第2回北米視察「米国の最新外断熱事情 NAIT-2nd」報告 その1
「米国の最新外断熱事情 NAIT-2nd」 第二回米国外断熱視察報告
North American Inspection Tour,the 2nd on EIFS in Las Vegas toward High Performance Building Envelope Practices
特定非営利活動法人 外断熱推進会議では、一昨年(2006年)2月に北米6都市 (アトランタ、チャールストン、オークリッジ、トロント、ウニペグとシアトル)を 回わり米国とカナダの外断熱事情を調査しました。米国では、米国EIFS産業協会 (EIMA)のご協力をいただきました。その内容は、大阪及び東京における報告会 及び雑誌や新聞に掲載しました。
トロントホテル前 第一回北米外断熱視察団
また、昨年2月には北米視察でお世話頂いた米国EIFS産業協会(EIMA)Klamele事務局長を日本にお招きして「2007年外断熱国際セミナーin東京~米国 と中国の外断熱事情~」を開催しました。日本(EiPC)と米国(EIMA)の外 断熱推進団体は強い絆で結ばれています。
そこで、今年4月8日より13日まで、米国EIFS産業協会(EIMA)のご協力 をいただき米国・ラスベガスにおいて外断熱に関する研修と視察を実施しました。ラ スベガスではホテルを始め、ショッピングセンターやオフィスビル等の非住宅施設に 対するEIFSの利用状況を完成物件だけでなく、建設現場など含めて視察しまし た。さらに、そのディテールやプレキャスト化、機械化などの施工期間短縮の工夫に ついて実情視察と技術交流の両面から調査しました。さらに、去る1月に発生したMonte Carloホテル屋上付近の火災事故の原因と類焼状況を調査してまいり ました。
5月15日(木)に東京で開催する「第二回米国外断熱視察」報告会では、米国視察 内容の報告と日本側からのプレゼン内容を紹介し、EIFSの最新情報をお伝えしま す。 報告会詳細・申し込みはこちら。
「NAIT-2nd 第二回米国外断熱視察」ダイジェスト
2008年4月8日(月) 成田(NRT)からサンフランシスコ (SFO)経由ラスベガス(LAS)へ
4月8日(月) 成田空港より(NRT) 第二回米国外断熱視察団(NAIT-2)10名 の16時05分発サンフランシスコ空港行きユナイテッド航空が定刻より30分以 上遅れて、強風が吹き荒れる日本を出発した。(当初、11名の予定であったが、出 発時に1名が体調不良で出発を取りやめた。)
定刻より遅れてサンフランシスコ空港に到着したため、LAS行きの便に乗りくれてし まった。それだけでは終わらず、日本からの10名は米国の入国審査にプロファイル されサンフランシスコ空港で特別厳重な身体検査をうけることになった。
サンフランシスコ空港
その上、出発便は予定時間を2時間以上遅れて目的地のラスベガス空港(LAS)へ飛び 立った。
ラスベガス空港
午後1時から予約していたレンタルバスは予約時間を過ぎて、予定していた市内視察 は中止となり、ホテルへの送迎バスになってしまった。
何も見ず、ホテルに到着した一行とバス
宿泊ホテル Hotel Monte Carlo
2008年4月9日(火) ラスベガス
4月9日、36時間以上も眠らずにLASまできて、寝たのは5時間程度であったが目 覚めは早かった。今日から始まるEIMAとの技術会議、現場視察に気持ちは高ぶってい た。早朝、ホテルのビュッフェで朝食をとり会議の準備にとりかかった。 会議室は、ホテルのカジノの中を通りぬけた2階にあった。当日、現地で集合した1 名が増えて日本からの訪問団は11名になった。EIMA2名を入れても13名には少し広 めの会議室であった。
ホテルフロント風景
会議室の入り口の案内モニター
会議風景
会議は9時から始まったが、冒頭米国EIFS産業協会(EIMA)Klamke事 務局長から歓迎の挨拶があった。
EIMAのKlamke事務局長
次に、日本からの外断熱視察団を代表して、京都工芸繊維大学大学院准教授 芝池英樹博士より、外断熱推進会議の紹介とこれまでの海外視察先紹介、 今回の訪問の目的と意義について英語で説明した。
芝池英樹博士
会議では(株)サンクビットの関口高正部長の通訳で 英語と日本語が飛び交った。
右から米国ドライビット社セリーノ氏、関口氏、 (独)建築研究所 吉岡氏、MSオーナー 鈴木氏
会議は、米国側Klamke事務局長の講演からはじまった。参加者は熱心に話を聞く。
左から三井住友建設 宮原氏、高本コーポレーション 高本氏、 Sto Japan 鈴木氏、康和地所 直井氏、明光建商 塩谷氏
続いて、米国ドライビット社 ローランド・セリーノ氏より、 1月下旬に我々が宿泊し、会議をしているホテル(Hotel Monte Carlo) において発生した火災原因とEIMAが推進している EIFSの防火テストについて詳細な説明が行われた。
米国ドライビット社 ローランド・セリーノ氏
米国側の報告を受けて、日本側から4名のプレゼンテーションが用意されていた。 最初に、(独)建築研究所 防火研究グループ研究員・吉岡氏より日本の防火試験方 法と法的背景について英語でプレゼンが行われた。
(独)建築研究所 防火研究グループ研究員・吉岡氏のプレゼン
続いて、(株)サンクビットの関口高正営業・技術統括部長より英語で 「日本の湿式外断熱市場の成長と課題」と題したプレゼンが行われた。
(株)サンクビットの関口高正営業・技術統括部長
会議の中で、日本側から事前に要請していたEIFSのプレキャスト化や機械化などの施 工期間短縮の工夫についての紹介が行われた。
米国Sto社のスプレー施工VTR
スプレー施工の画面をVTRに撮る視察団
次に、米国ドライビット社 ローランド・セリーノ氏よりEIFS施工におけるプレキャ スト化(パネライゼーション)について説明が行われた。 こちらも、日本では見ること、知ることの出来ないプレキャスト化(パネライゼー ション)の説明に、席を離れ、画面を食い入るように見ていた。
EIFS施工におけるプレキャスト化 (パネライゼーション)
プレキャスト化(パネライゼーション)の画面を食い入 るように見る参加者
会議は熱を帯びて、質問が飛び交い、予定の時間では終了できず、康和地所+Sto Japanの直井さん、鈴木さん 、(株)サン・スプレーの平坂さん、そして芝池先生の プレゼンテーションは翌日になった。
最後に外断熱推進会議事務局長・堀内から、EIMAクレムキー事務局長、 米国ドライビット社 セリーノ氏に日本から持参した記念品を渡し、 初日の技術会議を終えた。 議論は、夜遅くまで、ラスベガスの日本レストランで続いた。
クレムキー事務局長に記念品を渡す堀内事務局長
セリーノ氏に記念品を渡す堀内事務局長
投稿者 hpnew : 2008年5月 2日 16:52
