Vol.011 衆議院国土交通委員会

2002年6月28日 衆議院国土交通委員会
民主党・無所属クラブ、井上 和雄 委員

- 井上和雄委員
だから、一年でできなかったら、それでいいじゃないですか。地区計画ができなければ、この 法律を施行して、法律どおりにやればいいわけですよ。あくまでも決定権は自治体、住民にあるということなんじゃないか、それが本当に住民自治じゃないかなと私は思うんですね。だから、本当に、これから積極的に自治体が地区計画をつくるように、やはり国としてもやっていかなきゃいけない、真剣にやらなきゃいけないというふうに私は思います。
時間がないので、話題を変えまして、一昨日の水曜日の当委員会におきまして、我が党の鮫島議員が、シックハウスに関連しまして、微生物汚染、つまり、特にマンションなんかの結露によってカビとかダニが生じて、それが特に子供たちのアトピーの原因になっていると。そして、そういった結露の問題に対して、外断熱という工法があって、それが、結露対策だけではなくて、省エネやまた躯体の耐久性も非常に向上するんだということをおっしゃっておりました。  それに関連してお伺いしたいんですけれども、私、この結露対策というものは非常に大事だと思うんですね。外断熱がいいのか、今のまま内断熱のままでいいのか、私もよくわかりません。そういった結露対策に関して、もっとやはり国としてしっかりと研究していく必要があると思うんですけれども、大臣、いかがでしょうか。

- 扇国務大臣
先日もこの委員会で、鮫島議員と議論をさせていただき、鮫島議員からもいろいろな提案をさ れ、事例も出されました。
問題は、その結露の話なんですけれども、設計段階あるいは施工段階、あらゆるところで専門家が結露しにくくなる方法というのは当然施すべきであろうと私は思っています。また、今お話ございました内断熱工法、外断熱工法、どちらも私はいろいろな利点があり、またデメリットもあるというふうに考えておりますけれども、住宅の省エネルギー基準というのがございまして、少なくとも、その 基準というものに対しての適切な対応というのが私は必要だと思っています。
この中で、冷暖房のエネルギーの消費を減少する観点から、全国を六つの地域に区分して、それぞれの地域ごとに次の基準を決めるというのが住宅の省エネルギー対策の基準でございますけれども、この基準によって、構造等の断熱性に関する基準、それと気密性に関する基準、いわゆる気密材の材料とか気密層の施工の仕方等々ということで、この住宅の省エネルギー対策の基準というのが決められております。
私は、専門家の皆さん方が、この決められた省エネルギーにかかわる基準というものに住宅金融公庫等の融資の措置というものをとられておりますので、この場合は、結露のしにくい住宅の技術については、必要な研究を深めていきながらその普及を図るということは、そういうことで情報の提供を必ず皆さん方にするということで、私は、この間の鮫島議員との論議の中でも、知り得た時点で資料を提供していこうと。
そういうことで、それぞれの専門家がそれぞれの御判断によって、メリット、デメリット、両方あるということも勘案しながら、それぞれの町の風土、気象に合った、外断熱なのか、内断熱か、私はやはり地域によっては変わってくると思いますので、ぜひそれは専門家の判断にゆだねていただき、私たちもできる限りの情報公開をいたしていきます。

- 井上和雄委員
外断熱か内断熱かの話に関しては、ヨーロッパは全部外断熱だと。日本ぐらいが内断熱 を使っているということなので、やはりそれは相当研究していく余地があるんじゃないかと思っているんですよね。だから、日本もやはりいろいろな面でグローバルスタンダードというものに今近づいているわけですから、ぜひ今後とも研究をやっていただきたいと、お願いしたいと思います。
どうもありがとうございました。終わります。


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投稿者 sotodan : 2002年06月28日 23:53