開かれた「外断熱マンションセミナー」に続く、二回目の「外断熱セミナー」となります。
今回は、「外断熱をもっと知りたい」の声にお応えして以下の内容で実施します。
その1−「外断熱のスタイルを知りたい! 北欧のライフスタイルをご紹介」
〜スウェーデンに35年お住まいの方のお話を伺います。
その2−「外断熱の暮らしを知りたい! 外断熱にお住まいの方の声をご紹介」
〜外断熱マンション住人(二家族)の本音トーク

ストックホルムのマンション
[主 催] 特定非営利活動法人 外断熱推進会議
[協 賛] 信和住宅販売株式会社
[開催日時] 平成17年1月23日(日) 14時開会〜17時頃まで
[会 場] レバンテ垂水2番館内3階多目的ホール JR山陽電鉄「垂水」駅下車、北出口より線路沿いを東へ
[参加費] 無料、ただし完全予約制のため、事前の申込みが必要となります。
[申込み] 0120-777-838(信和住宅販売(株)「外断熱セミナー」係)
[セミナー内容]
第一部「北欧の住宅事情と外断熱は理想的住宅への第一歩」
フォトジャーナリスト 「武藤 聖一*」氏の講演

武藤 聖一氏
第二部「北欧のライフスタイルを見てきて〜2004年北欧視察報告」
信和住宅販売(株)北欧視察スタッフ
第三部「外断熱マンションご入居者を向かえてのパネルディスカッション」
司会 外断熱推進会議事務局長 堀内正純
第四部「外断熱マンションの温熱環境調査報告」
京都工芸繊維大学助教授(工学博士) 芝池英樹氏
このセミナーへの参加申込みは、
0120‐777‐838(信和住宅販売(株)「外断熱セミナー」係)にて受付しています。
詳細は、http://www.shinwa-thermos.com/をご覧下さい。

