第2回「耐震+外断熱事業推進交流会」を開催しました

11月17日(水)に港区芝公園3-5-8 機械振興会館会議室において平成22年度東京都「提案公募型産業交流促進事業」補助金交付事業・「建物の耐震化+断熱化による安心、省CO2と産業創出!」~第2回「耐震+外断熱事業推進交流会」を52社、76名の出席で開催しました。

東京都外断熱ネットワーク(運営主体:NPO法人 外断熱推進会議)は、「耐震」と「外断熱」をキーワードに、東京都内の建物において安心・快適・省エネな生活環境を実現するため、耐震・外断熱化の普及・啓蒙活動に取り組むことで、安心・快適・省エネな東京の街づくりと新しい産業創出に貢献することを目的に活動しています。
同交流会は、公益社団法人 ロングライフビル推進協会(BELCA)が協賛しております。
また、東京都外断熱ネットワークは,板硝子協会、押出発泡ポリスチレン工業会、硝子繊維協会、外断熱懇話会、(社)日本建材・住宅設備産業協会、(社)日本サッシ協会、ロックウール工業会が 協賛(五十音順)しております。

101117start.jpg(第2回「耐震+外断熱事業推進交流会」)

交流会は、松井一郎実行員会副委員長(外断熱推進会議理事)の司会で始まりました。


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(進行表)

最初に、主催者を代表して宮坂幸伸実行員会委員長(外断熱推進会議専務理事)が挨拶を行いました。


 1-101117_IMG_1704.JPG(挨拶を行う宮坂実行委員長と参加者)


セミナーは、最初に 国土交通省住宅局 住宅生産課 田中敬三企画専門官の「住宅・建築ストックの活用・再生と地域活性化」をテーマとして講演で始まりました。


2-101117_IMG_1710.JPG(講演する田中敬三企画専門官)


田中敬三企画専門官の講演は、①社会・経済情勢とストック活用について、②住宅・建築物の省エネ化について、③住宅・建築物の耐震化について、④ストック再生による地域活性化の取組について最新の内容でした。

セミナー終了後の会場でのアンケートでは、
1.国土交通省 田中敬三様の講演について
・今後の環境対策について、流れを知ることができました。
・内容が非常に濃密なのに時間が短いため、もったいない。もう少しゆっくり聞きたいと思いました。
・最新情報が多くあり、有意義でした。1枚のスライドに内容が多過ぎてよく見えないのと、レジメが暗くて見えないのが重なって残念な環境でした。
・豊富な官庁データを要領よく説明して頂いた。
・世界的に見て、リフォームという考え方が日本人とって低い現状が良くわかりました。分譲マンション及び管理行をグループ会社に持つ当社といたしましても、ストックビジネスが今後の課題となっています。
・パワーポイントの資料が充実していて良かった。
・耐震制度、省エネルギー制度について有意義であった。
・日本における大きな流れとして、再認識させられた講演でした。
・住宅、建築ストックの再生・活用の動向の流れがざっとですが、わかりました。建築物省エネ改修緊急支援事業のことをもっと詳しく知りたい。
・国の方向性が見えたと思います。
・外断熱改修を活性化させる為のさらなる補助制度が必要ではと思います。
・「外断熱推進」に対して、もう少し掘り下げた「国策の有効性」を聞きたかった。特に民間建築物への活性化とその制度づくりに触れて欲しいと思いました。
・住宅行政の流れ、現状についてコンパクトに説明していただき、良く理解できた。
・内容が多く、時間が少なくて残念でした。日本国としての基本方針が良く分かりました。
・国の全般的な施策がわかり易く説明され、大変参考になりました。出来れば外断熱の日本政府の施策を活かして欲しかったです。
・ストック重視の政策の中で、外断熱の位置づけについてもう少しお話を頂けるとありがたい。
・国際比較等は理解できたが、今後のストックの活用について、外断熱も含めて提案して頂きたかった。
・今後の国の指針として参考になった。(現状報告含めて)
・住宅、建築ストックに関する国の考え方や施策が理解出来た。
・都市再生機構、ルネッサンス計画、ひばりが丘団地を見学に行きたいと思います。
・既存建物へのリフォーム、省エネ改修において国でも補助制度確立し、推進していることは良いことだと思うが、まだまだ建物長寿命化、延命化を考える人は少ない。省エネにおいてもまだまだ注目度は低いと思う。ストック社会への改修工事の重要性を幅広く国内へ紹介、推進する必要があると感じる。特に、補助制度はもっと広報するべきである。
・国の政策についてわかり易く説明を頂きました。
・ストック再生への興味を持っているので、タイムリーな講演を聞かせて頂きました。仕事として、どのように展開していくか提案していますが、是非具体化したいと考えているので、重要なヒントを頂きました。

