TENSTA Bo06 2006年住宅博覧会の紹介

2006年 TENSTA Bo06 住宅博覧会のパンフレットの日本語訳が届きましたのでご紹介します。

BYGGBIZ TENSTA Bo06 PROGRAMBLAD

 

テンスタのチャレンジ 年とともに美しさがます

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Tenstaの朝

青年時代は厳しいものでした。でも、フェイスリフトをして、ちょっとしたセラピイをうけたので個性が表れてきました。私達は緑の木々が一面に生い茂るすばらしい真夏の一日がやってきました。

きれいに掃除が行き届いた芝生のもとで、町の中心地の公園のベンチに人々は腰を下ろし、おしゃべりをしたり、暖かい日差しをあびながら静けさを楽しんでいる。チョコレート色に日焼けした子供達は、車の入ってこない道路で自転車を乗り回している。このあたりは、何もかもがすっかり、落ち着いた静けさとハーモニーに満ちており、従来のストックホルム北西のテンスタ地区を象徴するようなものは何もみられません。

テンスタという地区につきまとう悪評はずっと大げさなものなのです。世の中には、テンスタ地区に一度も足を踏み入れたこともないくせに、偏見に満ちた人達が多いのです。多くの人達は、エンシューピング道を走る車の窓から見ただけで、中年時代にさしかかったテンスタの町の中心地についてあれこれコメントしていたくせに、Tensta Bo 06の住宅展示会を訪問して驚きの声を上げています。Tensta Bo 06の住宅展示会は、スウェーデンの多文化の年に関する催しが国内各地で実施されている丁度よい時期に開催されました。

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TENSTA地区

「テンスタ地区の住民、約17000人の人々は、ここで普通のスウェーデン国民と同じように暮らしています。人々は世界各地からテンスタ地区にやってきて、ここでの生活に非常に満足し協力しあいながら暮らしています。Hjulsta学校やTensta高等学校を含む学校は、評判が高く人気があります。アートホールは国際的な水準をもったものです。自発的な活動団体のLivstycketは、能力とデザインセンターですが、人々に愛されています。出会いの場と文化カフェーは、ヨーロッパの大都市のカフェーと同じように活気に満ちています。テンスタ以上に意気軒昂とした文化的カクテルは、国内のどこにもないでしょう!」

同時にテンスタは、ここに住む多くの人々の母国に吹き荒れる暴力の嵐から解放された聖域なのです。このテンスタは、多くの若者達の新しい母国なのです、ですからこの町を守っていかなければならないのです。

バブルの時代のコンクリートの住宅群はまだ残っていますが、それらの建物はフェイスリフトをうけて改築されています。テンスタ地区には賃貸住宅の3部屋と台所というタイプが圧倒的に多いものの、買い取り式の住宅もいくつかあります。

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増築の様子
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新たに増築された間取り

今回の住宅展示会では、いままでより大きな住宅や小さい住宅も展示されています。さらに、大きな居住権つきの住居も提供されることになりました。このテンスタ地区で、小さな住宅から段々と大きな住宅に移転していく住宅のキャリーアップも可能なのです。

8月17日から27日までの、テンスタ地区の住宅展示会に是非お立ち寄りください。

Tensta Bo 06―やや風変わりな展示会

「これは、いろいろな意味で、きわめて限定されただけの新築住宅を含む風変わりな住宅展示会です。今回の展示会では、郊外の町がかかえる疑問点のみを扱っており、いくつも方法で周辺社会に挑戦しているのです。」

ストックホルムの建築業者協会の展示会の最高責任者のクラース サリーンと、展示会のプロジェクト リーダーのハッセ ヨハンソンが、こう語っている。

ストックホルムの建築業者協会が今回の展示会の主要開催者で、展示会は“ストックホルムは建築する”というテーマのもとで、ストックホルム市、ストックホルム建造物協会、ストックホルム市の建物オーナー、さらに12の関連企業の共催により開催されている。