世界のニュー・ショップNo.1
投稿者 sotodan : 04:21
設立趣旨
ご挨拶
平成17年7月20日特定非営利活動法人 外断熱推進会議
理事長 竹川 忠芳
特定非営利活動法人 外断熱推進会議は、平成15年10月24日法人として設立が認証され、同年11月7日同登記の完了に伴い、正式に法人としての活動が始まりました。おかげ様で、志を同じくする賛同者が集まり、北海道支部、甲信越支部、北陸支部、関西支部、九州支部が結成され、日本全国に活動の輪を広げることが出来ました。そして、これに伴い、事務所を交通の便の良い現在の地(港区芝公園)に移転し、事務局の充実をはかってまいりました。いずれもNPOの活動を理解し、協力を申し出てくれた方々によるもので、費用をかけない手作りの活動の輪が広がりつつあります。この誌面をお借りしまして、心からお礼を申し上げる次第であります。
ところで、我々が外断熱建物の普及を目ざした経緯について、今一度振り返ってみたいと思います。オイルショックを境に、それまではどの国でも無断熱の建物が当り前だったのですが、これ以降、先進国では省エネのため建物建設に断熱材を用いるようになりました。ドイツやスウェーデンが典型ですが、ヨーロッパやアメリカなど主要先進国のほとんどが断熱材をコンクリート建物の外側に張っております。ところが、日本では、どういうわけか、これを内側に吹きつける施工方法が定着してしまい、外断熱建物はほとんど存在しないという悲惨な状況でした。この間の経緯や、外断熱建物の利点などにつきましては、当NPO法人の事務局長堀内正純が「『外断熱』からはじまるマンション選び!」(現代書林)という本の中で詳論しておりますので、是非お読み下さい。
このように内断熱建物だけしか存在しない、といった片寄った建物のあり方は問題であり、少なくとも消費者側からみたとき、これだけ利点の多い外断熱建物を入手する選択肢のないこと自体が問題であり、そのような選択肢すら存在しないことを広く国民に指摘する必要があると共に、是非とも外断熱建物が普及するような活動をしていこうと考えたわけです。これが我々NPOの活動の原点です。
ところで、我々が目指している外断熱建物というのは、コンクリート建物の外側に断熱材を付するというだけの、いわば施工の方法(仕様)の一つを言っているにすぎない、と表面的に狭く捉えるのは誤りです。これは、建築物理という学問に基づいて、「快適な住まい」「快適な居住空間」「快適な住環境」を作って行くには、コンクリート建物に対しどのような施工をしたら良いのか、との問題意識から来るものです。従って、断熱材を用いるにしても、どのような材質のもので、どの程度の厚さを要するのか、張り方はどうするのかなど、いずれも建築物理の観点から科学的裏付けのあるものでなければなりません。また、当然に熱橋の処理、開口部(窓)の性能、換気システムの問題など、総合的に考える問題でもあります。
これらのことを理解してもらうため、NPO法人は活動の一つとして、ドイツ、スウェーデン(周辺フィンランドなど)への視察旅行をこれまで6回程行なってまいりました。これには国会議員の先生方にもご参加いただき、国会の委員会で活発な議論が行われる素地を築くことが出来ました。また、デベロッパー、施工会社、建築士の方々にもご参加いただき、外断熱建物の快適性を実感いただくと共に、改めて建築物理の観点からの施工の重要性をご認識いただけたものと思います。
加えて、昨年度はヨーロッパの建築物理をリードするフラウンホーファー建築物理研究所の所長、研究員をお招きして、日独外断熱セミナーを東京、京都、札幌で開催致しましたところ、多数の方(建築界、消費者を含め)のご参加をいただき、ここでも建築物理の考え方を再認識いただけたと思います。そして、今年の2月には無暖房住宅を設計されたスウェーデンのハンス・エイク氏をお招きし、長野、東京、京都、札幌でセミナーを開催し、スウェーデンのような極寒の地でも暖房設備なくして快適な住宅の建設が可能なことを紹介し、「良い建物」を考えるうえでの一つのヒントを提供いただきました。
このようにして、消費者を含む国民一般の認識はもとよりとして、少なくとも作り手側の意識が確実に「良い建物」を作る方向へと向かっており、徐々にではありますが、日本でも外断熱建物を施工できる業者が出現し、増えてきつつあると言えます。
今後は、より多くの消費者の皆様に、外断熱建物という良い建物を長く所有することが財産保持のため、また健康生活のために有用であることを、お分かりいただくための諸活動を積極的に展開していく所存です。その一つとして、外断熱フェスタの開催を企画いたしておりますので、是非ご期待下さい。
また、国交省が、来春には住宅基本法案を国会に上程する方向で、現在、準備を進めております。この法律が目指しているのは、今までの「我が国の住宅や住環境の質が国際的にみて低水準である」ことを反省したうえで、今後は質的に見て「良い建物」を作っていくべく、これまでの住宅政策を転換しようとのことです。まさに我々NPO法人が目指している住宅観へと、今や転換しようとしているもの、と評価することが出来ます。
このように考えると、転換自体は大いに歓迎すべきことですが、建物の良し悪しを判断する基準として、建築物理の考え方を正しく導入する必要があります。当然のことにこれまでの内断熱から外断熱建物への転換が図られるべきでありましょうから、是非とも住宅基本法案の立法に際して、当局には外断熱建物の有用性を確認してもらい、立法に際しこれを取り入れるべく、今後は強力に関係機関に対し働きかけしていく必要があると思います。
是非とも、皆様のご協力をお願い申し上げますと共に、この立法を機に、外断熱建物が国民の間に広く普及することを願って、我々NPO法人一同、頑張ってまいりたいと思います。
特定非営利活動法人 外断熱推進会議 として活動開始
2003年11月17日付で法人登記を完了。特定非営利活動法人外断熱推進会議としての活動を開始しました。
ここに、私たちの設立趣旨をご案内させていただきます。何卒、趣旨をご理解いただき、力強いご支援ご協力を賜りたく、お願い申し上げます。
設立趣旨
21世紀を迎えて私たちの社会は大きな転換期にいたっております。2006年には日本の人口がピークアウトを迎え、2025年〜50年には人口の3分の1が65歳以上の高齢者、3分の1が非就労者となり、3分の1の勤労者が社会を支える時代となります。その時代には、個人の社会的負担が増え、これまでの高度成長消費社会から持続可能な社会へ変わらざるをえない状況になり、社会も個人の低コストで生きることを求められる時代になります。また、世界各地で起きている異常気象は地球温暖化がその原因のひとつと言われており、わが国は1998年の地球温暖化防止京都会議(COP3)の主催国として温暖化防止に努めておりますが、その効果は上がっておりませ
ん。さらに、近年国民の居住住宅が木造住宅からコンクリートの共同住宅(所謂マンション)に変わるにつれ、アレルギーや喘息などの病気が発生しております。
これらの問題に対して、EUの国々は、1973年の石油危機以降、建築における省エネルギーと室内環境の保全について建築物理学を背景に施策を実施しています。
私たちは、世界の実情の調査・研究を踏まえ、省資源、省エネルギー、健康をモットーに、国民が安心して日常生活を送ることができ、さらに地球環境を守ることに資する「外断熱工法による」住宅・ビル・病院等の建設普及を図ることによって、我が国社会全体の利益と福祉の増進に寄与することを目的として特定非営利活動法人 外断熱推進会議を設立し、活動を行います。
特定非営利活動法人 外断熱推進会議
理事長 竹川 忠芳
投稿者 sotodan : 03:20
2005年08月02日
「今川祐二のハンス・エーク同行記」第9回 京都観光
2月28日(日)
今日は、講演も移動も無く、ハンス・エーク氏の完全休養日である。ハンス・エーク氏が予てより希望していた京都御所を見学する。 堀内事務局長は、一足先に早朝札幌に向かったので、ハンス・エーク氏、友子さん、宮坂専務理事と私の4名で見学する。ホテルからタクシーで御所に向かった。
今出川口より御所受付のある清所門へ。
長く続く格式ある築地(土塀)にハンス氏も期待が高まるのかいつにも増して張り切っている様子だ