田中敬三企画専門官の講演に対して、関心の高さと内容への理解と反響がアンケートから見てとれます。
会場で当日の講演内容をシートで配布しましたが、「最新情報が多くあり、有意義でした。1枚のスライドに内容が多過ぎてよく見えないのと、レジメが暗くて見えないのが重なって残念な環境でした。」との意見もあり、講演内容の一部をpdfにしました。


101117_tanaka_dj.pdf(田中敬三企画専門官の講演内容 ダイジェスト pdf)


続いて、(株) 東急設計コンサルタント取締役・安達 朗様から「ホテルの外断熱事例紹介」について講演がありました。安達様の講演内容は、那須・箱根・有馬における事例発表だけでなく、外断熱の素晴らしさ、外断熱を選んだ背景、数値的な説明など素晴らしいものでした。


3-101117_IMG_1749.JPG(講演する(株) 東急設計コンサルタント取締役・安達 朗様)


参加者から、安達 朗様の講演について称賛するアンケートが寄せられました。

2.(株)東急設計コンサルタント 安達 朗様の講演について
・具体例が多く、有益であった。
・実例での説明は、とても分かりやすかった。外断熱の提案をする時の方向性は勉強になりました。
・外断熱は意義深い。導入する為には、プレゼン能力と確かなノウハウが必要であろうと思わせる。
・オーナー設計の立場からのご説明はわかりやすく参考になった。
・パワーポイントで説明された資料は頂けないか?
・非常に実務的かつ現実的な提案で参考になりました。設計からのアプローチ手法がよくわかりました。
・興味深い内容が事例を交えてわかりやすく説明されて良かった。
・とても良かった。事例から提案まで素晴らしかった。また聞きたい。
・湿式外断熱と意匠性という大きな問題に取り組まれていて興味深かった。東急ハーベストは、箱根・那須には何度も行ったことがあったので、記憶と照らし合わせて聞くことができた。とても貴重な外断熱事例なので、今後の外断熱の広がりのうえで、ビジュアルの良いものとして活用頂きたい。
・意匠性と外断熱の導入の考え方、PAL値、ERR値と外断熱の関係等、大変参考になりました。
・外断熱導入メリットと問題点がわかりやすく、大変勉強になりました。
・非常にわかりやすかった。具体的な事例を使っての説明だったし、資料がビジュアルであった。
・外断熱施工の計画手法について、良く理解できた。
・大変勉強になり、有意義な機会を頂きました。最後にご紹介されたドイツの先進的な手法も、やはり対コスト上の合理性の説明により実現されたと思います。外断熱についても、その証明を事業者に明示できれば、これからの環境ツールとして十分な可能性があると実感しました。
・説明が具体的で、良く分かりました。特に石貼り等の意匠とのからみの解決方法が素晴らしい。
・大変わかりやすく、外断熱設計のアプローチの考え方をご説明頂き、感謝致します。
・具体的事例として大変参考になりました。出来れば費用対効果についての数値分析を教えてもらいたいなと思いました。
・民間の建築物のオーナーと利用者の双方に省エネの重要性を伝えていくのか、ヒントになりました。
・きれいな資料で、提案内容が分かりやすかった。省エネ効果など資料を営業活動に利用したい。外壁湿度変化等。
・コストの高い外断熱を、事業主に対し認めてもらう為の説明手法、資料などを紹介頂き、参考になりました。当社にも現在自社マンション(外断熱省エネ住宅)を進めている為、非常に参考になった。今回の話の内容に加え、補助制度なども同じく紹介していけば、事業主も入り込みやすくなるのではないかと感じた。
・メリハリをつけた外断熱の採用も実用的だと思った。また外壁の工夫が重要なことがわかった。
・実例比較により具体的に知ることができた。具体的な話題を通して説明されたので良かった。
・具体的な設計者のねらいが明確で良い講義と思う。コンセプトが明解だ!(外断熱の良さがケーススタディとして明示された)
・採用事例の紹介が良かった。