「テンスタで展示会を開催するだけでなく、郊外の町と市内とを結びつけるような可能性をも持たせるようにしたいという点において政治家達と業界は完全に意見が一致しているのです。」と、クラース サリーンは語っている。

ハッセ ヨハンソンは、以下のように付け加えている。

「Tensta Bo 06により挑戦されたと感じている人達は大勢います。」

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Bo 06 TENSTAのパンフレットより
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既存建物の間取りの変更

訪問者は、郊外の町についての自分の考えを改めなければならないでしょう。

住宅会社は、より幅広いバラエテイに満ちた住居を提供しなければならず、住宅管理会社としての役割をよりファンタジーに満ち、思い切って実験していくような性格を持たせなければならないでしょう。

都市計画にかかわる人々は、都市計画を見直し、郊外の町と町の中心地をつなぐよう考え方を改め、道路計画や緑地の計画時にもいままでとは視点を変える必要があります。ストックホルム市が拡大するにつれ、その郊外の町は性格を変え、郊外から市の中心地になっていくのです。

政治家達は辛抱づよさを見せなければなりません。なぜなら町の新生には時間がかかるからです。展示会が終了してのちも、引き続きビジョンを持ち続け、建築や建物管理業界との協力関係を保持しなければなりません。多文化は一つの財産と見なし、熱心な活動家や地区に特有な活動を奨励しなければならないのです。

チャレンジを受けてたとう!

テンスタは8月17日から27日までチャレンジを受ける準備がととのっている!

BYGGの質問:Tensta Bo 06は貴方にとってどういう意味がありますか?

アニカ ビルストロム 、ストックホルム市の財務委員会委員

「ストックホルム市で開催されたり、国内の他の都市で開催された住宅展示会は、いつも新築住宅に関するものでした。しかし、今や100万戸住宅プログラムの住宅を改造したり改築する時期なのです。私達が現在テンスタで実施していることはユニークなことなのです。政治家としては、100万戸住宅プログラムの分野で、将来の住宅計画や建築設計にかかわる仕事をすることは非常に刺激的なことです。巨大な挑戦なのです。ですから、すごくスリリングです!」

ラッセ ビョルク、ファミリエ住宅管理会社

「私達は、100万戸住宅プログラムのもつ可能性を示し、テンスタという町のポジテイブなサイドを見せたいのです。この展示会の主要コンセプトは、100万戸住宅プログラムの改革であり、わが社にとっては小さいアパートを併せて大きな住宅を造ることです。テンスタ地区には3部屋と台所というタイプが非常に多く、より大きなアパートが足りないのです。わが社は、1968年から69年にかけて建設された92戸のアパートを管理しています。今回は、2つの3部屋と台所を一つの5部屋と台所と1部屋と台所というタイプに改造しました。こういうタイプのアパートを借りたいという人が多ければ、もっと改造を進めたいと考えています。しかし、まず最初に財政問題を解決する必要があります。

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2LDKを1Rと4LDKに変更

ロドリゴ マッレア リーラ、テンスタ アートホール

「私達のホールは、タクシンゲプランという新しい広場の裏側にあります。タクシンゲプランは長い間なにも修復工事などがされませんでした。この広場をFronto DesignとInternational Festivalが私達とCentrum Kompaniet、さらに土地管理事務所が共同で、それほどお金をかけないで美しくて楽しい出会いの場を作り出すことに成功しました。広場のアスファルトには、丁度残り布で織った敷物のように、道路や道路標識などをつかって模様がつけられています。この模様のデザインをする際に意図したことは、ここを文化活動の場として、今回の住宅展示会の出会いの場にすることです。」

リンダ ウインテンビイ、住民

「住宅展示会のおかげで地区が改修されることになりました。展示会は、行政地区が地区の建物をすくなくとも外側だけでも美しくしようという理由だと思います。」

レイフ ルングレン、ストックホルム市の道路と建物委員会委員

「現存している建物をつかって、それを新しいアイデアで補足するような展示会を開くのはおもしろいことだと思います。

私は、この展示会がその他の郊外の町も町を新生するときに使うモデルになってくれると良いと思っています。民間企業と公共住宅をミックスするのもよいことだと思っています。今日では、ストックホルム市には、80の建築会社や建築運営企業がありますが、数年前にはたった24社でした。