御所見学に向かうハンス・エーク氏と友子氏
長野県でもそうだったが、ハンス・エーク氏は社寺仏閣に強い興味をもっている様だ。
軒の反りや支持方法など細かな部分の質問などが飛び出し言葉に詰まる事が度々あった。
受付を済ませ中に入るが、参観時間が決まっているようで、参観者休所で待つことにする。
休所では御所の説明ビデオが流されて
1000
いたが、英語版だった。
今日は外人DAYなのか、参観者も外人さんばかりだ。
待つ間私は、休所の外に出て近くで行われている御所内工事現場をネット越に見ていた。
説明案内の女性係り官がきて参観がスタートした。
ただし説明はすべて英語で、貰ったパンフレット読みながらの参観となった。

説明を受けるハンス氏と友子氏
御所内は警備が厳しく参観者の最後尾に皇宮警察官らしき男性が列を離れる者を監視し最後まで付いてきた。
参観順路は、決まっていて、
宜秋門(ぎしゅうもん)→御車寄→新御車寄→建礼門(けんれいもん)→紫宸殿前(ししんでんまえ)→清涼殿(せいりょうでん)→小御所→蹴鞠の庭(けまりのにわ)→御学門所→剣璽の間(けんじのま)→御常御殿(おつねごてん)→御内庭(ごないてい)→終了となっている。

新御車寄

見学中のハンス氏

紫宸殿

小御所附近で説明を受けるハンス氏と友子氏
塗り壁修繕工事現場にて
御学門所付近の塗り壁の修繕工事が行われていた。
ハンス・エーク氏は興味津々に作業を見つめる。
やおら腰を落し、塗り壁の材料を指に塗りつけ材料の感触を確かめた。
幼少時期大工の見習い経験のあるハンス・エーク氏は、職人気質も持ち合わせている。
東京のマンション現場視察でも、黒のトレンチコートを現場の材料で白く汚していたのを見て、私が手で汚れを叩き落そうとすると『こんな事は、いつもの事だよ』と言い、気にせずに、現場を視察する事もあった。

御学問所附近の塗り壁工事を見学するハンス氏
無暖房住宅の説明の中でも、工事中の現場に出掛け施工中の工事業者とのやり取りについて話す事があつた。
いかに良い設計や建築物理学を要しても、施工がその通りに行われなくては、計画倒れになる。
また、設計の不備や現場でなくては解らない事も、工事業者とのやり取りで解決した事を、ハンス・エーク氏は良く話していた。
職人の気持ちが分かる、ハンス・エーク氏の一コマだ。
参観を終え、ハンス・エーク氏は日本の建築美を堪能した様子だった。友子さんも二度目の参観だが、『英語による説明の方が詳しく説明してくれて、解り易かった』との事でした。
私は全然解りませんでしたが。
参観を終えて
参観を終え、外に出る。 御所の築地(土塀)に沿って建礼門前を通る。 正面前方には、大文字焼きで有名な大文字山が見えた。京都御の築地(土塀)沿いに歩き、清和院御門前からタクシーで清水寺へ向かう。
1000
lass="caption">御所の築地と遠方に見える大文字山
昼になり昼食を摂ることになり、清水の清水順正で湯豆腐料理を食べた。豆腐づくしだが、ハンス・エーク氏も喜んで食べた。
食後、ハンス・エーク氏は、京都工芸繊維大学の芝池助教授に電話連絡を取り、夕刻会うことになったようだ。
ハンス・エーク氏は、CDを購入したいと言い友子さんが、市内のCD店まで案内することになった。
友子さんも昨日の疲れがあるようで、その後は部屋で休むようだ。そこで、4者自由行動を取ることとなった。
私は清水寺を見学し、茶碗坂を下り、三年坂、二年坂を歩いた。見慣れた道と思ったら、一昨日通った高台寺前のねねの道だった。

