第2回北米視察「米国の最新外断熱事情 NAIT-2nd」報告 その2

「米国の最新外断熱事情 NAIT-2nd」 第二回米国外断熱視察報告

North American Inspection Tour,the 2nd on EIFS in Las Vegas toward High Performance Building Envelope Practices

「NAIT-2nd 第二回米国外断熱視察」ダイジェスト

2008年4月10日(木) ラスベガス

昨日は、米国EIFS産業協会(EIMA *)との日米技術会議で終日会議室におけるディスカッションであった。 * EIMAとは、EIFS Industry Members Associationの頭文字とった1981年創立の400以上の米国EIFS (Exterior Insulation and Finish Systems)関係業者から成る非営利・技術的同業組合です。 議論は、会議終了後、日本食に舌鼓しながら夜遅くまで続いた。

翌朝、天気は快晴、今日から始まるEIFSの現場視察に相応しい天気であった。


Hotel Monte Carlo

今日は、米国Sto社のRegi Mendoza氏の案内で、機械化(スプレー)施工の現場とパネライゼーションのパネル施工現場を案内してくれるという。日本を出発前に、EIMAのクレムキー事務局長に依頼していた現場だ。早速、小型バスに乗り込んで現場に向かう。


米国のバスの車内

車内では、(株)サンクビット社の関口部長が通訳をしてくれた。(視察中の殆んど通訳を担当していただいた 感謝!感謝!感謝!)案内をしていただく、米国Sto社のRegi Mendoza氏からラスベガスにおける米国Sto社の施工実績が書かれたMAPが配られた。私たちが泊まっている、Hotel Monte Carloも米国Sto社の施工である。


LAS Sto Hotels 米国Sto社のLAS Hotels施工実績MAP

ラスベガスの中心地を離れると、すぐにそこら一面は荒地(砂漠)であった。


あたり一面、砂漠、砂漠、砂漠

しばらく車で走ると、砂漠の中に突如工事現場が現れた。日本で考えると、何故?このような場所にホテルを建設するのかというような場所であった。 現場に入ると、施工会社(Raymond Co)の現場管理事務所に案内された。


現場管理事務所に入る一行

現場管理事務所で、建設中の現場について説明を受けたあと、一行は建設中のホテル・カジノ棟に向かって歩き出した。


建設現場に向かう一行

目の前に、バスの窓から見えたEIFS施工中の工事現場が見えた。工事責任者より急ぐように言われて全員急ぎ足で現場に向かう。


建設中のホテル・カジノ棟全景

建設中のホテル・カジノ棟

建設中のホテル・カジノ棟

近づいていくと、足場の上に白いつなぎを着た、数名の人間が見えてきた。これが、スプレー施工の現場だ。


スプレー施工中の現場

スプレー施工中の現場

案内していただいた、米国Sto社のRegi Mendoza氏もEIMAのクレムキー事務局長も言っていたが、このような施工中の現場を見る機会にはなかなか出くわさない。本当にラッキーであった。先ほど、急ぐように言われたのは施工の関係だった。もしかして、我々の視察にあわせて施工が行われたのか?


スプレー施工マシン

施工会社の人からスプレー施工マシンの説明を受けている間も、6人一組の息の会った施工が行われていた。気がつくと施工は最上階まで進んでいた。 Sto Siloによるスプレー施工では、500㎡の壁面を2時間で施工するという。


気がつくと最上階に

運が良いのか、日頃の行いの良さか、今回の視察目的のひとつである、EIFS施工の機械化(スプレー施工)の現場を目の当りにすることが出来た。


満足してホテル・カジノ棟の施工現場を後にする一行

EIFS施工の機械化(スプレー施工)の現場を目の当りにして、少し興奮気味の一行は次のEIFSのPanelization製作現場に向かう。


ホテル・カジノ棟建設現場の周辺景色

次の視察先は、今回の視察目的のひとつ、EIFSのパネル化(Panelization)の製作現場である。 砂漠の中をBUSで走ると施工中のHotel Resort & Casinoの現場が現れた。先ほど見た、スプレー施工の現場より工事が進み、完成直前の状況だった。


建設中のHotel Resort & Casino
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パネル施工中のHotel Resort & Casino

この現場は、Ford Contracting社のPanelizationによるHotel Resort & Casino建設現場である http://www.fordcontracting.com/index.htm。 工事現場の前の広大な敷地で、目の前のHotel Resort & Casinoに使うパネルが製造されていた。


建設中のホテルとパネル

一行は、米国Sto社のRegi Mendoza氏の説明を受けながらPanelization製作現場を見てまわった。パネルの構造、使用材料、パネルの製作過程、加工過程などを丹念に見ることが出来た。


パネルの下地施工と完成後

EIFSの下地に使われるDENSGLASSボード

仕上げ施工中のパネル

パネルの裏側

次々に作られるパネル

快晴ののなか、Panelization製作現場でメモをとりながら質問をする参加者。EPSの加工を見せてくれた現場責任者。日本からの訪問者に親切に対応していただいた、米国Sto社に感謝を申し上げたい。 Panelization製作現場と建設現場を見せていただいた後、パネルの骨組みを作っている工場に向かった。


パネルの骨組みを作っている工場

工場の責任者から、パネルの骨組みについて説明を受ける
 
パネルの骨組み

早朝から、砂漠の中を走り、炎天下の現場を回った一行は夕方ホテルに戻った。


EIMAのクレムキー事務局長、ドライビット社のセリーノ氏、米国Sto社のRegi Mendoza氏を囲んで記念撮影

ホテルに着いて、休むまもなく昨日出来なかった日本側からのプレゼンテーションの続きが部屋で始まった。 最初に芝池先生から、本日の視察先について急遽作成したパワーポイント映像が紹介された。これまで、海外視察をしても始めての地では、どこに行ったかわからない。 そこで登場したのがGPSである。GPSに記憶させた移動先をグーグルアースに落とすと、移動経路が判明する。中国やスコットランド視察の際も役に立った優れものである。

芝池先生のパワーポイント映像のあと、Sto Japanの鈴木さんより日本のEIFSの現状報告が行われた。


ドライビット社のセリーノ氏を囲んでSto Japanの鈴木さんのプレゼンを聞く

Sto Japanの鈴木さんより日本の現状紹介

続いて、日本塗装工業会・副会長、(株)サン・スプレー会長の平坂良太さんより「大町病院外断熱改修実績~カビ発生抑制と燃費の削減」と題したプレゼンテーションが行われた。出席したドライビット社のセリーノ氏も関口さんの通訳で熱心に耳をかたむけていた。

 
プレゼンを行う(株)サン・スプレー会長の平坂良太さん
 
「大町病院外断熱改修実績~カビ発生抑制と燃費の削減」

朝から炎天下の現場視察、部屋でのプレゼンテーション発表をうけてこの日の視察を終えた。

 
EIMAクレムキー事務局長とドライビット社のセリーノ氏

明日は、もうひとつの訪問目的である宿泊ホテル Hotel Monte Carloの火災原因に迫る。

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投稿者 hpnew : 2008年5月 7日 16:23