vol.001 衆議院予算委員会第6分科会
2001年3月1日
民主党・無所属クラブ、中村 哲治分科員
- 中村(哲)分科員
次に、オゾン層の破壊についてお聞きします。 オゾン層の破壊は、この十年でどれぐらい進んだんでしょうか。一説によると、先進国が 集中して いる北半球が一番オゾン層が破壊されているという声も聞きますけれども、いかがでしょうか。
- 浜中政府参考人
お尋ねのオゾン層の破壊でございますけれども、例えば南極のオゾン層のオゾンホールで ございますが、この面積で見てまいりますと、1990年で約二千万平方キロメートルでございました が、2000年は南極大陸の二倍以上の約三千万平方キロということで、過去最大規模を記録しており ます。
国連環境計画、UNEPの報告によりますと、この十年間のオゾン層破壊は、先生ただいま御指摘の 北半球中緯度地域よりも、やはり南北両半球の高緯度地域、つまり北極や南極に近い方、そういうとこ ろで一番大きい、こういうことでございます。
- 中村(哲)分科員
オゾン層の破壊にはフロンが非常に大きな影響を及ぼしているということが言われていま すけれども、フロン回収について、やはり特別な立法が必要なんだと思います。
しかし、今その回収、破壊する費用の徴収方法が問題とされております。基金方式、前払い方式、後 払い方式とあると言われていますけれども、大臣はどの方式が一番適切だとお考えでしょうか。
- 川口国務大臣
フロンといいますのは、オゾン層破壊という観点からも、それから地球温暖化という観点 からも回収を進めていかなければいけない物質だと思っております。
今法律が各党によって御議論をいただいているところでございますので、私といたしましては、おっ しゃった費用の徴収法も含めまして、実効性のある制度ということが大事だと思っております。
- 中村(哲)分科員
実効性のある制度としては、どの方式が一番実効性があるとお考えでしょうか。
- 川口国務大臣
繰り返しになりますけれども、実効性というのは仕組み全体で考えるべき話でございまし て、今の時点では、私どもといたしましては実効性のある制度というふうに申し上げたいと思います。
- 中村(哲)分科員
あと、コンクリート建造物における外断熱工法というものが省エネにとって非常に 大きな意味を持つと言われていますけれども、その点についてはいかがお考えでしょうか。
- 浜中政府参考人
ただいま御指摘のコンクリートの外断熱工法でございますけれども、これは、我が国 ではこれまで、主に構造体の内側に断熱材を使用する内断熱工法が用いられてきたわけでござい ますが、最近は、結露の防止というような点で効果がある、あるいは断熱性能にすぐれていると いうことで、構造体の外側に断熱材を使用する外断熱工法が注目されているということは承知を しております。
私ども、地球温暖化防止というような観点から考えておりますので、建築物の断熱化の方法に は、このほかに、外壁の断熱でございますとか、出入り口扉、開口部の断熱性、気密性の向上な どのさまざまな手法がございます。私どもでは、御指摘の外断熱工法も含めまして、各種対策技 術について温室効果ガスの排出削減効果を評価しているところでございます。
その結果を踏まえて、有効な対策技術だというふうに判明致しましたものにつきましては、私 どもが設置をしております地球温暖化防止活動推進センター、市民活動、市民の取り組みを促進 する、そういうセンターでございますが、そういったところを通じまして、広く国民に情報を提 供することによって普及に努めていきたい、このように考えております。
- 中村(哲)分科員
時間が参りました。これで質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。
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投稿者 sotodan : 2001年03月01日 02:38