見慣れたアングルでしょうが清水寺です
6人連れの舞妓さんが通り、シャッターを押す。
慌てたので、2人しか写っていませんでした。
ぽっくりの音も軽やかに、歩いてゆく姿と町並みがマッチして、京都の風情を感じた。

6人連れの前2人
歩くのにも疲れ、ホテルに戻って休むことにした。
明日は、北海道だ。
投稿者 sotodan : 21:40
「今川祐二のハンス・エーク同行記」第8回 京都市セミナー
2月27日(日)
午前10:00ホテル出発
会場のキャンパスプラザ京都の到着し、4階に上がると、日曜日にも拘らず、外断熱推進会議関西支部の皆さんが会場設営や、受付準備を手際良く行っていた。
講演会場に入ると、準備中の関係者が手を休め、ハンス・エーク氏に拍手が送られハンス氏は笑顔で答えた。
午後1:30分より廣口外断熱推進会議関西支部長の司会で、講演が開始された。

御所見学に向かうハンス・エーク氏と友子氏

京都講演の様子
講演順序は、
講演1:友子 ハンソン 『住を大切にすること〜スウェーデン人の考え方』
講演2:堀内 正純(外断熱推進会議事務局長) 『地球環境と外断熱』
講演3:ハンス・エーク(建築家) 『地球環境と無暖房住宅〜エネルギーを使わない暮らし』
と続いた。

講演中のハンス氏

講演に聞き入る会場の様子
(以上の講演は、過去講演と重複のため、省略)
パネルディスカッション
パネルディスカッションの様子
ノンフィクション作家の山岡淳一郎氏が総合司会を務め、
出席者は、ハンス・エーク氏(通訳 友子・ハンソンさん)、京都市都市計画局住宅室部長 畑中政治氏、全国マンション管理組合連合会事務局長 谷垣千秋氏、京都工芸繊維大学所助教授 工学博士 芝池英樹氏、外断熱推進会議事務局長 堀内正純氏、以上の7名で行われた。