アンケートや事務局に寄せられた声は、もう少し時間をとって再度講演を聞きたいとの声が圧倒的でした。


最後の講演は、(株) コンステック技術開発部課長代理・鈴木公平様の「耐震補強の重要性と事例紹介」と題した講演でした。前の講演が伸びたため、予定時間を短くして講演していただきましたが、講演終了後、もっと時間をかけて聞きたいとの声が寄せられました。


4-101117_IMG_1797.JPG((株)コンステック 鈴木公平様)


3.(株)コンステック 鈴木公平様の講演について
・基本的な話からのスタートで、良く理解できた。
・耐震工法、地震の基本も改めて知ることができました。
・大変参考になりました。時間の関係でかなり駆け足だったように思います。もう少しゆっくり説明を聞けたらと思いました。
・耐震に関する基礎知識をよく理解できました。
・耐震事業の総括的な説明を伺えた。
・1995年より当社でも耐震については力を入れておりますので、ビックサイト展示会、パンフレットなどで同じような普及活動を行っております。補強対策方法の具体例が勉強になりました。
・もう少し詳しくお話を聞かせて頂きたかった。
・耐震についてわかりやすく参考になった。
・勉強になった。形になりやすいとは一概に言えないが、命に関わることなので人は飛びつくのだと思う。なにげに面白かった。
・民間建物の耐震補強と外断熱改修が普及しない障害が共通な面があることを認識した。
・明確な説明で解りやすかった。
・耐震診断の具体的なやり方、手法等が良く理解できた。
・耐震問題の基本が良く分かる説明であった。
・歴史から実際の耐震実務まで大変良く理解出来ました。
・耐震の事例、よく理解できた。耐震採用のためのポイントをもう一つ提案して頂きたい。
・営業的について、技術的部分についての考え方、普及についての発表で、今後の指針として参考にさせて頂きたい。
・耐震性能の重要性と耐震技術の種類等、わかり易く説明頂き、理解出来ました。
・私自身も阪神大震災の被災者の一人であり、当時の様子は頭に残っている。あの地震以降、法改正され建物の耐震化を各地でも推進している。地震の恐ろしさ、その被害の大きさをもっと深く認識し、特に東京は建物も密接している大都市である。この大都市を守る為にも国でも力を入れ、広く推進していかなければいけないと思う。都民がもっと地震を考えなければ。
・地震発生のメカニズムから具体的対策まで、幅広い講演で面白かった。
・明快に整理された講義は、とても理解しやすいと思いました。
・集合住宅についての耐震改修は住民の住む中での工事が、どこまで出来るのか、工事も含めて興味あり。ピロティやドアなど、出来る部位からどう進められるか、改修促進法の改定がどこまで進むのか興味あり。
・プレゼン資料がわかり易くまとめられていて良かった。

田中敬三企画専門官は業務の都合で先に席を外しましたが、安達様、鈴木様には会場から多くの質問が寄せられました。時間の都合で限られたものになりましたが、関心の高さを感じました。


5-101117IMG_1810.JPG(会場からの質問に答える安達様、鈴木様)

セミナー終了後、講師の皆様を囲んで恒例の懇親会が行われました。

次回、平成22年度東京都「提案公募型産業交流促進事業」セミナーは、平成22年1月中旬に予定されています。


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投稿者 sotodan : 2010年11月23日 12:16