Vol.002 関西支部「第二回勉強会」報告

Vol.002 2004年10月27日 関西支部「第二回勉強会」報告

関西支部で定例的に行なうことになった発表会の第2回目は、8月末から9月にかけて、スコットランドとドイツを研究視察された、京都工芸繊維大学助教授の芝池英樹博士にお願いしました。前回も白熱した発表会ですが、参加者から強い要望があったヨーロッパ視察のお話に熱心に耳を傾けました。
芝池英樹博士による現地写真の解説とともにご覧ください。

10月21日 芝池英樹博士による発表会in関西支部
発表者:芝池 英樹(京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科 助教授)
会場:東邦レオ株式会社 本社会議室

発表の概要:
はじめは,スコットランド地方のGlasgow近郊East KilbrideにあるBRE(British Research Establishment) Scotland(http://www.bre.co.uk/)訪問について報告であった。BREは英国の国立試験研究所として設立された機関であるが、法人化を経て現在は完全に民営化されている。企業と提携して、さまざまな製品の検証実験や性能試験をすると共に,技術的アドバイスを提供している。英国に2箇所の施設があり、特に英本島北部に位置するBRE Scotlandは、風雨と低温の厳しい冬期自然環境に曝されていることから暴露試験等に適した環境であり、施設の外でも多くの試験を行なっている。外断熱を含む断熱外皮に関わる保温性能,防水性能,耐久性について屋内試験や暴露試験を多数実施している。(写真:Photo01〜Photo04)  次に,スコットランドBlairgowrieに本社を置くA.Proctor社(http://www.proctorgroup.com/)訪問について報告された。景観保全のための建築規制により平屋建て,もしくは部分的2階建ての木造住戸しか認められない同地方で、従来の天井断熱(Cold Attic)に対して勾配屋根の小屋裏を居室として活用するための断熱改修方法(Hot Attic)の特徴と防湿等の注意すべき問題点について解説された。透湿防水膜(Breathable Membrane)等のA.Proctor社の各種建築膜材は、このような改修事例における解決策をも提供するもので,その技術解説と性能実証実験や施工現場の視察結果が概説された。(写真:Photo05〜Photo08)また,Edinburgh市街の最近の建築事情が報告された.(写真:Photo09〜Photo12)最後は,ドイツのMunchen近郊Holzkirchenにあるフラウンホーファー建築物理研究所ホルツキュルヘン支部の視察について報告された。室内仕上げ材の吸放湿性能同定と多数室室内熱・湿気同時移動モデル開発のための屋内実験施設や開口部を含む断熱外皮のエネルギー性能を画期的改善のための屋外暴露実験棟,および室内空気質改善と建築部材の腐朽防止のためのカビ繁殖モデル開発のための培養実験について解説された。
 また、上記の建築物理と外皮性能向上に関する視察報告のほかに、町並みや印象的な建築ファサードの事例をデジタル・スライド再生によって紹介された。外断熱外皮のデザインの点で、参加者も感銘を受ける事例が多数あった。(写真:Photo13〜Photo20)


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http://・・・(只今、更新中です、もう少しお待ち下さい。)

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投稿者 hpnew : 2004年10月27日 03:14