左から友子氏ハンス氏芝池氏

左から畑中氏谷垣氏山岡氏
国民は地球温暖化が進んでいる事は薄々感じとっていると思うが、具体的な取り組み方法が示されていないので、どうしたら改善の方向になるのか分からないと思う。
高断熱化は、省エネ → 耐久性 → 健康的と言う図式に
なるが皆さんはどの様に考えられるか。
「谷垣事務局長」
2004年8月スウェーデンを訪問し無暖房住宅や外断熱マンションを見学しカルチャーショックを受けた。
日本はスクラップ&ビルドが前提だが、スウェーデンは再生が前提であり、その違いは自分の意識転換になった。
「ハンス・エーク氏」
再生の手順について
スウェーデンは、1973年の第一次オイルショックの時,国は支援金を出し建物の外断熱化と個別暖房を地域暖房に改修したが、換気計画の甘さからカビが発生しシックハウス問題になった。
建築物理学を前提に行わなかった結果だった。
それらを踏まえて、アリングソースでの団地再生では、サーモグラフィーで建物の温熱問題箇所を確認し、外断熱化と窓の性能アップを図った。
入居したまま外部から、一戸ごと改修工事を進めた。
窓も外部からの取替えで、入居者への影響は最低限とした。
今後は、この様な手法で再生工事が行われるだろう。
「芝池助教授」
写真を使い、外断熱の実例を紹介した。
外断熱は大別すると
乾式通気層工法
湿式密着工法
複合板密着工法
3タイプがあり、状況による使い分けが必要と発言した。
「京都市の畑中住宅室部長」
京都市の温暖化低減取り組みを紹介し
各家庭や店舗から回収したてんぷら油で行う、バイオジ—ゼル燃料化事業で、年間4000tのCO2削減効果があり、これは政令指定都市では京都市だけの取り組みであること。
2004年12月に地球温暖化対策条例を制定し、共同住宅を含む2000?以上の新築・改築物件には、温室効果ガス削減計画書の提出を義務化させたこと。
を話した。
総合司会の山岡淳一郎氏が
会場で聴衆されていた京都府土木建築部荒木課長に発言を求め、京都府の現状を聞いた。
「荒木課長」
京都府の建築物では現在屋根面に25mmの外断熱を実施しているが壁面は無断熱です。と報告すると、
友子さんから通訳を受けたハンス氏が発言した。
「ハンス・エーク氏」
折角、工事をするのだからもっと厚い断熱をした方が良いと思うのですが。
と発言するとその言葉に、会場から拍手が上がった。
断熱材の活用で、快適性確保や建物の耐用年数増幅効果などさまざまな利点が実証されているスウェーデンでの常識は、ここ日本ではまだない。
ハンス・エーク氏の『何故、なぜ』と思う気持ちが感じられる。無駄を解って放っておく姿勢が理解できないハンス・エーク氏。氏にとっては、どの会場でも、一度は味わう空虚さのようだ。
「谷垣事務局長」
現在各マンションの修繕積立金は断熱改修を前提にした物では無いため、外断熱改修するには入居者各人の更なる負担増がある事を忘れてはならない。
しかし、建物の外断熱化は居住性をアップさせ建物の寿命を長くする。
外部からの遮音効果も高く断熱材の効果的な使いかたを実践すべきだ。
「ハンス・エーク氏」
コスト捻出は、暖房費の負担ゼロと電気使用量減によるコストダウンが考えられる。
「山岡氏」
イニシャルコストの研究は盛んだが、もっとランニングコストについても研究すべきだ。
「芝池助教授」
外断熱は夏場の日射コントロールが重要で、その点を解決できれば、外断熱は夏場でも効果は高い。
「ハンス・エーク氏」
地球的に考えると、エネルギー使用を減らす事が大切だ。
早急に動くべきだ。
京都の皆さんの成功をお祈りします。
と最後に述べた。
京都講演も盛況の内に無事終了した。
ハンス・エーク バイオリン演奏
会場を別にして打ち上げを行った。
打上げ会場で挨拶するハンス氏
祭日だが生演奏のできるスナックを貸し切り、盛大に行われた。ハンス・エーク氏は得意のバイオリン演奏で、場を盛り上げてくれた。
講演後の疲れを感じさせない、迫力ある演奏に出席者から
盛んな拍手を浴びた。