このテンスタにみられるように、住宅の形式というだけでなくても、関連企業が多いほうが競争にもなり多様性も生まれよいことです。」

アニカ ステンヴァル、スウェーデンの教会の牧師、スポンガ・テンスタ教区

「私にとっては、Tensta Bo 06は、テンスタという町に普通にある信仰を象徴しています。そして、この町に住む人達や訪問者に、静けさを提供することです。」

インゲル ニイレル、テンスタ高等学校校長

「これで、テンスタの住宅街とそこにある学校が、心配ごと、問題や分別などに注目することではなくポジテイブな形で注目されることになるでしょう。テンスタ高等学校は、明らかな発展を目指して活動している学校で、授業の多くがプロジェクトの形式でノート型パソコンを授業の際の大切なツールとして活用しています。

学校は、綺麗に改造されており国際的にも接触が多く、企業や大学とも活動の協力体制があります。我が校の700名の生徒は、世界各国が出身地ですが、今回の展示会では多くがガイドとして活動しています。」

ソフィア ラーション、jagvillhabostad.nu(今すぐに住宅が欲しい)グループ

「私は、Tensta Bo 06は素晴らしいと思います。それは、昨年イエテボリの住宅展示会にも加わっていたのですが、あの展示会は美しい建物を見せるということが主になっていたので、私達は非常に批判的です。

そして、現在私達がかかえている大きな住宅問題については議論していませんでした。Tensta Bo 06は、すぐれた住宅展示会です、それは100万戸住宅プログラムの改築、社会の分別や、若者がどうやって住宅を手に入れるかなどについて議論しているからです。建築業界でもこういった問題に焦点をあて、ストックホルム市の建築企業協会がこういった展示会を開催し、大きなチャレンジに対処しようというのは素晴らしいことです。」

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スヴェン=ハリイ カールソン、フォルクヘム

「私達は、テンスタに新しい住宅を建設しています。それは社会の分別を好まないからです。私達は、より調和のとれた社会を信じています。100万戸住宅プログラムを実施した時代の社会を信じていません。あの時代の都市計画では、3歳児ようの砂場はありましたが、12歳から25歳までの人達が何をしたらよいのかということが考えられていませんでした。そうすると、これらの若者は町の中心地に出かけていき、悪いことなどをしています。私達は、今の時代に適した町作りをしなければならないのです。」

ヨーラン ロングスヴェード、ストックホルム市土地管理会社ダイレクター

「今回の展示会は、郊外の町にも、町らしい住宅地の質を作り出すことが可能だということを示しています。テンスタにはすごい可能性があるのです。人間、バリエーション、活力、改革!テンスタは町となって35年間かなりよく存続してきました。しかし、今や改革により、よりよく変身する時期なのです。

町というものはいつまでもずっと同じでいることはないのです、ですからテンスタも同じく変身していくべきなのです。」

エドヴィン アンデション、Centrumkompaniet(ショッピングセンター)

「わが社にとって、Tensta Bo 06は重要な意味を持っています。これで、テンスタとテンスタ行政区の環境や都市の発展のために行政区がどういう役割をもっているかに注目されることになるからです。私達は、テンスタのショッピングセンター地区の改修に300万Krの投資をしましたし、この展示会が開催されるために積極的に協力してきました。」

ケリム ユレックシ、テンスタ住民でテンスタグリルのオーナー

「すごくうれしいです。否定的なイメージをなくし、テンスタは素晴らしい町だと思ってもらえるようにする時期です。公園やショッピングセンター地区を大切にする時期なのです。最後になりましたが、非常に大切なことで、このテンスタにはどういう人達が住んでいるかということを広く知らせるべきです。私達は、様々の国の出身者で異なる文化圏に所属していますが、それでもみんな仲良く協力しあって生活しています。」

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TENSTA Bo 06 パンフレットより

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投稿者 hpnew : 2007年7月11日 17:41