演奏中のハンス氏
バイオリン演奏を続けるハンス・エーク氏が、演奏を楽しんでいると思っていた私達は、彼が飲食をあまり取っていないことを忘れていた。ハンス・エーク氏は不満顔だ。彼を宥めて、ホテルまで帰る。
堀内事務局長と友子さんが、ホテルのスナックへ案内した。
風邪ひきの私は部屋に戻った。
結局、深夜までのお付き合いに成った様だ。
投稿者 sotodan : 20:53
2005年08月01日
外断熱とは
外断熱(そとだんねつ)って、何?
コンクリートの建築物を「断熱材ですっぽりと覆う工法」です。蓄熱性のあるコンクリートの躯体が室内側の温度に同調するため、冬の寒さや夏の暑さから、住む人を守ります。断熱材だけでなく、高性能な窓ガラスやサッシ、そして換気システムと組み合わせる事で、人も建物も「健康・快適・省エネ・長寿」の、理想的な住空間を創り出すことが出来ます。
外断熱のメリットとは?
[健 康]結露によるカビの発生・ダニの繁殖を防ぐことが出来ます。つまり、アトピーや喘息のリスクが大幅に削減されます。
[快 適]
外気温の影響が少ないから、室内は一年中気温が安定。浴室やトイレでのヒートショックを防ぎます。
[省エネ]
蓄熱性により冷暖房の効果が高く、長く持続することので省エネルギー。京都議定書(COP3)の数値目標の実現に貢献します。
[高耐久]
外気温の変化や酸性雨からコンクリートを守るので、長寿命。
建て替えによる廃材やCO2の減少をもたらす、「地球に優しい」工法です。
投稿者 sotodan : 19:00
田村 浩一(たむら こういち)
事務局次長・理事
略歴
1940年長野市生まれ。
1963年に日本板硝子(株)に入社。四日市工場、大阪本社工務部、舞鶴工場に勤務。主に板硝子の生産管理部門に従事。1982年に硝子繊維の生産工場の(株)マグ(当時は日本板硝子(株)土浦製造所)に勤務、転籍。ここでは硝子繊維製造工程の生産、品質管理に従事。
1999年に硝子繊維協会に出向。技術委員会主査として5年間勤務。2004年7月にNPO法人外断熱推進会議に勤務。理事 事務局次長として活動。
主な資格
一級管工事施工管理技師。建築設備士。建築設備検査資格者。住宅断熱施工指導員。建築環境省エネルギー講習修了。
投稿者 sotodan : 15:50
堀内 正純(ほりうち まさずみ)
事務局長・理事
略歴
1948年北海道旭川市生まれ。
長年住宅生協運動に従事し、宅地分譲・住宅分譲・マンション分譲を手掛け、マンションにおける結露・カビ問題に直面し外断熱の必要性を考える。 2002年8月特定非営利活動法人 外断熱推進会議設立。現在も事務局長として活動中。
同年9月以降、「スウェーデン・ドイツ建築物理と外断熱の旅」企画実施。「外断熱フォーラム」(2003年)、「日本ドイツ外断熱セミナー」(2004年)、「ハンス・エーク日本セミナー」(2005年)での講師・パネリストなど、全国各地で外断熱に関するセミナー、講演、技術指導、海外視察のコーディネートを行う
2005年3月有限会社イーアイ設立
著書
投稿者 sotodan : 11:29
宮坂 幸伸(みやさか ゆきのぶ)
専務理事、参議院議員 簗瀬進 政策担当秘書
略歴
昭和44年早稲田大学卒業。国鉄の分割民営化を進め全国各地で講演する。社会経済国民会議を経て民社党本部入局。労働局次長、機関紙編集長。民社党国会対策委員長神田厚政策担当秘書、民間臨調の政治改革に参加。その後岩国哲人、佐藤謙一郎政策担当秘書を歴任。
筆名による著書二冊、政党機関誌、各紙誌等への論文、エッセイ等多数。
- 専務理事 宮坂幸伸のページ ,/li>
投稿者 sotodan : 11:20
田中 辰明(たなか たつあき)
副理事長、お茶の水女子大学名誉教授、
工学博士、一級建築士、建築設備士
略歴
昭和15年11月3日生まれ。
昭和40年3月 早稲田大学大学院 理工学研究科 建設工学専修修了
昭和40年4月~平成5年3月 株式会社大林組 技術研究所
昭和46年~昭和48年 DAAD(ドイツ学術奉仕会)奨学生としてベルリン工科大学ヘルマン・リーチェル研究所客員研究員
平成5年4月~平成18年3月 お茶の水女子大学 生活科学部教授
平成18年4月~ お茶の水女子大学 生活環境研究センター客員研究員
平成18年6月 お茶の水女子大学 名誉教授
著書
田中辰明, 柚本 玲: これからの外断熱住宅: 工文社 (2007) , 田中 辰明: 防寒構造と暖房: 理工図書 (1993) , 田中 辰明編: 住居学概論: 丸善 (1994) , 日本建築学会(分担執筆): 建築設計資料集成: 日本建築学会 (1983) 他多数
受賞等
ヘルマン・リーチェル栄誉メダル: ドイツ技術者協会(VDI) (2006年10月6日), 「建築物環境衛生向上発展」の功績による表彰: 厚生労働大臣(2008年1月17日) 他
投稿者 sotodan : 08:30
竹川 忠芳(たけかわ ただよし)
NPO法人外断熱推進会議理事長
略歴
昭和55年 第一東京弁護士会登録
平成8年 第一東京弁護士会監事
平成9年 第一東京弁護士会常議員
平成15年 関東弁護士連合会監事
平成19年 第一東京弁護士会住宅紛争審査会運営委員会委員長
平成20年 東京家事調停協会理事
著書・作品等
「弁護始末記 欠陥住宅訴訟」(時の法令・平成18年2月28日号)
「私の視点」(朝日新聞・平成17年12月10日朝刊)
コメント
戦後60年経ってやっと建物の品質向上に目が向けられ始めましたが、未だ、耐震強度ばかりで、真の快適性には目が向けられておりません。外断熱建物は、健康にも、環境にもやさしい建物です。しかも省エネに資することが出来ます。是非とも、日本に普及したいと願っております。
投稿者 sotodan : 08:20

